烏帽子岳(えぼしだけ)は、長野県大町市と富山県富山市にまたがる飛騨山脈中部に位置する標高2,628mの山。山域は中部山岳国立公園に指定され、日本二百名山に選定されている。頂上部にオベリスク(縦長の柱状の岩)がある特徴的な山容を持つ。東側の高瀬ダムからの登路であるブナ立尾根は標準的な速さでも登った場合4時間ほど急登が続き、赤石山脈甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根、上越・谷川岳への西黒尾根とあわせて"日本"三大急登といわれる。日本三大急登とともに、剱岳の早月尾根・燕岳の合戦尾根と同様、北アルプス三大急登のひとつでもある 。(笠ヶ岳の笠新道に関しては、昭文社・「山と高原地図」に記載なし)通称裏銀座といわれるコースの起点となる山である。山頂の南側には烏帽子池があり、北側には四十八池と呼ばれる池塘が点在し、ウサギギク、タカネバラなどの高山植物の群生地となっている。「烏帽子岳」及び「烏帽子山」という名称をもつ山は日本全国に多数ある。山名は、山頂のが尖った花崗岩の形状が烏帽子に似ていることに由来する。古くは「折岳」と呼ばれていた。江戸時代の越中絵図では、奥山廻りの木材盗掘者の名前に由来して「三吉岳」と記載されていた 。南側にはニセ烏帽子岳と呼ばれる標高2,605mのピークがあり、間近に烏帽子岳の岩峰を望むことができる。高瀬川と黒部川支流の東沢谷に挟まれた飛騨山脈の主稜線上にあり、南側には三ツ岳、北側には南沢岳がある。さらに北側の後立山連峰へと繋がる。ブナ立尾根の登山道と主稜線との合流点付近に最寄りの山小屋である烏帽子小屋がある。キャンプ指定地があり、周辺には烏帽子ヒョウタン池がある。ブナ立尾根登山口は高瀬ダムから徒歩約30分。高瀬ダムへのアクセスは高瀬ダムを参照。
出典:wikipedia
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