国立土木学校()は、フランスの理工系高度職業人養成のための高等教育機関で、グランゼコールのひとつ。理系グランゼコールの中で入学難易度が非常に高く、トップクラスのエリート校と認識されている。という名前なので、ENPC（ウー・エヌ・ペー・セー）、（ポンゼショセ）、もしくは、（エコール・デ・ポン）と呼ばれている。元々はパリ中心地（サンジェルマン）にキャンパスがあったが、そのキャンパスをビジネススクールに残し、理系本校は2000年にパリ郊外のシャン＝シュル＝マルヌにキャンパスを移動した。近年、国立土木学校はエコール・ポリテクニーク、パリ国立高等鉱業学校などと共にParisTechに加盟している。1747年に最古のグランゼコールとして、ルイ15世の勅令によって、国家建設に不可欠な土木・建築領域におけるテクノクラート養成を目的として創立された。歴史的には、土木建築、交通、環境、都市計画、工業、産業工学、ロジスティックスの領域に強みをもち、近年では90年代にビジネススクールを設立したのに加え、2000年に入ってから商科系のグランゼコールであるESSEC（エセック）と業務提携するなど、経営学や経済学にも得意領域を拡大し、即戦力のビジネスエリート育成に力を注いでいる。国立土木学校は、歴史的に産業界における即戦力の経営リーダーを育成してきた経緯も踏まえ、特定領域に対するスペシャリストの育成よりも汎用的なエンジニアやビジネスマンを育成することをモットーとしてきた。提供する教育プログラムは大きく以下の3つに分類されるまた、国立土木大学は、エコール・ポリテクニークの継続進学校であり、Corps des Ponts et Chaussées という特設コースも用意している。近年、東京大学、東京工業大学と本校の間でダブルディグリープログラムが締結されており、毎年数名の学生を本校へ派遣している。 同様に、本校からも日本へ学生が派遣されている。各工学プログラム・Ph.Dプログラムは、以下の6つの学部から提供されている：・土木工学・建築学部 ・交通・都市計画・環境学部 ・機械工学・物質科学学部 ・応用数学・コンピュータサイエンス学部 ・経済・ファイナンス学部 ・産業工学・経営学部 またMBAプログラムは、ENPC School of international Managementから提供されている。以前はMBA東京校を設置していたが、名古屋大学との提携のため移転。現在は、世界戦略の一環で、アジア地区においては上海の大学と提携している。また、Temple University(The Fox School of Business)とも現在、パートナーシップを組んでいる。国立土木学校は、INRIAと共にScilabのリード推進組織である。

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