(−)-α-ビサボロール (bisabolol)、別名レボメノール (levomenol) は天然に存在する単環式セスキテルペノイドの一種である。IUPAC名はビサボラ-3,7(11)-ジエン-10-オール bisabola-3,7(11)-dien-10-ol。無色の液体で、カモミール ("Matricaria recutita") や "Myoporum grassifolium" の精油の成分である。水、グリセリンには溶けないが、エタノールにはよく溶ける。エナンチオマーの (+)-α-ビサボロールは、天然には存在するもののほとんどみられない。有機合成によって製造されるのはラセミ混合物の (±)-α-ビサボロールである。甘い花のような弱い芳香を持ち、さまざまな香料に使われる。肌を保護する効果があるとされ、古くより化粧品にも用いられてきた。また、抗刺激性、抗炎症性、抗菌性を持つことが知られている。分子内に2か所ある不斉点について、6位の炭素原子(シクロヘキセン環の付け根)の絶対配置は ("S")、また7位の炭素原子(ヒドロキシ基の置換している位置)も ("S") であることが明らかにされている。ヒドロキシ基の位置が異なる異性体として、β-ビサボロール(CAS登録番号 [15352-77-9])がある。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する。
出典:wikipedia
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