LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

結合係数

結合係数(けつごうけいすう、)は、変圧器(トランス)の一次巻線と二次巻線との結合の度合いを示す無次元数である。記号では"k" で表し、0以上1以下の値をとる。この値が1に近い変圧器を密結合変圧器(または単に変圧器)という。通常の密結合変圧器の結合係数は"k" = 0.995程度の値を有する。この値が1よりも十分に小さい変圧器を磁気漏れ変圧器という。磁気漏れ変圧器の定義は難しいが、一般に"k" = 0.98以下であり、磁気漏れを積極的に利用するようにしたものが磁気漏れ変圧器あるいは共振変圧器として使われる。結合係数は言い換えれば変圧器の一次側・二次側それぞれの自己インダクタンスのうち、何割が変圧器として働き、何割がチョークコイルとして働いているかを表す係数であるといえる。理想的な変圧器の磁束は全て主磁束で構成され、漏れ磁束がない。この場合の結合係数"k" = 1である。しかし、実際の変圧器では漏れ磁束があるので、結合係数は1よりも小さくなる。そして、この漏れ磁束が変圧器の一次側、二次側にそれぞれ直列に接続されたインダクタンスになる。これが漏れインダクタンスである。漏れインダクタンスは変圧器の一次巻線または二次巻線に直列に接続されたチョークコイルと等価な働きをする。一次巻線、二次巻線の自己インダクタンスをそれぞれ"L"、"L" 、一次側、二次側の有効インダクタンス(励磁インダクタンス)をそれぞれ"M" 、"M" とすれば次の式が成り立つ。漏れインダクタンスは、等価回路においては一次側漏れインダクタンス"L" 、二次側漏れインダクタンス"L" として表される。つまり、変圧器として働くのは全巻線の自己インダクタンスのうちの"k" 倍である。例えば結合係数"k" = 0.7 として、一次巻線の自己インダクタンスが"L" = 1 H ならば、変圧器として働く有効インダクタンスは"M" = 700 mH であるということになる。そして残りの部分 300 mH は漏れインダクタンスになる。これは二次巻線側においても同じことが言える。一次巻線側、または二次巻線側にインピーダンス変換した漏れインダクタンスは"L" 、"L" とも同じ値になる。また、結合係数は一次側から見ても二次側から見ても同じ値である。励磁インダクタンスと相互インダクタンス"M" との関係は以下のとおりである。変圧器の結合係数は、JIS C5321に定められた測定法によって自己インダクタンス"L" と漏れインダクタンス(短絡インダクタンス)"L" を実測して求める。"L" は変圧器の一次巻線、または二次巻線を短絡して、他方から実測することにより得られる値である。実測した"L" と"L" から以下の式で結合係数"k" が求められる。結合係数は一次側から実測しても二次側から実測しても同じ値になる。一般的な変圧器の性質として、漏れ磁束の効果を一切考慮しない理想変圧器においては、巻数比(変成比)"N" /"N" と変圧比"V" /"V" は等しくなる。しかし実際の変圧器の結合係数まで考慮に入れた場合、変圧比は以下のようになる。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。