海南湯浅道路（かいなんゆあさどうろ）は、かつて存在した、和歌山県有田郡吉備町（現有田川町）水尻から和歌山県海南市藤白を結ぶ自動車専用道路（高規格幹線道路）。近畿自動車道紀勢線（阪和自動車道）に並行する国道42号の自動車専用道路として整備された。大阪・和歌山方面 - 阪和自動車道 - 海南湯浅道路 - 湯浅御坊道路 - 阪和自動車道 - 紀勢自動車道 -"（未開通）" - 那智勝浦新宮道路 - "（未開通）" - 熊野尾鷲道路 - "（未開通）" - 紀勢自動車道 - 伊勢・津・名古屋方面2005年4月1日にこの区間が一般有料道路から高速自動車国道に変更され、阪和自動車道に編入された。編入と同時に通行料は普通車（海南-有田）で930円だったのが500円になるなど大幅に値下げされている。但し、当該区間のキロ当たり料金は通常の1.6倍となっており、他の区間よりも高く設定されている。現在の阪和自動車道で最長となる長峰トンネル(3,831m)を始めとした長大トンネルの多い区間であり、また暫定2車線で対面通行でもあるため、一般有料道路時代から行楽シーズンなどには渋滞の多発する区間であった。高速自動車国道に編入される直前から4車線化工事が開始され、下り線（御坊方面）が先行して2010年7月16日片側2車線化を行い最高速度が80km/hに向上した。上り線（海南方面）も翌年の2011年5月21日に4車線化が完成した。因みに当初は完成2車線（後に暫定2車線・完成4車線に計画変更）で建設されたため、4車線化工事にあたっては海南ICや下津IC、有田IC付近では幾度となく車線が切り換えられ難工事となった。このため、下り線新線移行直前は海南IC下り線入口と下津IC出口が21日から30日間閉鎖された。なお、終点の海南ICから起点の吉備ICに向かってインターチェンジ番号が振ってある。阪和自動車道に並行していて事実上一部区間となっているため、一般的には和歌山方面が上り線、白浜方面が下り線となる。ここでは、海南ICから有田ICの方向で記述する。太字は、海南湯浅道路として建設されたもの。平日24時間交通量（台）（上下合計）

出典:wikipedia