函南町(かんなみちょう)は静岡県東部の町。神奈川県に接し、近隣の沼津市や三島市などとともに、県東部の中心都市部を形成する。伊豆半島の付け根に位置する町で、箱根(別名:函嶺)の南に由来する町名に表れるように、箱根山の南西麓と、そこから南へと続く丹那山地の山稜西側の丘陵地に加え、田方平野の一角を町域とする。自然環境は、山間地に標高1000mクラスの山があり、箱根山、鞍掛山、玄岳に囲まれた豊かな自然環境を有している。町の中間に位置する丘陵地は概ね海抜30〜40mで、ならだかな台地がつづく畑作地帯である。平坦部は海抜7m程度で、水田地帯でもあるが、人口の約60%が集中し、市街地が形成されている。町は近隣の都市のベッドタウン要素が強く、JR東海道線の三島駅の開業後、急速に発展した。町内にある函南駅は東京駅から直線で約100km圏内の距離に位置し、南関東や東京都心部への通勤も可能である。町の東側に広がる急峻な山地は別荘地も発展している。市街地は町を東西に走る熱函道路と、田方平野を南北に走る国道136号沿いに広がり、三島市から商業地や住宅地が続く。山間地、丘陵地の大部分が第四紀の火山砕屑物で形成され、安山岩、火山岩、ローム層及び軽石層からなり、火山帯が南北に走り北伊豆断層帯に丹那断層をはじめとした複数の断層を含む。平坦地は、狩野川及びその支流の来光川、柿沢川によって運ばれた土砂が堆積した第四紀新層の沖積土からなる。比較的海岸に近い地域であるが、日中と夜間の気温差は大きく、内陸性盆地気候の傾向がある。特に、冬の夜間の冷え込みは厳しく、年平均気温は静岡県内の他の地域と比較してやや低い傾向にある。年間降水量は、約1700mm〜2000mm程度、年間を通して最も多い風向きは東寄りと西寄りで、秋から冬にかけて比較的弱いが、低気圧の通過に伴い、一時的に西南西の強風が吹く事もある。人口は長年増加傾向にある。2010年(平成22年)の国勢調査の速報値で初めて人口が減少に転じたが、周辺市町も同様に減少しており、減少率は周辺市町よりも小さい。歴代町長町の政策は、主に第5次函南町総合計画(後期計画:平成24年度から平成28年度)に基づき、伊豆縦貫自動車道(東駿河湾環状道路)を中心に都市再生整備計画が進められている。町は上記道路の開通を「函南の第三の夜明け」と位置付け、伊豆縦貫自動車道(東駿河湾環状道路)へのアクセス道路の整備や下水道や高架下の公園整備などが進められている。また、塚本に「(仮)伊豆ゲートウェイセンター函南(川の駅・道の駅)」を開発する事を計画している。道の駅については伊豆半島にある近隣の道の駅とともに2015年(平成27年)1月30日に「伊豆半島の特色ある「道の駅」が連携しブランド化」を理由に重点道の駅に選定されている。函南町が所属する田方郡は平成の大合併により伊豆の国市と伊豆市が誕生し、現在は函南町のみとなった。函南町は周辺の沼津市や三島市を中心とする合併問題(静岡県東部 政令指定都市構想など)に揺るがされ、周辺市町と同じく合併はしていない。過去に提言されてきた合併案は下記のとおり。ジオパークとは、「地球活動の遺産を主な見所とする自然の中の公園」のことであり、県東部の自治体が、伊豆の自然遺産の保護と観光振興などを目的として、2011年に伊豆半島ジオパーク構想を立ち上げ、認定に向けて取り組んできた。2012年に日本ジオパークネットワークへの加盟が認められた。函南町におけるジオサイトは、 丹那断層をはじめとする丹那断層帯が創り上げた地形などがある。 カーマン市(アメリカ合衆国 カリフォルニア州)1985年10月12日姉妹都市提携小売業とサービス業が主たる産業でベッドタウンを支える。町内を貫く熱函道路や国道136号沿いに、小売業やサービス業の店舗が集中する。丹那地区は酪農が盛んで明治時代の初めには乳牛の飼育が行われ100年以上の歴史を持つ。製造業としては三島市より2006年秋に山本食品が移転、三島わさび工場を開設。工業としては寺岡製作所が上沢地区に函南工場を置き粘着テープの生産を行っている。 2015年には「アジア・ビアカップ」のライトラガー・瓶ビール部門において、「風の谷ビール ピルスナー」が銅賞を受賞した。その他、東海道新幹線が熱海駅 - 三島駅間で函南町を通過しているが、ほとんどがトンネル区間となっている。【高速道路】【国道】【県道】【有料道路】
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。