新函館北斗駅(しんはこだてほくとえき)は、北海道北斗市市渡にある北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線、函館本線(本線)の駅である。駅番号はH70。電報略号はハテ。2006年に旧大野町と旧上磯町が合併して北斗市となるまで、町の中心部からはかなり離れていたものの大野町の代表駅だった。藤城支線を経由する下り普通列車は当駅を経由しない。2016年(平成28年)3月、北海道新幹線開業により渡島大野駅(おしまおおのえき)から新函館北斗駅に改称され、函館駅方面へのアクセス駅となり、特急「北斗」・「スーパー北斗」が停車して新幹線と接続するほか、函館駅からの新幹線アクセス列車「はこだてライナー」も接続する。北海道新幹線が将来札幌駅まで延伸されるまで、日本最北端の新幹線の駅となる。新駅舎は壁面が高さ15メートルのガラスで覆われており、2階からガラス越しに函館山を望むことができる。支柱は北斗市三ツ石(渡島当別)にある灯台の聖母トラピスト大修道院前のポプラ並木をイメージした。天井や壁面には地元産の道南スギ材を張り、内装には北斗市茂辺地が道内発祥の地とされる煉瓦も使用されている。南口と北口を結ぶ自由通路の壁面もガラス張りで、2階からは新幹線ホームを見下ろせる。 駅舎の南側は北斗市観光協会が運営する「北斗市観光交流センター」となっており、1階にアンテナショップと交流スペース、2階に観光案内所と飲食店を構える。JR北海道は、函館市街までの所要時間を短縮するため五稜郭駅 - 当駅間を交流電化する旨を発表し、2013年(平成25年)3月に同区間の電化工事を開始、2016年3月26日より733系電車を用いて、はこだてライナーの運行を開始した。終日社員配置駅。みどりの窓口・指定席券売機・在来線近距離券売機、自動改札機(在来線・新幹線とも)が設置されている。相対式ホーム2面2線を持つ橋上駅であるが、12番線ホームの反対側は札幌駅延伸時にもう1線増設する予定となっている。11番線ホームは在来線1・2番線ホームと同一平面上にあり、乗り換え改札を介して行き来が可能。また11・12番線ホームからは階段・エスカレーター・エレベーターが橋上駅舎に通じており、ここに出口及び在来線乗り換え改札が設置されている。新青森・東京方面から来た列車のほとんどは12番線ホームに到着し、いったん新青森側の引き上げ線に入ってから始発列車として11番線に入る。駅にはみどりの窓口のほか、新幹線改札口には、指定席券売機、新幹線自動改札機(モバイルSuica対応)が設置されている。2面4線の構造。2番線を切り欠いて1番線が設置されている。この1番線は函館駅とのシャトル列車「はこだてライナー」専用となっており函館駅方面からの行き止まりとなっている。1・2番線ホームは新幹線11番線ホームとの乗り換え改札が設置されている。この両線は電化されている。島式の3・4番線は非電化である。在来線改札口および新幹線との乗換改札口には、在来線近距離券売機、自動改札機が設置(いずれもICカード乗車券未対応)。新幹線との乗り継ぎ改札内にはマルス端末が1台設置されており、途中の無人駅からの乗客に対する乗車券・新幹線特急券の発券と乗り越し精算が対応可能になっている。函館駅へのリレー列車の運行を想定し、乗り継ぎ時間を短く抑えるホームの配置が課題となっていた。九州新幹線の新八代駅で行われていた対面乗り換えが理想とされたが、札幌方面への乗り継ぎも考慮する必要があり、単純ではなかった。2012年(平成24年)2月にホーム配置の案が公表された。それによると、在来線側が島式ホーム1面2線および単式ホーム1面1線、さらに島式ホームの反対側に函館駅方面へのリレー列車「はこだてライナー」専用となる切欠きホーム1線を設け、計2面4線となる。切欠きホームになっているのは、新幹線と平面乗り換えができるように、連絡通路・改札で相互のホームを接続するためである。新幹線側が相対式ホーム2面2線となり、一方が前述の連絡改札で在来線側と接続する。ただし、在来線ホームと平面で接続されている新幹線ホームが1つであるため、新幹線下りのほとんどの便で平面乗り換えができないという課題がある。2013年(平成25年)3月に公開されたホーム配置の図では、2012年(平成24年)2月の案に加え、札幌駅延伸までに新幹線ホームの最も外側に1線を整備する予定とし、最終的に2面3線になるとしている。在来線ホームの計画には特に変更はない。なお、新設の「はこだてライナー」専用線を1番線とし、現在の1番線は、2番線に改番された。また、乗換改札は新幹線11番線ホームと在来線1・2番線ホームの間と、駅舎上の2箇所に設置。なお、「はこだてライナー」は通常3両編成だが、混雑時には6両編成に増結されるため、有効長は6両分となっている。仮称は「新函館駅」であったが、駅の所在地である北斗市の海老沢順三前市長が市議会で「北斗駅にすべきだ」と発言して異議を唱え、これに対し函館市側が即座に抗議。そのため駅名の正式決定には様々な紆余曲折があった。そのため、「函館北斗」などの仮称も見られた。2010年(平成22年)現在は田畑が広がる駅周辺についても、新駅建設時には北斗市により、駅南側の13.5ヘクタールの区画整理を中心とした開発が行われている。2013年(平成25年)11月には、青森県で駅弁製造を行っている吉田屋が、北海道新幹線の車内販売向けの弁当の製造を中心とした弁当工場を建設する意向を示している。また、2014年(平成26年)6月には、ニッポンレンタカー北海道、オリックス自動車、タイムズモビリティネットワークスのレンタカー3社が共同で、正式に進出することが決まり、2016年(平成28年)3月18日に営業所を開設した。単式ホーム・島式ホーム複合型の2面3線を有する地上駅。互いのホームは両ホーム北西側を結んだ跨線橋で連絡していた。駅舎側(構内西側)から1、3、4番線で、1番線が単式、3、4番線が島式ホームとなっていた。1993年(平成5年)時点では4番線の外側、及び1、3番線の間の中線(2番線)、各1線を側線として有していた。このうち、少なくとも3番線の外側の側線は2013年3月時点で現存していた。そのほか1番線旭川方から分岐し2線に別れる側線を1線、4番線の外側に側線を1線有した。1983年(昭和58年)時点では4番線の外側の側線、および1・3番線の間の中線(2番線)はそれぞれ貨物列車用の副本線となって運用されていた。そのほか4番線の外側に函館方からさらに分岐し、3線に分かれる側線も有していた。七飯駅管理(夜間連絡先は五稜郭駅)の無人駅であった。駅舎は構内の南西側(旭川方面に向かって左側)に位置し、単式ホーム中央部に接していた。有人駅時代の駅舎は改築され出入口上部の合掌や左右対称の出窓があるログハウス風の建物となっていた。駅舎内にトイレを有していた。新幹線用の新駅設置のため、2012年(平成24年)からは仮設の駅舎が設けられていた。駅の銘板と駅施設である煉瓦造りの作業小屋については、保存されることとなっている。なお、新駅舎は当初は2015年(平成27年)6月に完成する予定であったが、工事の遅れで同年9月3日に延期された。有人駅時代には「水田発祥八郎沼公園のある駅」と記載された駅スタンプが設置されていたが、2008年(平成20年)時点では無くなっていた模様。駅名の由来は、所在する地名(旧大野町)に旧国名の「渡島」を付する。駅開業に先立つ1900年(明治33年)、本郷村や市渡村などが合併し大野村となった。本駅は旧本郷村の反対に遭い本郷村を通らず旧市渡村に作られたが、駅名には本郷が採用されたという。駅名は1942年(昭和17年)、村名と同じ(渡島)大野に改称された。
出典:wikipedia
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