ジェーン・カンピオン(Jane Campion、1954年4月30日 - )は、ニュージーランド出身の映画監督、脚本家。世界的に映画界で成功した女性映画監督の一人。ニュージーランドの首都ウェリントンに生まれ、オーストラリアのシドニーに育つ。父は舞台監督、母は舞台俳優という演劇一家に育つ(父と母は後年離婚している)。3兄弟の次女で姉と弟がいる。ヴィクトリア大学ウェリントンで人類学を専攻し、1975年に卒業する。大学卒業後はヨーロッパを放浪し、イタリアやイングランドに滞在した。ロンドンの広告会社で助手を務める。1979年から1981年までシドニー・カレッジ・オブ・アートで絵画を学ぶ。同校在学中の1980年に初の短編映画『"Tissues"』を制作する。1981年から1984年までオーストラリア・フィルム・テレビジョン・アンド・ラジオスクールで映画制作を学ぶ。同校在学中の1982年に発表した『ピール』はカンヌ国際映画祭短編映画部門パルム・ドールを獲得し高い評価を得た。1983年に『"Passionless Moments"』を発表する。映画学校を卒業後、1984年に『"After Hours"』、『"A Girls Own Story"』の監督、脚本を手がける。その後、オーストラリアのテレビシリーズ『"Dancing Daze"』(1986年)、『ルイーズとケリー』(1986年)を手がける。1989年に監督を務めた初の長編映画『スウィーティー』は、第42回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されるも審査委員の間で物議を醸す作品となる一方で、オーストラリア映画批評家協会賞映画賞、監督賞、主演女優賞をトリプル受賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞新世代賞、インディペンデント・スピリット賞外国映画賞(1991年)、ジョルジュ・サドゥール映画賞最優秀映画賞を受賞するなど世界各地で高い評価を得た。1990年にニュージーランドの自叙伝作家ジャネット・フレームを描いた『エンジェル・アット・マイ・テーブル』を発表した。1993年に公開された『ピアノ・レッスン』で女性監督として初、またニュージーランド出身の映画監督として初となるカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。また、アカデミー脚本賞主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、セザール賞外国語映画賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞ほか各国の映画賞も受賞した。1997年にはヴェネツィア国際映画祭の審査委員長を務めた。2013年には第66回カンヌ国際映画祭において、シネファウンデーション及び短編部門の審査委員長を務めた。またこの年に、原案・監督・脚本を共同で務めたイギリスのテレビドラマ『"Top of the Lake"』が批評家に絶賛された。。2014年の第67回カンヌ国際映画祭で審査委員長を務めることが発表された。1992年にテレビプロデューサーのコリン・イングラートと結婚した。1993年にジャスパー(男児)を出産するも12日後に死亡した。1994年に長女アリス(女優)、1996年に次女ジェーン、2001年に長男マイケルを出産した。長女のアリスは女優として活動しており、母ジェーンに帯同して映画祭に出席する機会も多い。現在はシドニー在住。
出典:wikipedia
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