『ブレイブハート』(原題: "Braveheart")は、1995年のアメリカ映画。メル・ギブソン主演・監督。アカデミー音響効果賞、アカデミー作品賞、アカデミーメイクアップ賞、アカデミー監督賞、アカデミー撮影賞を受賞した。スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画である。13世紀末のスコットランド、残虐で冷酷なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を殺害されるも、難を逃れたウィリアム・ウォレス。成人して彼は故郷に戻り、そこで幼なじみのミューロンと恋に落ち、結婚する。しかし彼女はイングランド兵の手によって殺害される。ウォレスは復讐を決意、圧政に苦しむスコットランドの民衆の支持もあり、抵抗運動は熱を帯びていく。政治評論家たちの中には、この映画が1990年代半ばから終わりにかけて盛り上がったイギリスからの「独立」をめぐるスコットランド独立運動の政治的な展望に影響を与えたと主張する者もいる。この映画は、イングランドによるスコットランド支配の感情的な側面をよく描き出している。その情景は、1980年代から1990年代にかけてのスコットランドにおける保守党政権の不人気と関連して考えられた。また、スコットランドにおけるナショナリズム感情の高まりに寄与し、1997年の総選挙の結果に影響を与えたという説もある。1997年の総選挙において、スコットランドにおける下院72議席のうち3議席を有していたスコットランド国民党(SNP, Scottish National Party)は6議席を獲得し、勢力を倍増させた。また、総選挙における労働党の勝利が、スコットランド議会の設置を問う1997年9月11日の住民投票に繋がった。1997年には、メル・ギブソンの姿をウィリアム・ウォレスとして模った12トンの砂岩による彫像が、スコットランド・スターリングの近くのナショナル・ウォレス・モニュメントの駐車場前に設置された。映画自体と同様に、『ブレイブハート』のサウンドトラックも大きなセールスを記録している。サウンドトラックは、『エイリアン2』(1986年)、『アポロ13』(1995年)、『タイタニック』(1997年)、『スターリングラード』(2001年)を手がけている作曲家ジェームズ・ホーナーによって制作された。ロンドン交響楽団の演奏による。作曲された楽曲は、スコットランド音楽とケルト音楽を統合したものとして捉えられている。1997年には続編が発売された。インターナショナル盤およびフランス盤が発売されている。オリジナル・アルバムは77分の演奏が収められており、それぞれが映画の象徴的なシーンから取られている。メインテーマをトランスミュージシャンのDJ Sakinがリミックスした「Protect Your Mind」が、ドイツのチャートで3位、イギリスのチャートで4位を記録した。日本盤は『ブレイブハート オリジナル・サウンドトラック』として、ユニバーサルから1995年9月25日に発売された。曲名も翻訳されている。以下に挙げるのは原曲名である。続編的なアルバムで、実際の映画から多くの「語り」が収められ、物語性が増している。日本盤は『モア ミュージック フロム ブレイブハート』として、ユニバーサルから1998年5月13日に発売された。曲名は翻訳されているが「語り」の対訳は付属していない。以下に挙げるのは原曲名である。
出典:wikipedia
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