十日町市(とおかまちし)は、新潟県の南部にある市。市の中央を日本一の大河である信濃川が流れ、十日町盆地とともに雄大な河岸段丘が形成されている。市の南部には日本三大渓谷に数えられ、上信越高原国立公園の一部である清津峡、西部には日本三大薬湯のひとつ松之山温泉がある。日本有数の豪雪地帯として知られていて、冬には2m~3mの積雪となり、特別豪雪地帯に指定されている。十日町市を含むこの地方一帯で人類の活動が始まったのは大変古いと見られていて、河岸段丘上のあちらこちらで旧石器時代の石器類が出土している。笹山遺跡から発掘された火焔型土器・王冠型土器を含む深鉢形土器群は、5,000年ほど前の縄文時代中期に作られたものと推定され、2014年現在、新潟県では唯一の国宝であり、かつ、縄文時代の土器としては唯一の国宝である。魚沼産コシヒカリの産地として、全域で稲作が広く行われている。また、かつては京都・西陣と並ぶ織物の一大産地だったが、近年は需要の低迷により産業としての規模は往時よりも著しく縮小している。2000年から3年に1度開催されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は世界最大級の野外アート展として知られ、国内外から多くの来訪者がある。十日町市は新潟県の南東部に位置し、左に越後山脈が聳える。信濃川の宮中取水ダムは過去70年間、首都圏の鉄道の動力源であったが、そのために本来の信濃川の水量が激減し枯渇寸前となり「河原砂漠」とまで呼ばれるようになった。2008年JR東日本による河川法違反(不正取水)が発覚し、同社は国により水利権を剥奪され、70年ぶりに奔流を回復した。ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候に属す。世界有数の豪雪地帯で年間降雪量は平均で1169cmにも及ぶ。国から特別豪雪地帯の適用を受けており、最深積雪は平年でも2mを超える。妙高市関山(1172cm)、魚沼市守門(1343cm)、津南町津南(1349cm)、湯沢町湯沢(1180cm)などの地域と共に新潟県でも降雪量や積雪量が非常に多い地域。冬の気温が低いため、融雪が起こりにくい。近年では2012年2月11日に最深積雪323cmを記録した。十日町市はスポーツ合宿のメッカで、主に関東方面の学生を中心に毎年多くのチームが、市内のスポーツ施設と宿泊施設を利用して合宿を行っている。特に2002 FIFAワールドカップでサッカークロアチア代表のがキャンプを行った「クロアチアピッチ」は、J1チームやアンダーカテゴリーの日本代表チームのキャンプ地や、なでしこリーグ戦の会場となっている。新潟県中越地震が発生した直後には、クロアチアサッカー協会やクロアチア大使館から激励の為の書簡が送られた。このような経緯がある為、2006 FIFAワールドカップでサッカー日本代表とクロアチア代表が対戦する際、市内では両国の代表を応援しようとする機運が高まった。また、日本全国に名前が知られている、JOC公認の合宿所「桜花レスリング道場」があり、毎年全日本女子レスリング選手が世界選手権やオリンピック出場を目指し厳しいトレーニングを行われている。冬季はクロスカントリースキーが盛んで、全国レベルの選手を多く輩出し、最近は世界選手権やワールドカップに日本代表選手として活躍している。2014ソチ冬季オリンピックでは、十日町市出身の宮沢大志選手がクロスカントリースキー競技で、小林美貴選手、中島由貴選手の2名がバイアスロン競技で出場した。SAJ公認で冬季国体クロスカントリースキー競技を開催した「吉田クロスカントリー競技場」では、全日本スキー選手権大会や全国規模の大会が開催され、選手役員から高い評価を受けている。主に長岡方面と高速バス新潟方面に越後交通、川西・小千谷方面は北越後観光バス、松代・松之山方面は東頸バス、それ以外は南越後観光バスが運行している。信濃川南岸経由小千谷市街地・長岡方面は朝晩は30分~60分間隔、昼間は2時間間隔で運行している。八箇峠・六日町経由新潟行き高速バスは1日2往復運行している。津南方面は25分~75分間隔で運行している。川西経由小千谷方面は1日7往復の運行、上野までは15分から90分間隔で運行。その他鉢・六箇・長里・後山方面に路線がある。松代・松之山方面は1日5往復運行している〔日曜・祝日は4往復〕大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレは、2000年からスタートし、3年に1度開催している世界最大級の野外美術展。空家、廃校、自然の中にアート作品が多数展示し、アートを媒介にして地域の魅力を発信する試みは、新しい地域づくりのモデルとして高い評価を得ている。3年に1度の本番年以外にも、常時約200点のアート作品が恒久設置されており、近年では地域全体をひとつの大きな美術館として捉え、「大地の芸術祭の里」として、通年での観光誘客を目指している。
出典:wikipedia
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