ストック・エイトキン・ウォーターマン(Stock Aitken Waterman)(頭文字を取ってSAWとも呼ばれる)は、イギリスの音楽プロデューサーチームである。マイク・ストック()、マット・エイトキン()、ピート・ウォーターマン()三者によりソングライト・プロデュースを行い、プロモーション・プロダクション運営(A Stock/Aitken/Waterman Production)・レコード会社経営(PWL Records)、をピート・ウォーターマンが代表者とする80年代を代表するプロデューサー・チームである。1980年代後半から1990年代初頭を中心に、プロデュースした代表的なアーティストに、カイリー・ミノーグ、リック・アストリー、バナナラマ、デッド・オア・アライヴ、ジェイソン・ドノヴァン、ヘイゼル・ディーン()、ソニア()、シニータ他、多数のアーティストのプロデュースを手がけ、世界中のヒットチャートを席巻した。また、日本人アーティストのプロデュースもこの当時手がけており、Kakko(現在、女優の鈴木杏樹)がいる。SAWのヒット曲を連発させたプロデュース手法は、小室哲哉等にも影響を与え、その後の日本の1990年代の小室哲哉プロデュース楽曲ブームを生み出すことになった。小室哲哉自身の楽曲にも、ピート・ハモンド、デイヴ・フォード等のPWL所属のリミキサーが参加している。彼らのプロデュースするサウンドは、1960年代のモータウンのメロディーを取り入れ、打ち込みビートのリズムと融合した、しっかりとしたサビのあるディスコ・ダンスの明るいポップスが中心で、高いクオリテイを持った、一聴して彼らのプロデュースであることがわかる独特のサウンドとなっている。80年代後半の初期ユーロビートを代表し、かつ80年代前半のハイエナジーサウンドの流れを汲んでいる。当時の華やかなシンセリフやパンチのあるベースなど厚みのあるゴージャスなサウンドは、ピート・ハモンド()、デイヴ・フォード(Dave Ford)、フィル・ハーディング(Phil Harding)&イアン・カーノウ(Ian Curnow)などのPWL所属の優秀なミックスマスター・レコーディング・エンジニアによってSAWサウンドが支えられている。彼らの音楽レーベルがPWL (Pete Waterman Limited)レコードである。2008年現在はピート・ウォーターマンの単独プロデュースとなっておりPWE(Pete Waterman Entertainment)<>に変わっている。マイク・ストックも単独でプロデュース活動をしている。1990年代末、Pete Watermanは、Topham/Twiggらと組みステップス、Stock&Aitkenは(スクーチ)、2007年には再びリユニオンしたStock&Watermanでをプロデュースしている。2010年頃以降はマイクストック&ピートウォーターマン(Stock&Waterman)でリユニオンした楽曲提供が増えている。ユーロビジョン・ソング・コンテスト2010で、プロデュースした新人歌手Josh Dubovieの「That Sounds Good To Me」という曲で参加し、演奏後の一般投票では最も票を集めたが、審査自体は10点という結果で脱落する。ピートハモンドは2010年頃より再び多くの歌手のリミックスを精力的に行っており、最近ではカイリーミノーグの楽曲を数曲リミックスしている。また同時期より、PWLのファンでオーストラリアの歌手・プロデューサーである、ピーターウイルソン()は、PWL(SAW)メンバーからのソングライトを受けたり、共作を行い、リミックスは主にピートハモンドや、PWLのファンでオランダの新しいリミキサーであるマットポップ()によって、多数の自身の楽曲をリリースし、他の歌手へも楽曲提供している。これらはiTunes store等で音楽配信されている。
出典:wikipedia
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