ジョゼ・アルド(José Aldo、1986年9月9日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。アマゾナス州マナウス出身。ノヴァウニオン所属。ブラジリアン柔術黒帯。ルタ・リーブリ黒帯。現UFC世界フェザー級暫定王者。元UFC世界フェザー級王者。元WEC世界フェザー級王者。柔術の名門ノヴァウニオンとブラック・ハウスで培ったトップクラスの寝技に加えて、一流キックボクサーに匹敵する強烈な打撃を兼ね備えており、特にパンチ、ローキック、跳び膝蹴りを得意とする。また、打撃・テイクダウンのディフェンス能力の高さにも定評がある。「総合格闘技のフェザー級世界最強」「世界フェザー級絶対王者」と評価されており、パウンド・フォー・パウンド最強の有力候補にも挙げられていた。ファヴェーラで生まれ、貧しい家庭に育つ。幼少時代はサッカーに勤しみ、セミプロ選手として活躍。14歳の時にブラジリアン柔術を始め、茶帯時代には世界王者となりフーベンス・シャーレスからも勝利を挙げている。マルコ・ロウロやペドロ・ヒーゾに師事し、2004年に17歳で総合格闘技デビューし、2005年には修斗米大陸フェザー級(-60kg)2位にランクされた。2005年11月25日、Jungle Fight 5でルシアノ・アゼベドと対戦し、チョークスリーパーで一本負け。キャリア8戦目で初黒星を喫した。2007年7月27日、初参戦となったパンクラスで昇侍と対戦し、3-0の判定勝ち。2008年6月1日、WEC初参戦となったWEC 34でアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラと対戦し、パウンドでTKOし、元修斗世界王者から勝利を挙げた。11月5日のWEC 36ではジョナサン・ブルッキンズと対戦し、パウンドでTKO勝ちを収めた。2009年1月25日のWEC 38でローランド・ペレス、3月1日のWEC 39でクリス・ミックルにそれぞれTKO勝ちを収めた。6月7日、WEC 41のカブ・スワンソンとの対戦では1ラウンド開始8秒、左右の跳び膝蹴り2連打でTKO勝ちを収めた。2009年11月18日、WEC 44でマイク・トーマス・ブラウンの持つフェザー級王座に挑戦し、2ラウンドにバックマウントポジションからのパウンドでTKO勝ちを収め王座獲得に成功。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2010年4月24日、WEC 48にてWEC世界フェザー級タイトルマッチの防衛戦でユライア・フェイバーと対戦。フェイバーの打撃を5Rの間ほとんど受けず、ローキックで脚にダメージを与えて何度も転倒させると、打撃でも何度もフェイバーをぐらつかせて3-0の判定勝ち。これでアルドは10連勝となり、王座の初防衛に成功した。その後9月30日のWEC 51ではマニー・ガンブリャン相手に2度目の防衛に成功した。2010年10月28日、UFCがWECを統合することが発表され、新設されるUFC世界フェザー級王座に認定された。2011年1月1日、UFC 125でジョシュ・グリスピとUFC世界フェザー級タイトルマッチで対戦予定であったが、負傷により欠場となった。2011年2月下旬からオランダへと渡り、アンディ・サワー率いるチーム・サワーとメジロジムにて打撃特訓を行った。この際、サワーから打撃を教わる一方で、サワーに総合のテクニックなどを教えるなど、お互いに協力し合った。2011年4月30日、UFC 129でマーク・ホーミニックとUFC世界フェザー級王座の防衛戦で対戦し、キックボクシングの北米王座も獲得しているホーミニックをスタンドの打撃で圧倒して2度ダウンを奪い、4Rまで圧倒。5Rに急にスタミナ切れを起こして苦戦したものの、3-0の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。試合後、試合の1週間前に足のつま先の傷から細菌が感染して抗生物質を投与していたが、その抗生物質が効かなかったことでアルドが本調子でなかったことをジム関係者が明らかにした。2011年10月8日、UFC 136でフェザー級に転向したケニー・フロリアンとUFC世界フェザー級王座の防衛戦で対戦し、終始相手の持ち味を潰しつつ、パンチを的確に当て続け判定勝ち。2度目の王座防衛に成功した。フロリアンは「アルドのローキックは人生で受けた蹴りで一番痛かった」と語り、それによる右脚の負傷が引退の要因の一つとなった、と語っている。2012年1月14日、母国ブラジルのリオデジャネイロ州で開催されたUFC142でチャド・メンデスとUFC世界フェザー級王座の防衛戦で対戦。1R終了間際にメンデスのタックルを切って、振り返りながらの膝蹴りでメンデスをダウンさせるとそこに追撃してKO勝ちを収め3度目の王座防衛に成功した。2012年7月21日のUFC 149でエリック・コクとUFC世界フェザー級王座の防衛戦を行う予定であったが、アルドの怪我によりUFC 153に延期になった。しかしコクが負傷で欠場、代役には階級を落としたフランク・エドガーが抜擢された。しかし今度は交通事故に巻き込まれたアルドの負傷欠場が発表され試合はUFC 156に延期された。事故についてアルドは「コーチがトレーニングできず100%ではない上に脚を負傷したままの状態で戦うべきではないというアドバイスをくれたので、残念だが今回は出場を回避した」と語っている。2013年2月2日、UFC 156でフランク・エドガーとUFC世界フェザー級王座の防衛戦で対戦し、3-0の判定勝ちを収め4度目の防衛に成功。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2013年8月3日、ブラジルで開催されたUFC 163のUFC世界フェザー級王座の防衛戦でフェザー級ランキング5位のジョン・チャンソンと対戦し、4RパウンドでTKO勝ち。5度目の王座防衛に成功した。当初は同大会でアンソニー・ペティスと対戦する予定であったが、ペティスの負傷により対戦相手が変更された。アルドは試合中に右足を骨折した。2014年2月1日、UFC 169のUFC世界フェザー級王座の防衛戦でフェザー級ランキング2位のリカルド・ラマスと対戦し、判定勝ちで6度目の王座防衛に成功した。2014年10月25日、ブラジルで開催されたUFC 179のUFC世界フェザー級王座の防衛戦でフェザー級ランキング1位のチャド・メンデスと再戦し、3-0の判定勝ちで7度目の王座防衛に成功。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2015年7月11日のUFC 189でコナー・マクレガーと対戦予定だったが、アルドの負傷欠場により延期された。2015年12月12日、UFC 194のUFC世界フェザー級王座統一戦で暫定王者コナー・マクレガーと対戦。試合開始13秒でマクレガーの左フックにより1RKO負け。王座統一に失敗し、約5年間で7回防衛してきたベルトを失った。アルドの敗北は10年ぶり。13秒のKO負けはUFCのタイトルマッチ史上最短である。試合後、再戦の意思を語った。2016年3月2日、リーボックとスポンサー契約を結んだ。2016年7月9日、UFC 200のUFC世界フェザー級暫定王座決定戦でフェザー級ランキング2位のフランク・エドガーと2度目となる対戦。下がりながらも的確に鋭いパンチを当てつつ、エドガーが11度にわたり試みたテイクダウンをアルドは完璧に捌ききる驚異のテイクダウンディフェンス能力を見せ1度もテイクダウンを奪われることなく、3-0の判定勝ちを収め暫定王座獲得に成功した。また、試合後にオクタゴンサイドで観戦していたUFC世界フェザー級王者のコナー・マクレガーに再戦をアピールした。
出典:wikipedia
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