尾張旭駅(おわりあさひえき)は、愛知県尾張旭市東大道町原田にある、名鉄瀬戸線の駅である。駅番号はST15。尾張旭検車区が隣接することから、普通には、当駅にて、始発、折り返し、終着の運行設定があり、平日朝には準急1本にも栄町発当駅行きの設定がある。本項では尾張旭検車区についても記述する。瀬戸線開業時に、当時東春日井郡新居村に設置されたことから、新居駅として開業した。1970年(昭和45年)の尾張旭市発足を受けて、翌1971年(昭和46年)尾張旭駅に改称した。古くから、現在の駅の位置の西側1つめの踏切の東隣にあり、相対式2面2線ホームの地上駅で、無人駅だったが、1994年(平成6年)7月3日、100mほど東の現在の場所に移転した。島式2面3線ホームの橋上駅。ホーム有効長は6両分相当。中央の1線は大曽根・栄町方面への折り返し用で、両側に2番・3番の両ホームがある。この線の尾張瀬戸寄りに車止めがあり、線路は東にある踏切の手前で途切れている。2番ホーム側は降車専用で、隣りの1番ホームが尾張瀬戸方面ホームなので、当駅止まりの電車から、階段を使わずに尾張瀬戸方面に乗り換えができるようになっている。エレベータ2基及び多目的トイレが設置され、いわゆるバリアフリー化がなされている。列車案内については、LED表示によるものほか、自動放送により行われている。尾張旭検車区は、瀬戸線車両の保守・検査を行う瀬戸線唯一の検車区である。尾張旭駅の西方(尾張旭市向町4-8-1)に位置する。元々は輸送力増強に伴う6000系の増備の為、2000年のダイヤ改正時に夜間滞泊用留置線4本で発足した。瀬戸線では60年以上に渡り喜多山駅隣接の喜多山検車区が保守・検査を担ってきたが、施設の老朽化と喜多山駅の高架化事業の影響により、代替として2006年(平成18年)8月より本検車区の整備が開始され、2007年(平成19年)6月30日から供用を開始した。敷地面積は約18,000平方メートルであり、検修棟(平屋建、3,735平方メートル)、管理棟(3階建、227平方メートル)、土木・電気総合詰所(2階建、175平方メートル)などを擁する。構内には4両編成対応の検査線4本と留置線6本、洗浄線1本(自動洗車機付き)、保線車両用留置線1本があり、4両編成9本の留置が可能である。検修棟では全般検査や重要部検査も行われるが、台車や床下機器は取り外して岡崎市の舞木検査場へ陸送の上検査される。検査線4本のうち2本は仕業検査や交番検査用、残り2本には車体を吊り上げることなく台車を取り外すリフターなどが設置されており、全般検査や重要部検査に対応している。当検車区では揮発性塗料の車体塗装設備が設置されておらず、検査の際に鋼製車両へ塗装する場合は水性塗料が用いられた。これは周囲の環境に影響を与えにくいことと、将来的に塗装が不要なステンレス車に統一する計画があり、後者は2012年に4000系への統一が行われた。ちなみに、現在尾張旭検車区のある土地では、同検車区開設以前に、6000系が瀬戸線へ搬入される際のトラックから線路へ下ろす作業や、3730系・3770系・3780系の解体作業が行われたことがある。2008年の4000系の搬入はここで行われた。構内入換用にアント工業製の車両移動機(機械扱いで無車籍)が配置されている。喜多山検車区だった頃はデキ370形電気機関車が構内入換用に配置されていたが、検車区移転の際に廃車され、置き換えられた。
出典:wikipedia
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