円光寺（えんこうじ）は神奈川県厚木市愛甲にある臨済宗建長寺派の寺院。山号は西嶺山で「円光禅寺」とも称す。愛甲季隆のものと伝わる宝筐印塔がある事で著名。1890年（明治23年）以降、50年以上無住の状態が続いていた。前住職の織田無道はタレントや霊能者として知られる。元は真言宗の寺だったが、後に臨済宗に宗派がえを行ったとされる。愛甲氏の居館跡とも伝わるが、遺構は確認できない。1000年以上の歴史を持つと伝わるが、たびたび火災にあった事や、無住だった時期が長かった事により、史料が散逸してしまい、詳しいことはわからない。大きな楼門で観音像が置かれている。門内には合葬墓がある。織田無道が住職だった時に再建された。本尊の観音菩薩像が安置されている。本堂脇に立つ宝筐印塔で愛甲季隆のものと伝わるが、別人のものとする説もある。

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