『父と暮せば』(ちちとくらせば)は、井上ひさしによる戯曲。こまつ座により1994年9月に初演。黒木和雄監督により2004年に映画化された。原爆投下後の広島を舞台にした二人芝居。こまつ座第三十四回公演として1994年9月にすまけい、梅沢昌代により初演(鵜山仁演出)。第2回読売演劇大賞の優秀作品賞、優秀演出家賞(鵜山仁)、優秀女優賞(梅沢昌代)を受賞。以後、全国公演にて日本各地で上演され、モスクワ(2001年)や香港(2004年)など海外公演も行われた。2008年からは辻萬長、栗田桃子が父娘役を演じ(鵜山仁演出)、第8回朝日舞台芸術賞 寺山修司賞(栗田桃子)、第45回紀伊國屋演劇賞 個人賞(栗田桃子)を受賞。2015年7月には通算500回上演を達成。また、2004年に映画化(黒木和雄監督) 。2006年に日独対訳版の「Die Tage mit Vater」が出版されている。昭和23年の広島。福吉美津江の自宅。美津江は、父・竹造と二人で暮らしている。竹造は原爆の直撃を受けて死亡したはずなのだが、幻となって美津江の前に現れたのである。美津江は明るく快活だが、心の奥では原爆投下を生き残ってしまったことへの罪悪感をもっており、勤め先である図書館で原爆の資料を集める木下という青年から好意を寄せられているものの、死者への申し訳なさから親密になれないでいる。竹造は、美津江の日々の話し相手として、彼女を楽しませ、ときに諭し、助言を与える。美津江は、木下から故郷の岩手に一緒に行こうと誘われたと竹造に告げる。竹造は、それは結婚の申込みで、ぜひ行くべきだと言うが、美津江はまたも逃げようとする。そして父と娘の最後の会話が始まる…。 全体の筋のみならず、美津江と竹造との会話のセリフも、ほぼ原作と同一である。ただし、以下の点に相違がある。
出典:wikipedia
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