クライスラー・セブリング (CHRYSLER Sebring) は、1995年にクーペとして発売されたクライスラーの乗用車で、1996年にはコンバーチブルが、2001年にはセダンのモデルが発売された。1995年にクライスラー・レバロンの後継車として発売された。7代目の三菱・ギャランをベースにして生産される。イーグルブランドで販売されるタロンとはステアリングコンポーネンツやダッシュボード、サスペンションなどを共有している。ダッジブランドではダッジ・アベンジャーとして販売され、このモデルはアベンジャーよりもサスペンションがソフトに設定された。そのため、アベンジャーよりも走行性能が勝っている。5人乗りで、室内空間はクーペの中では広く、またトランクの容量は同クラスと同程度であった。エンジンは三菱自動車製の6G73型 V型6気筒 2.5Lエンジンと、自社製の420A型 直列4気筒 2Lエンジンが搭載され、41TE 4速オートマチックトランスミッションと5速マニュアルトランスミッションが組み合わせられた。1997年モデルからは、フロントグリルのデザインが変更された。2001年に発売。プラットフォームは3代目三菱・エクリプス(8代目ギャランの改良型の物を使用)と共通のものを利用した。また、ダッジブランドではストラタスクーペとして販売された。なお、ストラタスクーペは先代モデルの別ブランド車、アベンジャーの後継車である。先代のクーペと同様に、ダッジのモデルよりもソフトに調整され、ダッジのモデルの方がスポーティーなモデルであった。エンジンは、三菱自動車製の6G72型 V型6気筒 3Lエンジンと、同社製の4G64型 直列4気筒 2.4Lエンジンを搭載し、F4A42およびF4A51 4速オートマチックトランスミッションと、5速マニュアルトランスミッションが組み合わせられた。2004年には、セダン・コンバーチブルモデル同様にフェイスリフトが行われ、フロントグリルなどが変更された。2005年には生産が終了され、後継車は、2008年に発売されるセブリングコンバーチブルのハードトップモデルとなった。1996年にクライスラー・レバロンのコンバーチブルモデルの後継車として発売された。名前こそ同じであるが、セブリングクーペとは車体などを共有しない別の車であった。エンジンは三菱自動車製の6G73型 V型6気筒 2.5Lエンジンと、自社製のEDZ型 直列4気筒 2.4Lエンジンが搭載され、41TE 4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられた。また、クライスラー車では珍しく、ダッジブランドやプリムスブランドでの販売はされなかった。1998年、新グレード、「Limited」を追加。さらに、同年モデルから、フロントグリルのデザインが変更された。2001年に発売。新たにセダンモデルが追加された。クーペは先代同様別の車体を用いたが、コンバーチブルとセダンは同じクライスラーのJRプラットフォームを用いた。ただし、フロントフェイスや、内装については共有されていた部分もあった。さらに、内外装のコンポーネントの多くは、先代のコンバーチブルからキャリーオーバーされた。なお、セダンモデルはプリムスブランドの廃止により、2001年に生産を終了したプリムスブランドのブリーズの後継車として発売された。エンジンは自社製の物を利用し、EER型 V型6気筒 2.7Lエンジンと、EDZ型 直列4気筒 2.4Lエンジンが搭載され、セダンには41TE 4速オートマチックトランスミッションが、コンバーチブルには加えて5速マニュアルトランスミッションがGTCグレードに組み合わせられた。2002年、コンバーチブルモデルに新グレードの「GTC」を追加。2004年にはフロントグリルの変更や、リアのクライスラーロゴの変更が行われた。また、同年、新グレードの「base」、「Limited」、「Tourig」が追加され、「LXi」が廃止された。なお、コンバーチブルモデルにおいては「LX」も廃止され、「Limited」は2001年から用意された。2005年、セダンモデルに新グレードの「Signature Series」、「TSi」が追加さえ、「LX」が廃止される。2006年、セダンの生産を終了。また、コンバーチブルモデルは2008年のJS型の生産開始まで販売された。また、このモデルはメキシコでクライスラー・シーラスとして販売された。クライスラー・JSプラットフォームをベースに開発され、2007年にセダンが発売。また、デザインは2003年のコンセプトカー、クライスラー・エアフライトに基づいている。また、クライスラーで初めて、情報エンターテイメントシステムの「MyGiG」が採用された。生産はミシガン州のスターリングハイツで行われ、82%の部品がアメリカ国内で製造される。2007年にはロサンゼルス国際オートショーでコンバーチブルモデルが発表され、2008年モデルからコンバーチブルモデルが発売された。ソフトトップに加えて、新たに電動ハードトップモデルが追加された。なお、コンバーチブルのルーフは、カルマンによって製造される。エンジンは、アメリカ仕様にはGEMAによって設計された、直列4気筒 2.4Lエンジンと、自社製のEER型 V型6気筒 2.7Lエンジンと、EGJ型 V型6気筒 3.5Lエンジンが搭載され、40TSおよび41TES 4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられ、さらに3.5Lエンジンには62TE 6速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。また、セダンモデルの輸出仕様車には、フォルクスワーゲン製の2L コモンレールディーゼルターボエンジンとGEMAの2Lエンジンが搭載される。2011年モデルからは、外装を一部変更した上でクライスラー・200として販売されるようになったため、「セブリング」の名は幕を閉じた。
出典:wikipedia
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