『La☆BlueGirl』(ラ・ブルー・ガール)は、前田俊夫による日本の成人向け漫画。リイド社のCOMICジャックポッドに掲載されていた。単行本はリイド社のSPコミックスおよびシュベール出版のシュベールコミックスで刊行されており、リイド社版は『La☆BlueGirl』のタイトルで全2巻、シュベール版は『ラ・ブルー・ガール』のタイトルで全4巻となっており、収録エピソードもリイド社版とシュベール版で異なる。また単行本未収録のエピソードも存在する。『うろつき童子』『妖獣教室』などといった他の前田作品同様、触手責めのシーンが多々あり、ユーモアと触手というジャンルの自己パロディも含んでいる。1992年に『淫獣学園 La☆BlueGirl』(いんじゅうがくえん -)のタイトルでアダルトアニメとしてOVA化。以後『淫獣学園』がシリーズ名として用いられるようになり、4シリーズ全14巻のヒット作となった。アダルトアニメ版のフィルムコミック、実写アダルトビデオ版(全3話)、イラスト集、アダルトゲーム版などもリリースされた。アニメ版タイトルに「学園」とあるものの主人公のくノ一の少女・美童巫女が通学する学校はそれほど重要な舞台として描写されてはおらず、平行世界(パラレルワールド)である「色魔淫界」と呼ばれる異界が主な舞台である。人間界および色魔淫界で、くノ一の巫女が敵の忍者集団や「色魔」などの異界の魔物達を相手に「淫術」を駆使したエロティックなバトルを展開する。さまざまな忍者集団の争いの中、少女のくノ一美童 巫女は、修行中の身にして弥勒衆の次期リーダーと目されている。この忍者集団は堕落した魔物である色魔を用いた忍術を行うが、何者かが弥勒衆に力を与える淫籠を盗んだため、色魔が暴れ出す。巫女は色魔を止めて世界を救うために性術を用いて戦うのであった。魔物は色魔淫界という平行世界に住んでおり、その世界に行きたければ性的な儀式をしなければならない。すべての色魔は性に飢えており、その長は巫女の父親である。特筆なき場合、声はアニメ第3シリーズ『淫獣学園EX』で確認できるクレジット表記に基づく。『淫獣学園』のタイトルでアニメ化され、本作のヒットでタイトルに「淫獣」とついた触手凌辱の描写のある作品が多数制作されるようになった。なお「淫獣学園」というタイトル自体は1985年9月にミリオン出版より発売された蘭光生の官能小説(ISBN 978-4886726384)ですでに用いられているので、本作で初めて使用されたわけではない。エロ劇画となっている原作とは異なり、絵柄がアニメファンの嗜好に合わせたものになっているほか、キャラクター設定やストーリーなどに相違点が見られる。1992年6月発売の第1巻『淫獣学園 La☆BlueGirl』から1996年11月8日発売の『淫獣学園EX4 La☆BlueGirl 哀恋輪廻篇』までが大映のdezレーベルで発売され、『哀恋輪廻篇』でシリーズは一旦終了となった。『真』までは原作のエピソードを元に映像化していたが、『EX』以降はオリジナルストーリーとなっている。21世紀に入り『淫獣学園 La☆BlueGirl 復活篇』として復活。『復活篇』はグリーンバニーからの発売となっている。『復活篇』ではキャラクターデザインや色設定が変更されるとともに、キャストも主人公の巫女が変更され、セル画からフルデジタル制作となっている。イギリスでは全英映像等級審査機構 により、現地においてこのシリーズのOVAをビデオとして販売するための許可証を発行することを拒否されている。第1巻はエム・ティ・ヴィによってアニメ制作が行われた。キャラクターデザイン初挑戦となるよしもときんじはスタッフとして参加する際、『うろつき童子』『妖獣教室』などの前田俊夫作品が先にアニメ化されていたことから、自分がやる意味があるのかと悩んだが「何もかも任せてもらえるなら」ということで参加を決めたという。よしもと曰く「キャラクターをライトでアニメっぽくする」方向でキャラクターデザインを行うものの、メーカー側からは「原作どおりにやりたい」と言われる。だがよしもとは最初の約束を盾に取ってその要望を意地でも通さず、結局3カ月程度の期間を経てようやくOKが出たという。こうして絵コンテの作業に入り、なんとかまとめたもののアニメ制作会社が倒産となってしまった。よしもとはイニチアシブが取れなくなったことから第1巻の途中で降板し、結局キャラクターデザインと絵コンテでの参加に留まった。よしもとにとっては不完全燃焼で終わったとの思いがあり「もう一度自分の解釈でやってみたい」と述べている。上記のとおりアニメ制作会社のエム・ティ・ヴィが倒産したことから、第2巻の途中からスタジオ旗艦が制作することとなった。制作はスタジオ旗艦からアームスとして分社化される前のスタッフにより行われ、アームス取締役の清水修によれば「当時仕事がなかったことから、他社が投げ出したのを途中から引き受けた」という。アームスの所属アニメーター・りんしんはこの第2巻で初めて作画監督を担当したが、りんによれば「当初は作画監督を担当する予定はなく、韓国に行って2週間、日本国内で3週間かけて原画を描き直した」とのことで、前の制作会社の韓国のスタッフが描いた原画については全部破って捨て、ヒイヒイ言いながら作ったという。第2巻の制作に関しては他のスタッフも清水によれば「キレる寸前までいった」とのことであり、こうした紆余曲折を経て完全にスタジオ旗艦制作となるのは第3巻からである。「EX」からはアームス制作だがダンディライオン名義であり、アームスと正式にクレジット表記されたのは『復活篇』になってからであった。いずれもエンディングテーマ曲となっており、4曲とも作曲・編曲を高浜輝夫が担当している。『実写版 淫獣学園』のタイトルで氷高小夜主演の特撮オリジナルビデオとして映像化。SFXなどの特撮技術を用いて触手凌辱を再現している。アダルトアニメ版と同じく、大映のdezレーベルで発売されR指定版と18禁版がそれぞれ存在する。当時の深夜番組『ギルガメッシュないと』に出演していた人気AV女優を多数起用しているほか、同番組の司会を務めていた岩本恭生も敵側のボスとして出演している。 第1巻は1995年2月24日に発売。第2巻と第3巻は同時進行で制作され、第2巻が1996年2月23日に、第3巻が同年4月26日発売となっている。原作やアニメとは異なり巫女は色魔大王の娘という設定がなく、姉のみゆもまた忍者であること、ニン忍が登場しない、色魔は人間にとって仇をなす存在であり、弥勒衆の忍者は代々色魔を封印することが使命となっている、などの相違点がある。
出典:wikipedia
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