HMS プリンス・オブ・ウェールズ()はイギリス海軍が現在建造している航空母艦でクイーン・エリザベス級航空母艦の2番艦であり 同じ艦名として戦列艦プリンス・オブ・ウェールズから数えて8代目になる。本艦と姉妹艦の「クイーン・エリザベス」はイギリス海軍史上最大の軍艦になる予定である。クイーン・エリザベス級は多目的の航空母艦として複数の任務に対応する。36機のF-35B統合打撃戦闘機と12機のヘリコプターを搭載する能力を備える。船体は4つのセクションがポーツマス、ロサイス、バーロー・イン・ファーネス、クライドでBAEシステムズとVT グループによって建造される。最終組み立てを行うロサイスの1号乾ドックでは「クイーン・エリザベス」と「プリンス・オブ・ウェールズ」のために改修工事が進められている。2007年7月25日、国防大臣のは38億ポンドで2隻を発注した。このニュースは政治家、労働組合に歓迎された。両艦ともポーツマス海軍基地を拠点とする予定である。この時点の計画では空母はスキージャンプ式飛行甲板を備え、艦載機はヘリコプターのほかF-35のV/STOL型であるF-35Bであった。2008年12月11日、ジョン・ハットン国防大臣は2隻の就航が当初予定の2014年と2016年よりも1年か2年遅れると発表した。2010年10月25日、に伴い、イギリス海軍はクイーン・エリザベス級航空母艦2隻の同時現役運用を断念すると発表した。運用される航空母艦を1隻にすることで、高騰するF-35のコスト76億ポンドを含む82億ポンドを削減でき、「プリンス・オブ・ウェールズ」を、2018年に退役する揚陸ヘリ空母「オーシャン」の代替艦にすることで、さらに6億ポンドの削減になると見積もられている。さらに11月25日には、英『ガーディアン』電子版が、「プリンス・オブ・ウェールズ」がインド海軍に売却される可能性があると報じた。本艦の搭載機が開発遅延の著しいSTOVL機のF-35BからCTOL型のF-35Cに変更され、それに合わせて発艦方法がスキージャンプ方式から電磁式航空機発艦システム(EMALS,電磁式カタパルト)への改修が行われ2019年にCTOL空母として就役することになった。2012年5月10日、F-35Cの実戦配備もまた2023年まで遅れる見込みのため、イギリス政府は本艦艦載機を再度F-35Bへ変更すると発表した。またフィリップ・ハモンド国防大臣は、STOVL型のF-35Bに変更されることにより、CTOL機向けの電磁式カタパルトやアレスティング・ワイヤーを装備しないことを示唆している。現段階では2020年に就役予定であり、その後2023年頃にSTOVL空母としての運用能力を持つ予定である。
出典:wikipedia
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