ISO 8601は日付と時刻の表記に関する国際規格。最新版は2004年に発行されたISO 8601:2004 で、古い版としてISO 8601:2000 、ISO 8601:1988 があった。いずれも正式な題は "Data elements and interchange formats – Information interchange – Representation of dates and times" である。基本形式(基本表記・標準表記)と拡張形式(拡張表記)の2種類の表記方法があり、いずれも日付と時刻をT記号で区切る。基本形式は、日付と時刻の表記内には区切りを入れない。例えば、いま、年=YYYY(4桁の数字。グレゴリオ暦)、月=MM(2桁の数字。以下同様)、日=DD、時=hh、分=mm、秒=ssで協定世界時(UTC)よりも09時間00分ほど早い地域であると仮定すると、基本形式では、 YYYYMMDDThhmmss+0900 となる。拡張形式は、日付と時刻の表記内に区切りを入れ視認性を良好にした表記方法である。まず、年を表す4桁の数字の直後のハイフン (-) 区切りで、欧米等のローカルな年月日表記ではないことを明らかにする。続く月と日の表記をハイフン (-) で区切る。基本形式と同様に日付と時刻をT記号で区切り、時分秒の表記はコロン (:) で区切る。末尾にUTCであればZ記号、他のタイムゾーンならばプラス記号 (+) あるいはマイナス記号 (-) で区切って続ける。拡張形式では、上記例の場合は、YYYY-MM-DDThh:mm:ss+09:00 となる。日付と時刻の組合せにおいて基本形式と拡張形式との混在は許されず、どちらかに統一されていなければならない。ISO 8601 では日付の指定の仕方に、年と月と日を指定する方法、年と年内の日の番号を指定する方法、年と週と曜日を指定する方法の3つがある(それぞれは下で詳説)。日付の表記にはグレゴリオ暦を用い、それはグレゴリオ暦が導入された1582年10月15日以前にも適用される。一般(たとえばJavaライブラリ)にはそれ以前の日付表現はユリウス暦と解釈されるが、ISO 8601 にはそのような措置はない。そのため、それらの日付表現をこのISO準拠にするにはグレゴリオ暦への換算が必要である。年は(基本形式の場合でも拡張形式の場合でも)4桁の数字で表記される。月の表記は 01 から 12 の値を取り、それぞれ1月から12月を表す。YYYYMMDD(基本形式)あるいは YYYY-MM-DD(拡張形式) のいずれかで表記される。「年」が最初に来ていることを明らかにするため、また、視認性を良くするため、この拡張表記が頻用されている。YYYY-MM のみで-DD を省くことも、 YYYY のみで MMDD(-MM-DD) を省くことも可能であり、その場合、前者は年月のみを、後者は年のみを表す。ただし、YYYYMM というような‐(ハイフン)無しの数字6桁のみの表記は認められていない。YYYY-DDD と表記する。DDD は、年内の日の番号である。1月1日は 001 と表記し、12月31日は平年では 365 、閏年では 366 になる。この記法では、年が、通常の場合の年とは異なる年になる場合がある。POSIXのstrftimeにある%Gはこの記法の年を表示する。JIS X 0301にも具体例の例示がある。YYYY-"W"ww-D と表記する。ww は年内の暦週の番号で、年の第1週は 01、最終週は 52 または 53 となる。この記法では、ある年における「最初の木曜日を含む週が、その年の第1週である。」と規定されている。時刻の表記には hh":"mm":"ss の形式が用いられる。hh は時で 00 から 24 の値をとる。mm は分で 00 から 59 の値をとる。ss は秒で 00 から 59 及び閏秒に 60 の値をとる。ss, mm":"ss の部分は省略可能で hh":"mm, hhの形式も使用可能。最も下の要素では小数値を用いることができる。小数点にはコンマ (,) が推奨されており、ピリオド (.) を用いることもできる。日の変わり目の表し方は2通り以上あり、00:00 と 24:00, 24:00:00 などで表すことができるが、00:00は日の初めで 24:00 は日の終わりを表す(2004-03-31T24:00Z は 2004-04-01T00:00Z と同じ時刻を表す)。
出典:wikipedia
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