『マリオパーティ』(MARIO PARTY)は、任天堂が1998年12月18日にNINTENDO64用に発売したゲームソフト。価格は税込6,090円。発売は任天堂が担当だが、開発はハドソンとシーエイプロダクションが担当している。略称は「マリパ1」。「初代」とも呼ばれることもある。BGMはゲームミュージック作曲家として有名な光田康典が全曲作曲している。CMのナレーションは真地勇志が担当した。「マリオパーティ」はスゴロク式のボードマップとミニゲームが合体した、最大4人で遊べる対戦ゲーム。すべてのマリオパーティシリーズに共通している下記のシステムが作られた、マリオパーティシリーズの第1弾となる作品である。ただし、「移動中にアイテムを購入する」「移動する前にアイテムを使用する」と言った、ボードマップ上でアイテムを使うというシステムはまだ無かった(アイテムはキノコショップで売っている物をボードマップ内で集めたコインで買う)。その他、マップ上でクッパと遭遇するとクッパイベントが発生したり、スタート地点にノコノコがいて通過時にコインが貰えるなどといった、今作だけのルールもある。他に課題をクリアしながらゴールを目指す1人用ゲーム「ミニゲームアイランド」や、スター獲得のルールがなくひたすらミニゲームで戦い、集めたコインの数を競う「ミニゲームスタジアム」もある。「誰が1番のスーパースターか」を巡って大騒ぎをしていたマリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシー、ワリオ、ドンキーの6人は、キノピオの提案でキノコ村を舞台に8つのマップを冒険して戦う。はじめに「キノコむら」でプレイするゲームを選択する。以下の施設から行きたい場所を選ぶ。アイテムはこの作品だけ、キノコむらの「キノコショップ」で売られている物をボードゲームで集めたコインで購入する。購入したアイテムは一部を除き、自動的にキノコバンクに保管される。また、キノコむらやその建物内でスタートボタンを押すと、購入したアイテムの一覧が確認できる(キノコバンクにしまわれているものは黒字、ボードマップで使用中のものは指のアイコンが付く)。一部のアイテムは、ある条件をクリアしないと購入できない。ボードゲーム中に効果が出る。キノコバンク内で、ボードゲームで各アイテムを使用するかしないかを設定できる。※貯金箱は、コインボックス・ラッキーボックス・カジノボックスのいずれか1つしか使用できない。キノコむらの「ワープドカン」を選ぶとボードゲームをプレイすることができる。ワープドカン内で「参加人数」「使用するキャラ」「COMプレイヤーの強さ」「プレイするボードマップ」「ターン数(20・35・50のいずれか)」を設定する。ボードマップに着くとノコノコからガイドを受けて、全員でサイコロブロックを叩き出た目の大きい順でターンの順番を決める。その後、ノコノコから10コインをもらいスターの位置を確認してからゲームスタートとなる。4人のプレイヤーが順番に1~10の目が出る「サイコロブロック」を叩き、出た目だけマップの進行方向に従ってマスを進む。移動が終わると止まったマスに応じてイベントが発生する。なお、サイコロブロックを叩く前にBボタンで拡大マップ、Rボタンでマップ全体を確認することができる。4人全員の移動が終わるとミニゲームが始まり、ミニゲームで勝利するとコインがもらえたり、場合によっては負けたプレイヤーからコインを奪うことができる。プレイするミニゲームの種類は「プレイヤーパネル」の色(止まったマスの色)によって決まり、「?マス」に止まった場合はランダムで青か赤に色が変わる。この「4人が移動してミニゲームが終了する」までの流れを「1ターン」とし、設定したターン数だけゲームが続く。また、残り5ターンになると途中経過をノコノコが発表し、その後以下のようなルールが追加される。設定したターン数が全て終了すると結果発表の前に「3賞」が発表され、各賞に受賞するとスターを1個もらえる。3賞の内容は以下の通り。なお、各賞の受賞者が複数いる場合は該当者全員にスターが1個ずつ贈られるが、4人全員同率だと「該当者なし」となりスターはもらえない。そして、最後にスターを一番多く持っていたプレイヤーが1位となり「スーパースター」が決定する(スターの数が同じプレイヤーがいた場合は、コインの数が多い方が上の順位となる。スターもコインも同じ数の場合は、そのプレイヤー同士でサイコロブロックを同時に叩き、大きい目を出したプレイヤーが上の順位となる)。最終結果の画面でSTARTボタンを押すと、各プレイヤーのスターの数・コインの数・ミニゲームでのコイン獲得数・最大コイン所持数・各マスの止まった回数などの詳しい成績を見ることができる。その後、貯金箱にゲーム中に集めたスター・コインが回収される。ただし、COMプレイヤーが集めたものは貯金箱には回収されない。なお、貯金箱に回収されたコインはキノコむらの「ミニゲームハウス」や「キノコショップ」で、ミニゲームやアイテムの購入に使用することができる。スターの累積数は100個でカンストとなっているが、キノコむらや建物内でSTARTボタンを押すことで確認できる、ボードゲームの合計プレイ回数とスター獲得枚数では記録されている。ボードマップには以下のようなマスが配置されている。止まったマスに応じてイベントが起こる。マップ上には、以下のような通過するときに発生するイベントも用意されている。これらのイベントが起こる場所を通過しても、残りの移動するマス数はカウントされることは無い。ここでは主なものを記す。ボードマップは全部で8種類あるが、「クッパのマグママウンテン」と「えいえんのスター」は、ある条件をクリアしないとプレイできない。ジャングルの遺跡のボードマップ。難易度「★☆☆」(易しい)。ジャングルの遺跡に隠された秘宝を手に入れることが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。大きなバースデーケーキのボードマップ。難易度「★★☆」(普通)。大きなケーキにデコレーションをするのが目的。このマップのキノピオは場所が固定されており、20コインとスターを交換しても場所は変わらない。南の島が舞台のボードマップ。難易度「★★☆」。渦潮で引き裂かれた恋人同士のヨッシーを助けるのが目的。このマップのキノピオは20コインとスターを交換しても場所は変わらない。ボムへいの戦場のボードマップ。難易度「★★☆」。赤ボムへい対黒ボムへいの戦争を止めるのが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。何かの機関室が舞台のボードマップ。難易度「★★★」(難しい)。エンジンがエネルギー不足で動かなくなったため、新たなエネルギーを探し、再び動かすのが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。天空の城が舞台のボードマップ。難易度「★☆☆」。天空の城にスターの力を使って虹をかけるのが目的。このマップのキノピオはマップの終点の虹の城にいる。キノコショップで「マグママウンテン」を購入するとプレイできるようになる、火山のボードマップ。難易度「★★★」。火山の下にいるクッパを倒すのが目的。このマップのキノピオは、誰かが20コインとスターを交換するたびに別の場所に移動する。スターをすべてのマップで総計100個集めると、プレイできるようになる、巨大なスターの上のボードマップ。難易度「★★★」。なお、条件を満たしてこのマップをはじめてプレイできるようになった時に限り、一度このマップをプレイしないと他のマップを選ぶ事ができなくなる。地獄から甦ったクッパにより、バラバラにされた上に落書きまでされたビッグスターを元に戻すのが目的。ボードゲームでは毎ターン終了後にミニゲームが発生する。プレーヤーが停止したマスの色(プレイヤーパネル)によりミニゲームの種類が決定する。なお、「?マス」に止まりプレイヤーパネルが緑色になった場合には、色がランダムで青か赤に変化する。特徴としては、ミニゲームの操作自体はさほど難しくはないが、いわゆる「成功・失敗」タイプのミニゲームでは失敗すると持っているコインが減らされたり、1vs3ミニゲームの場合はミニゲームの内容によりどちらかが有利・不利になる不公平なルール・システムが使用されていること等が挙げられる。従って、特に初心者が上級者に相手する場合には明らかに苦戦しがちな状態に陥りやすい。この影響からか続編の『マリオパーティ2』以降ではルールが少し改定され、前述に対する問題はある程度抑えられている。本作に限り、コントローラーの3Dスティックを回転させるゲームも存在したが、手のひらに肉離れを引き起こす健康上の問題や、スティックの位置が元に戻らなくなる製品上の問題が発生した影響で、『マリオパーティ2』以降ではこのような操作のミニゲームは廃止された。その他、以下のような点が挙げられる。今作のミニゲームは隠しミニゲームを含めると、全部で52種類ある(4人用ミニゲーム「スロットルレーシング」のS・Lを区別した場合は53種類)。以下では、ミニゲームハウスでミニゲームを購入するときに表示されるリストの順に記載する。なお、3Dスティックを回す必要があるミニゲームはタイトル名の横に☆印を表記する(64コントローラーの生産及び修理依頼はすでに終了しているため、プレイする場合は自己責任で)。ミニゲーム名の横のカッコ内はミニゲームアイランドのコース番号を示す。ミニゲームアイランドにおいてはクリア条件は原則勝利することだが、コインを獲得するゲームなど、それ以外の場合はミニゲーム解説内にクリア条件を併記する。4人で競ったり、協力してクリアを目指すミニゲーム。ボードマップで全員が同じ色のマスに止まった場合に発生する。全部で24種類ある(「スロットルレーシング」のS・Lを区別した場合は25種類)。なお、勝利したプレイヤーがもらえるコイン数について、特に明記されていないものについては、勝利したプレイヤーが10コインもらえるミニゲームである。1人側と3人側に分かれてプレイするミニゲーム。ボードマップで1人だけが違う色のマスに止まった場合に発生する。全部で10種類ある。なお、勝利した方や負けた方の持っているコインの増減について、特に明記されていないものについては、次のようになっている。ミニゲームアイランドでは、すべてのミニゲームで1人側となる。ミニゲームモードでやる場合は不利が生じないように、不平等なミニゲームの場合コインを得られない側はそのミニゲーム開始前に一定のコインが渡される。2人1組に分かれプレイするミニゲーム。ボードマップで2人が違う色のマスに止まった場合に発生し、同じ色のプレイヤー同士でチームを組んでプレイする。全部で5種類ある。なお、勝利した方や負けた方の持っているコインの増減について、特に明記されていないものについては、勝利した方のペアは1人10コインずつもらい、負けた方のペアは1人10コインずつ支払うミニゲームである。ボードマップの「ミニゲーム青マス」に止まった場合に発生する、1人でプレイするミニゲーム。隠しミニゲームはミニゲームハウスでのみプレイできる。全部で13種類ある。ある条件を満たすと遊べるようになる、1人用のミニゲーム。どのミニゲームも、のっかれボールと同じ操作で、玉乗りしながら海の上の細い道を進んでいき制限時間内にゴールを目指す。制限時間内(全て60秒)にゴールできなかったり、海に落ちるとミスとなる。なお、コースは以下の3種類ある。マップが広いためプレイヤーの表示が小さい。
出典:wikipedia
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