小田嶋 正邦（おだじま まさくに、1979年4月12日 - ）は、神奈川県相模原市出身の元プロ野球選手。現在は読売ジャイアンツでブルペン捕手を務めている。旧姓は郡田（こおりだ）。相模原シニアから進学した東海大山形高校1年生の、第77回全国選手権出場を果たす。卒業後は東海大学へ進学。上級生になるまでは打撃を生かして一塁手、指名打者で出場した。4年時に全日本大学野球選手権で優勝。首都大学リーグ通算71試合出場、272打数83安打、打率.305、5本塁打、61打点。1999年春季リーグ首位打者。ベストナイン4回（捕手、一塁手、指名打者）。には日米大学野球代表選手に選出された。同年のドラフト会議で横浜ベイスターズから3巡目で指名を受けて入団。ルーキーイヤーのは4試合に出場し、プロ初ヒットを放った。7月18日巨人戦で、11回裏に鴨志田貴司から球団史上初の代打サヨナラ満塁本塁打を放つ。これを機に、当時の山下大輔監督が小田嶋の代打起用にこだわるようになった。現役引退時にはこの本塁打がプロでの一番の思い出だったと語っている。に持ち前の長打力を生かす為、内野手に転向。一軍では打率.205と苦しむも3本のホームランを放つなど長打力を見せた。オフに仁志敏久との交換トレードで読売ジャイアンツへ移籍。は開幕一軍入りを果たした。巨人では再び捕手としての守備練習を行い、6月6日の対楽天イーグルス戦では代打起用の後、一軍戦では5年ぶりに捕手として出場した。は二軍で59試合に出場して188打数54安打で打率.287、11本塁打、40打点を記録。は二軍で79試合に出場して220打数74安打で打率.336、14本塁打、35打点と安定した成績を残したが、一軍では甘い球を打てず、ボール球で凡退というケースが目立ち、力を発揮できなかった。は14試合に出場。オフの11月4日に現役引退を発表、同日、任意引退選手公示。同時にブルペン捕手へ転身。横浜時代のあだ名は「オダジーニ」、バッティングフォームがロベルト・ペタジーニ（元ヤクルト・巨人・ソフトバンク）の力強いバッティングに似ていたことから捩って呼ばれていた。2006年夏に小田嶋専用の応援歌が制作されたが、巨人へ移籍したため3ヶ月間しか使用されず、球場では3回しか流れなかった。ボールを芯でとらえた際の飛距離は素晴らしく、横浜時代は小田嶋が打撃練習をする際、当時のチームメイトの多村仁志（現・中日ドラゴンズ）が必ず見学していたという。大学の同期に平野恵一、岡上和典がおり、1年下の久保裕也（巨人時代も同僚）、小林正人とはバッテリーを組んだ。

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