東京都立西高等学校(とうきょうとりつにしこうとうがっこう)は、東京都杉並区宮前に所在する全日制普通科の都立高等学校。府立第十中(1937年)以来、いわゆる都立ナンバースクールの一つであり、特に公立学校としては高い進学実績と入試難易度(学校群制度導入時代もある程度高い実績を残していた)である。2001年から進学指導重点校(東京都教育委員会)に指定されている。都立ナンバースクールの府立十中を前身とする。通称「西高(にしこう)」。規模は24学級、生徒数は979名(2014年)である。戦後の1950 - 60年代のいわゆる都立高校全盛期には、武蔵野台地のベッドタウン化を背景に進学実績も急伸し始め、小石川、新宿、両国等をはじめ、都立伝統校の日比谷、戸山と並び、東京大学合格者数全国最上位校に名に成すようになった。その後、1967年の学校群制度導入により受験者が限られ志願者層も変化したこともあり、進学実績は往時ほどには及ばなくなったが、都立高の中では戸山等と共に比較的緩やかな退潮にあった。2001年に入り進学指導重点校に指定され、2002年から自校作成問題の導入や学区撤廃等の都立高校の諸改革を経て、現在では、公立高校としては日比谷の他に、県立浦和や県立千葉等と並び東京大学合格者数の上位を維持している。なお、高校名は当初「大宮前」をとる予定であったが、地域が狭すぎるので「東京の西」と範囲を広げたのが「西」となった経緯といわれている。またこの由来には、西へ西へというパイオニア精神、西方文化、西方浄土の西をとったという説もある。学校群制度施行後も、東大合格者数では戸山と共に高位安定を保った。毎年、卒業していく3年生が、入れ違いで入学する新入生のために『飛翔』という冊子を発行し続けている。1975年から30年以上にわたって伝統が受け継がれている。『飛翔』には、新入生には不可欠な、学校生活を送る上での基礎知識が盛り込まれており、独自の「飛翔文字」と呼ばれる手書き風のフォントで統一されている。5月に運動会、6月に夏クラスマッチ、9月に記念祭(文化祭)、3月末に冬クラスマッチが行われる。運動会では生徒は特に応援団に力を入れており赤青黄緑の各団が昼休みや放課後など、1ヶ月近く練習する。クラスマッチとはクラス対抗別の大会で、2週間にわたって行われる。種目はバスケットボール、バレーボール、卓球、サッカー、ドッジボール、百人一首、大縄である。最終日には学校の外周を使っての駅伝が行われる。また、校歌の他に学友歌という歌があり、運動会や文化祭などの行事では毎回歌い継がれている。硬式テニス部、バスケ部、ハンドボール部や同校が発祥ともいわれる関東大会常連校であるアメフト部は毎年活躍している。2007年春には吹奏楽部の打楽器パートが東京都代表として全日本アンサンブルコンテストに出場し、金賞に輝いた。打楽器メンバーの大半が高校から始めた初心者であった。
出典:wikipedia
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