アルシオーネSVX("Alcyone SVX" )は、富士重工業が1991年9月に発売を開始した5人乗り2ドアクーペタイプの乗用車である。キャッチコピーは「遠くへ、美しく」、「500miles a day」富士重工業群馬製作所本工場で生産され、日本国内向きにはアルシオーネの2代目にあたるが、海外では単にSVXという別モデル扱いをされている。主なマーケットを北米としていたこともあり、発表は日本に先行してデトロイトショーで行われた。国際性のあるグランツーリスモと位置づけ、開発のポイントとして、先代の高い空力性能(Cd値0.29)は引継ぎつつ、長距離を快適に走る事を目指した。イタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロによるエクステリアデザインが本車の特徴であり、当初のデザインスケッチやモックアップの段階ではリトラクタブル・ヘッドライトが備えられていたが、市販車では窓井崇史デザインによる固定式となった。グラスtoグラスのキャノピーはミッドフレームウインドーを日本で初めて採用している。これはドアガラスがルーフ面にまで回り込む形状であることからサイドウィンドウ全体を開閉できないため、一部だけを開閉するようにしたものである。意欲的なスタイリングコンセプトとメカニズムを持った同車であったが、日本での販売はバブル経済崩壊期と重なり苦戦を強いられ、1996年11月、後継車種をリリースせずに生産終了となる。競合車種はZ30系トヨタ・ソアラ、ユーノス・コスモ、ホンダ・レジェンドクーペ、BMW・8シリーズなどが挙げられる。SVXとは、「Subaru Vehicle X」の略。スバルが提唱した「グランドツアラー」を象徴した呼び名である。なお、「アルシオーネ」は「アルキオネ」(Alcyone)から。
出典:wikipedia
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