高山駅(たかやまえき)は、岐阜県高山市昭和町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。日本有数の観光地で飛騨の小京都とも呼ばれる旧・高山市地域の代表駅として、年間を通して賑わいを見せる。現在はすべての特急「(ワイドビュー)ひだ」が停車し、特急の約半数が当駅を始終着としている。また一部列車は当駅で車両の増解結を行う。2001年(平成13年)9月30日までは名古屋鉄道(名鉄)のディーゼル特急「北アルプス」がワイドビューひだに併結されて当駅まで1日1往復乗り入れていた。1934年(昭和9年)10月25日に高山本線開通に合わせて高山駅として設置された。開業時に建設された駅舎は木造大壁造の2階建ての駅舎で、約80年に渡りそのまま使用されてきた。地元の高山市では、高山駅周辺の交通結節点としての機能強化や中心市街地の活性化を目指して、駅東西の一体的な整備を図る「高山駅周辺土地区画整理事業」を1998年(平成10年)度から開始した。2000年(平成12年)にJR東海と高山市の間で新駅舎の建設が合意され、2016年(平成28年)秋までに東西をつなぐ自由通路を備えた駅舎を完成させることになった。新しい駅舎は橋上駅舎で約1200平方メートルあり、エレベーターとエスカレーターを各ホームに備える。また東西自由通路にもエレベーターとエスカレーターを備える。設計は内藤廣が行い、総工費は約40億円である。2014年(平成26年)11月30日に建て替え前の駅舎の市民への一般公開が行われ、昭和天皇が使った貴賓室などが公開された。翌12月1日から仮駅舎での営業に移行し、旧駅舎は取り壊されることになった。これに対して駅舎の取り壊し・建て替えの必要性に疑問を呈して意見を述べる動きもあった。2016年、新駅舎と東西自由通路が完成し、10月2日に供用が開始されている。島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線を持ち、列車交換が可能な地上駅。ホームは東側から1番線、隣のホームが2・3番線となっている。1番線が上り本線、2番線が下り本線、3番線が副本線という扱いであるが、どのホームも下り・上り方面ともに出発到着が可能である。下りの特急からも段差無しで改札口(旧駅舎)を抜けられるように、2010年3月改正ダイヤから2016年10月1日までは、原則としてすべての特急が1番線に停車していた。2016年10月2日からは特急列車、普通列車ともに当駅の駅舎が橋上駅となったため、3線とも上下線の区別なく使用している。旧駅舎は木造大壁造で、1934年(昭和9年)の開業時に建設されたものである。改札口は駅舎中央にあり、駅舎北側に団体専用の改札口があった。駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、飛騨小坂駅 - 杉原駅間の各駅を管理している。みどりの窓口(営業時間6:00 - 21:30)が設置されている。売店(キヨスク)があり、駅弁も販売されている。東西自由通路「匠通り」で東口(乗鞍口)と西口(白山口)を結んでいる。駅玄関には、音声案内の駅案内板が設置してある。自動券売機はあるが、自動改札機はない。駅舎橋上化によりエレベーターとエスカレーターが各ホームと各出口に設置されている。かつては扇形車庫、転車台、高架水槽といった蒸気機関車時代の機関区の設備や建物も残されていたが、1993年(平成5年)に解体された。跡地は2016年現在、西口(白山口)のロータリーと駐車場になっている。駅周辺の整備事業の一環として、東西自由通路「匠通り」とともに東口(乗鞍口)に交流センター、西口(白山口)が開設された。主な駅弁は下記の通り。「岐阜県統計書」によると、2014年度の1日平均乗車人員は1,564人である。各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。当駅は高山市街地の西端に位置する。市街地中心は東方向であり、高山の象徴である上三之町の古い町並みへは徒歩で約10分程度かかる。駅東口(乗鞍口)側駅西口(白山口)側奥飛騨温泉郷、乗鞍岳、白川郷といった飛騨地方の主要な観光地への拠点として、駅前の高山濃飛バスセンターから濃飛バスが路線バスを運行している。詳細は当該項目を参照のこと。
出典:wikipedia
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