平松 一宏（ひらまつ かずひろ、1974年3月23日 - ）は、元プロ野球選手（投手）。現在はJR西日本硬式野球部のコーチ。岡山県倉敷市出身。倉敷商業高、広島経済大学卒業後、JR西日本に入社。1997年度ドラフト会議で読売ジャイアンツから8位指名を受けて入団。1998年、一年目の春先から一軍登板を果たし、主に敗戦処理という形ではあるが手薄な左投手のポジションを担う。しかし翌年は怪我などで一軍登板わずか1試合に終わる。2000年、ローテーションの谷間としてプロ初勝利を含む4勝を挙げたが、層の厚い先発陣では中継ぎがメインだった。9月24日の中日との試合で4点ビハインドの9回表に登板して無失点に抑え、その裏に江藤智の同点満塁本塁打と二岡智宏のサヨナラ本塁打でリーグ優勝が決定したため、優勝試合の勝利投手となった。2001年オフ、FAで巨人へ移籍してきた前田幸長の人的補償として中日ドラゴンズへ移籍。学生時代から憧れた今中慎二の引退と入れ替わる形で背番号「14」を受け継いだ。その後、2003年には中継ぎやローテーションの谷間として存在感を示し、キャリアハイの5勝を挙げるが、2005年は層の厚い投手陣に阻まれ一軍登板なしに終わった。同年オフにトレード要員で契約の続行はないことを通告され、結局トレードの話はなく同年12月に自由契約となり現役を引退。2006年より古巣巨人の打撃投手を務めた後、2013年にJR西日本硬式野球部の活動再開に伴い、同社に復職して投手コーチに就任している。

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