京阪本線(けいはんほんせん)は、大阪府大阪市中央区の淀屋橋駅から京都府京都市東山区の三条駅までを結ぶ京阪電気鉄道の鉄道路線。「本線」という路線名ではなく、「京都と大阪を結ぶ」という意味の社名略称を冠した「京阪本線」が正式な路線名である。京阪本線に接続する各路線(鴨東線・宇治線・交野線・中之島線)と併せて京阪線と総称される。路線名の通り大阪と京都を結ぶ路線であるが、並行する東海道本線(JR京都線)や阪急京都本線とは異なり、淀川の南側を通る。京阪本線は『鉄道要覧』では大阪の淀屋橋駅を起点として記載されているが、運行上の起点駅は京都の三条駅であり、京都から大阪に向かう列車が「下り」、その逆が「上り」となる(阪急京都本線も同様)。キロポストは天満橋駅から三条駅に向かって純粋に数字が増えていく。大阪市内の淀屋橋駅 - 天満橋駅間と京都市内の七条駅 - 三条駅間は地下線となっている。東福寺駅 - 三条駅間は軌道法に基づく軌道となっていたが2013年12月20日許可で鉄道事業法に基づく鉄道に変更されている。また、天満橋駅 - 寝屋川信号所間は複々線となっており、普通列車と一部の区間急行は全線外側線(B線)、大半の区間急行は守口市駅以西では内側線(A線)、それ以東では外側線を走り、その他の列車は全線内側線を走る。複々線の双方にホームがある駅は守口市駅のみである。森小路駅も接しているが、使用していない。天満橋駅から分岐して大阪市北区の中之島地区を通る中之島線や、三条駅から続く京都市内の鴨東線とも、一体的に運行されている。また宇治線や交野線にも臨時列車などが直通運行される。立体交差工事やバリアフリー対応の工事は比較的進んでいる。主な大規模工事として、1970年の天満橋駅 - 蒲生信号所間の複々線立体交差化に始まり、土居駅 - 寝屋川信号所間の複々線高架化が1982年に竣工し、既存の複々線とあわせて天満橋から12kmの複々線と淀屋橋駅 - 寝屋川信号所間14.1kmが立体交差化された。1987年には京都地下線(東福寺駅 - 三条駅間)が完成し、この地下新駅から車イス対応エレベーターや多目的トイレが設置されている(「駅のバリアフリー対策」の節も参照)。1993年に枚方市駅が高架化され、寝屋川市駅も1999年に高架化されたため淀屋橋駅から寝屋川市の寝屋川6号踏切までの約15kmが立体交差化されている。また2011年に淀駅が高架化された。2015年現在、香里園駅付近 - 枚方公園駅付近の約5.5 kmにおいて連続立体交差事業を施行している。事業完了は2028年度の予定。本節では、京阪本線と一体的な運用を行っている鴨東線についても記述する。起点である淀屋橋駅は大阪市営地下鉄御堂筋線との接続駅で、付近は大阪市役所や中之島公会堂、中之島図書館があるなど大阪屈指の官庁街である。京阪本線はここから天満橋駅までは地下を走行する。大阪市営地下鉄堺筋線の接続駅で大阪取引所(旧・大阪証券取引所)の最寄駅の北浜駅を過ぎると中之島線と合流し、大阪市営地下鉄谷町線との接続駅の天満橋駅に着く。天満橋駅は1963年に淀屋橋駅まで延伸するまでは京阪本線の起点であり地上に駅があった。北寄りの地上駅跡にはOMMビルが建っている。また駅のメインテナントとして松坂屋が入っていたが現在は「京阪ステーションモール」となり、エディオンやジュンク堂書店が主なテナントとして入っている。天満橋駅から複々線となって、地上に上がって寝屋川を渡り、高架に上がると京橋駅に着く。京橋駅は大阪環状線・JR東西線・学研都市線との接続駅であり、周辺は1990年の大阪花の万博を機に大阪ビジネスパーク (OBP) など急激に再開発が進んだ地域の一つである。京橋駅を過ぎると方向別複々線となって、大阪環状線をまたぎ、北にカーブして城東貨物線をくぐると野江駅、大阪市営地下鉄今里筋線の接続駅である関目駅、阪神高速道路12号森小路線をくぐり森小路駅を過ぎるとダイエー発祥の地(現在は閉店)がある千林商店街のある千林駅、守口市に入って、滝井駅、土居駅を過ぎると快速急行停車駅で京阪百貨店がある守口市駅に着く。快速急行停車駅ではあるが、朝ラッシュ時はほとんどの優等列車が通過するのも特徴である。守口市駅までは直線が続いていたが、この駅を過ぎると徐々にカーブが増えていく。大手家電メーカーパナソニックの本社工場の最寄り駅である西三荘駅で門真市に入って一旦地上に降り、近畿自動車道・大阪中央環状線をくぐって大阪モノレールの接続駅である門真市駅を過ぎると再び高架を上がり、大阪府門真運転免許試験場の最寄り駅の古川橋駅、大和田駅を過ぎると寝屋川市に入って萱島駅に到着する。複々線は事実上この駅までで、普通や区間急行を中心に始終着列車が多い。またこの駅は下りホームと屋根を突き抜けてクスノキが生えているのも特徴である。萱島駅を過ぎると程なく右手に寝屋川車庫・寝屋川工場が見え、寝屋川市駅を過ぎると高架を降り、成田山不動尊の最寄り駅で待避設備のある香里園駅に着く。枚方市に入り光善寺駅を過ぎて国道1号(枚方バイパス)をくぐり、右手にひらかたパークが見えると枚方公園駅を過ぎ、大きくカーブして高架に上がると特急停車駅で交野線との接続駅である枚方市駅に着く。列車は枚方市駅を出発して地上線へ降りて御殿山駅、牧野駅といった中間駅を通り過ぎていくと、左にカーブして急勾配を上がり、右に曲がる。その先をしばらく走れば大阪府内の京阪本線で最も東側にあり、くずはモールの最寄り駅で特急停車駅の樟葉駅に到着する。樟葉駅では京都府の八幡市や久御山町方面に向かう京阪バスが発着することもあり、京都府民の利用客が多いことや始発着列車が多いこと、さらには周辺部はくずはモールをはじめ京阪電気鉄道が積極的に不動産事業を展開したことが特徴である。樟葉駅から先は車窓が一変し、前方には男山も見えてくる。列車は京都府に入って最初の駅である橋本駅を過ぎると、減速しながら右にカーブして、石清水八幡宮の最寄り駅の八幡市駅に着く。石清水八幡宮へは参道を歩いて登るほかケーブルカー(男山ケーブル)も発着している。八幡市駅を過ぎると木津川を京阪最長の鉄橋で渡り、洛南浄化センター(京都府下最大の下水処理場)を右に見ながら築堤上を左にカーブ京滋バイパスの高架橋をくぐる。そして宇治川を渡って京都市に入り右にカーブすると、左右には京阪本線のもう一つの車庫である淀車庫が見えてくる。そのまま進めば程なく京都競馬場の最寄り駅である淀駅に着く。淀駅はかつて淀城跡の近くにあったが、2011年5月に現在地に移転高架化した。また車庫の最寄り駅でもあるために出町柳方面行きを中心に始終着列車が設定されている。さらに東に進んで国道1号(枚方バイパス)、第二京阪道路、阪神高速8号京都線を潜り、減速して右にカーブすれば、宇治線との接続駅の中書島駅に到着する。駅南側には三十石船の置かれた伏見港公園が整備され、駅北側には幕末時代に重要な舞台となった寺田屋があるなど昔ながらの町並みが残っている。中書島駅を過ぎると進行方向を北に変える。中書島駅から先は、住宅密集地の狭い空間を走る。中書島駅を出て左にほぼ90度カーブすると伏見区の中心駅である伏見桃山駅に到着する。そのまま右に左にカーブを切りながら坂を上がっていくと、近鉄京都線との連絡駅である丹波橋駅に到着する。かつては近鉄京都線との直通運転を行っていたために大阪寄り、京都寄りともにその線路跡を垣間見ることができる。丹波橋駅を発車した列車は、右に左にカーブして近鉄京都線を乗り越えると、すぐに墨染駅、名神高速道路を潜ったところにある藤森駅を過ぎると、龍谷大学(深草校舎)の最寄り駅で待避設備のある深草駅に着く。この駅はかつては深草車庫も併設されていたが1980年に閉鎖され、電留線が1線残っていたが、2代目橋上駅舎の新築工事により撤去されている。この先の急カーブを過ぎると伏見稲荷大社の最寄り駅の伏見稲荷駅、鳥羽街道駅を出ると、急勾配の右急カーブを上がって、JR奈良線を乗り越え、急勾配の左急カーブを下がればJR奈良線との接続駅である東福寺駅に到着する。そして左側に大手ゲーム機メーカー任天堂の京都リサーチセンター(1959年から2000年までの本社)が見え、東海道本線・東海道新幹線を潜ると列車は地下線に入り三十三間堂、京都女子大学の最寄り駅七条駅に到着する。その先は右にカーブしながら清水寺の最寄り駅である清水五条駅に到着し、そのまま先に進めば八坂神社や京都随一の繁華街四条通の最寄り駅である祇園四条駅に到着する。そしてその先の勾配を上がれば、すぐに京都市営地下鉄東西線の接続駅である三条駅に到着する。かつてはこの駅の地上から京津線も発着していたが、1997年に廃止され地下鉄東西線からの直通運転に変わっている。また地元民からは「三条京阪」の名称で親しまれ、バスターミナルなども併設されていて京都の一大拠点になっていたが、鉄道網の充実により現在は縮小された感が否めない。七条駅 - 三条駅間の地上線時代は琵琶湖疏水と併走し、京阪線の見所の一つでもあった。京阪本線は三条駅が終点であるが、ほとんどの列車はこの先出町柳駅まで続く鴨東線に直通する。平安神宮や京都御所の最寄り駅の神宮丸太町駅を過ぎると京都大学(吉田キャンパス)、同志社大学(今出川キャンパス)や下鴨神社の最寄り駅で鴨東線の終点の出町柳駅に着く。地上からは洛北方面に向かう叡山電鉄が発着していて、秋の行楽シーズンには激しく混雑する。三条駅に発着する大半の列車が鴨東線出町柳駅まで直通運転を行っている。また、一部の列車は天満橋駅から中之島線中之島駅まで直通運転を行っている。2011年5月28日には一部がロングシート化された8000系の運行回数の変更や、運行の効率化(これにより老朽化した20両を廃車)を図ったダイヤ改正が実施された(詳細後述)。以下に種別ごとの詳細を示す。特記なければ通常期の運行形態について記す(ダイヤ乱れによる運用変更については、この限りではない)。年末年始に実施される正月ダイヤについては「年末年始」の節を、そのほかの臨時ダイヤについては「臨時列車」「臨時ダイヤ」の節も参照。また、快速特急・特急・通勤快急・快速急行の詳細については「京阪特急」も参照。土曜・休日に淀屋橋駅 - 出町柳駅間で9 - 11時台に上り5本、16 - 18時台に下り5本が運行される。快速特急の運行時間帯には1時間あたり快速特急2本・特急4本・快速急行2本が運転される。2011年秋から2016年正月まで行楽期限定で運行されていたが(後述)、2016年3月19日ダイヤ改正より、土休日ダイヤ限定で定期運行されることとなった。京橋駅 - 七条駅間ノンストップ列車の定期運転は2000年6月までの特急以来と約16年ぶりとなる。淀屋橋発出町柳行の臨時列車として、2011年10月22日 - 12月4日の土休日に運行された。この時は列車愛称がなかった。2012年3月24日 - 6月3日の土休日も運行された。この運行に向けて愛称の募集も行われ「洛楽」の列車愛称があたえられた。以後春と秋の行楽シーズンの土休日にも運行されている。正月三が日における正月ダイヤでは、2014年以降は午前に淀屋橋発出町柳行き、夕方に出町柳発淀屋橋行きのノンストップ特急「洛楽初詣」がそれぞれ運行された。停車駅は淀屋橋駅、北浜駅、天満橋駅、京橋駅、七条駅、祇園四条駅、三条駅、出町柳駅で、京橋駅 - 七条駅間をノンストップ、最速35分で運行する。使用車両は8000系。なお列車種別は快速特急である。臨時運転時代はノンストップ特急が運転されるときは運用上の都合により、前後の定期特急が一般車に差し替えられていた。なお、定期運用では2008年10月 - 2011年5月にも快速特急が存在したが(「旧・快速特急」参照)、こちらは平日の夕方から夜間にかけて淀屋橋発出町柳行きのみの設定で途中の停車駅は北浜駅、天満橋駅、京橋駅、中書島駅、丹波橋駅、七条駅、祇園四条駅、三条駅であった。京阪本線の最速達種別。終日にわたって運転され、「京阪特急」の通称で親しまれている。ほぼすべてが淀屋橋駅 - 出町柳駅間の直通列車である。ダイヤ改正・ダイヤ変更のたびにK特急・快速特急がそのまま置き換わる形で運転時間帯が拡大され、朝ラッシュ時下りや早朝・深夜を除いて終日10分間隔運転となった。また2009年9月のダイヤ変更において、上り最終の出町柳行きが鴨東線内を普通として運転するようになった。ただしこれは、正確には三条止まりの特急であり、引き続き三条駅から同駅を始発駅とする普通出町柳行きとして運転される設定である。なお、出町柳発最終特急は枚方市止まり、淀屋橋発最終特急は樟葉止まりとなっている。車両は、淀屋橋駅 - 出町柳駅間の全区間通しの列車については2階建車両(ダブルデッカー)が連結されている特急用の2ドア車8000系を中心に、3ドアの車両も含めて8両編成を組成する車種に限定で運用されている。3ドア車については昼間時間帯は原則として3000系(2代)が限定的に運用に就いているが、ラッシュ時や深夜には一般車の運用もあり、3000系に予備車がないため検査入場時は昼間時間帯でも1運用(2時間10分毎に1本)が一般車の運転となることがある。土休日ダイヤでは下り朝1本・夜2本、上り夜3本の計3往復を除き全て8000系または3000系で運転される。また、平日朝ラッシュ時の特急には女性専用車両が設定される。なお、駅の時刻表には発車時刻の横に小さく2ドア車か3ドア車を表すマークが付けられている。京阪間通しの特急における普通との緩急接続は「準急・通勤準急」の節を参照のこと(ほかに京橋駅で中之島駅発着の普通と緩急接続させることによって、特急停車駅から中之島線各駅への所要時間を短縮させている)。出町柳駅 - 淀屋橋駅間の標準所要時間は53 - 57分で、カーブの多い路線と大阪・京都それぞれの市街区域(地下鉄に準ずる区間 = この区間は主要駅や地下鉄等の乗換駅が連続することから、特急も停車駅が多くスピードが落ちる)に乗り入れる区間が他社より長いことが影響して大阪 - 京都の都市間輸送の所要時間では他社に水を開けられている。特急の方向幕の地色は赤である。2003年9月6日のダイヤ改正で現在の赤地に白文字の幕となった。それ以前は、8000系は黒地に赤文字の幕を、3000系(初代)は白地に赤文字の幕を使用しており、1995年の更新工事の際に8000系と同様の黒地に赤の幕となった。2003年以前に使用していた黒地に赤字の幕は2600系に入っており、「K特急おりひめ」で使用された。なお、現在の赤地に白文字の幕は、製造時の6000系の急行幕(英語なし)と同じ色である。2000年6月30日までは京橋駅 - 七条駅間途中ノンストップ(ただし朝ラッシュ時の下りのみ1993年より中書島駅、1997年より枚方市駅にも停車)、2000年7月1日から2003年9月5日までは中書島駅・丹波橋駅に終日停車となり京橋駅 - 中書島駅間(事実上京阪間)ノンストップで運転されていた(朝ラッシュ時の下りのみ枚方市駅に停車)。ただし、毎年8月の最終日曜日に行われていた『くらわんか花火大会』の開催時には枚方市駅(1998年以前は樟葉駅)に上下列車とも臨時停車していた。2003年9月6日以降は枚方市駅・樟葉駅にも停車となった。2008年10月のダイヤ改正から2011年5月のダイヤ変更までは日中、1/3の列車が一般車による淀屋橋駅 - 枚方市駅間の運転(枚方市駅 - 出町柳駅間は快速急行が補完)、朝ラッシュ時の上りの半数、および平日夕ラッシュ時の上りの一部の列車が樟葉駅または三条駅止まりとなっていた。また、京都競馬開催期の最多客時には、枚方市発淀屋橋行きの特急を延長する形で競馬場最寄りの淀駅始発の臨時特急が運転されることがあった。2011年5月28日に行われたダイヤ改正で、枚方市止まりの特急を中之島線からの快速急行と統合した形で出町柳行きに延伸し、夜間帯をのぞき10分間隔で運行されている。また平日に運行されていた快速特急についてはすべて特急に置き換えられ、別途行楽期の臨時列車として運転されている(後述)。また運用数と主要駅の停車時間、運転余裕時分の見直しにより、所要時間が下り57分・上り55分に延びている。2016年3月19日のダイヤ改正で、停車駅での停車時間や緩急接続の見直しにより、所要時間が2 - 4分短縮される。また、2017年上半期からの『プレミアムカー』導入による8000系の改造に伴い、2016年9月24日から順次8000系で運用される列車は7両編成での運行に変更される。特急に準じて、枚方市駅を境に京都側では特急と同等、大阪側では従来の急行の役割(ただし、枚方公園駅は通過)を果たす。平日朝ラッシュ時の下り4本は守口市駅を通過する「通勤快急」として運転し、それ以外は守口市駅に停車する「快速急行」として運転される。平日朝ラッシュ時は出町柳駅・三条駅(通勤快急の4本のみ)・樟葉駅 - 淀屋橋駅・中之島駅間で運転され、夕ラッシュ時は中之島発樟葉行き、土休日は朝に淀屋橋発出町柳行き、樟葉発淀屋橋行き、夕方に出町柳発淀屋橋行きが運転されている。平日は終着駅まで先着するが、土休日の出町柳発着の快速急行は枚方市で快速特急「洛楽」を待避する。夕方ラッシュ時の上り列車は樟葉駅折り返しの急行の補完的な役割を担い、土曜・休日の出町柳駅発着列車は快速特急の運行による特急を補完(快速特急が通過する枚方市駅、樟葉駅、中書島駅、丹波橋駅の停車本数を毎時6本に確保)するために運行されている。これにより、快速急行停車駅においては実質10分に1本の本数の確保がなされている。また夕ラッシュ時は樟葉駅で準急との接続があるために後続の特急よりも丹波橋駅まで最先着となる。種別幕の表示は紫色である。本種別は2008年10月19日の中之島線開業時に中之島駅発着の最速達種別として登場し、それまでの急行を置き換える形でほぼ終日運転されていた。車両も3000系(2代)がほぼ専属的に使用されていた。競馬開催日には、朝から夕方にかけて競馬場最寄りの淀駅にも臨時停車していた(出町柳発7時40分 - 17時40分と中之島発7時30分 - 17時00分)。その後、2009年9月の一部ダイヤ改正では夕方時間帯の樟葉行きが淀屋橋駅始発の急行に立て替えられ、中之島駅始発の列車は普通に格下げされた。また出町柳行きについても三条駅(20時以降は樟葉行き)までの運転となり、三条行きは樟葉駅で快速特急の通過待避を行っていた。2011年5月のダイヤ改正で淀屋橋駅 - 枚方市駅間の特急と統合する形で日中の運転がなくなり、本数は大幅に削減された。また、夕方の三条行きは樟葉行きに短縮された。さらに、2013年3月のダイヤ変更により中之島駅 - 出町柳駅間の運転は朝ラッシュ時に限られ、この時間以外に運行される快速急行については上りは中之島発樟葉行き・下りは出町柳発淀屋橋行きとなっている。2016年3月19日のダイヤ改正では、一部列車が7両編成での運行となり、新たに淀屋橋行きの通勤快急が1本設定された(従来の中之島行きは3本に減少)。また、土曜・休日ダイヤの朝に淀屋橋発出町柳行き・樟葉発淀屋橋行き、夕方に淀屋橋行きの列車が増便された。夕方ラッシュ時には再び3000系による運用が1運用復活。深夜帯の出町柳発淀屋橋行きが廃止となった。この改正で上り下り共に中之島線開業から続いた中之島駅 - 出町柳駅間の通しの快速急行が消滅し、下りの中之島行きについては平日の枚方市駅8:56を始発とする運用1本のみとなった。平日の早朝・夕方・深夜と土曜・休日の朝・夜間に運転される淀屋橋駅発着の種別。淀屋橋発最終の上り樟葉止まり1本のみ守口市駅と枚方公園駅を通過する「深夜急行」として運転し、それ以外は守口市駅・枚方公園駅にも停車する「急行」として運転されている。ともに行先駅まで原則先着する。淀屋橋駅 - 出町柳駅間の列車のほか、淀屋橋駅 - 樟葉駅間の列車や、早朝には寝屋川市発出町柳行きが設定されており、淀車庫への出入庫を兼ねた区間列車(淀屋橋駅 - 淀駅・淀駅 - 出町柳駅間)や、特急車の入出庫を兼ねた送り込み運用で特急用の8000系が使われる列車もある。基本的に8両編成での運用が多い。京都側の区間列車は2003年9月のダイヤ改正までは準急として運転されていた(後述)。急行以下の種別では8両編成のみならず、3扉車7両編成も運用に入っている。取り扱い上では3扉であっても、実際には5000系限定の運用がいくつか設定されている。一例として、出町柳駅23時25分発淀屋橋行きは0時28分に淀屋橋駅到着後、車庫に戻らないで淀屋橋駅3番線でそのまま夜間滞泊し、翌日が平日ダイヤ実施日であればその次運用となる淀屋橋駅5時04分発普通出町柳行きを5扉扱いとして運用する。しかし、一般利用者の目に触れる時刻表に5000系使用列車である旨は記載されておらず特段の案内もないため、時刻表などの情報から5000系の運用を特定することはできない(平日朝方の5扉扱いで運用する列車に限り、駅掲示の時刻表で5000系使用列車を特定することは可能)。方向幕の色は橙色に白文字である。現在の橙色は1989年の7000系登場以降、英語入りの幕に交換された時から使用されている。それ以前は英語表示のない赤地に白文字の幕(色は2003年以降の特急と同じ)を使用していた。6000系登場以前は白地に赤字であった。前面の表示幕がない時代の方向板は丸形のものを使用しており、淀屋橋駅 - 三条駅(出町柳駅)間が赤地に白文字、淀屋橋駅 - 樟葉駅間が白地に赤文字と区別しており、側面幕は白地に赤字で「急行」であった。急行は長らく、終日運転される主力優等種別であった。淀屋橋開業後の1964年当時の途中停車駅は四条駅・七条駅・伏見稲荷駅・丹波橋駅・中書島駅・八幡町駅(現在の八幡市駅)・枚方市駅・香里園駅・京橋駅・天満橋駅・北浜駅(1961年12月以降は日中は枚方公園にも停車)であり、当時の急行は2008年10月19日に新たに登場した快速急行とほぼ同じ水準の停車駅数であった。2000年のダイヤ改正までは、普通との緩急接続は基本的に守口市駅(萱島駅折り返し)・香里園駅・丹波橋駅の3駅(丹波橋駅では宇治線直通列車のみ)に加え、樟葉駅では同駅折り返しの準急と相互に行われてきた。加えて、早朝・深夜時間帯以外は20分間隔時代は全区間で逃げ切れていた。しかし、1971年8月の樟葉駅の改良工事完成に伴うダイヤ改正より15分間隔化になると、逆に逃げ切れなくなったために樟葉駅あるいは丹波橋駅で特急に必ず追い越されていた。その後、2003年9月のダイヤ改正で昼間時の運転が中止(準急に置き換え)された後、2006年4月のダイヤ改正から2008年10月19日のダイヤ改正前までは、昼間は淀屋橋駅 - 枚方市駅間の運転(一部は準急、香里園駅で特急待避あり)、それ以外の時間帯は淀屋橋駅 - 出町柳駅間を15分間隔(夜間は20分間隔)で運転される形でほぼ終日運転されていて、土休日に至っては京阪間通しの列車は原則として終点まで特急に追い抜かれなかった(ただしまれに三条駅で特急に追い抜かれることもあった)。また、1980年3月まで寝屋川市駅・枚方公園駅は昼間時間帯のみ停車、守口市駅は終日通過となっていたが、1980年3月のダイヤ改正で寝屋川市駅は終日停車、守口市駅は昼間時間帯停車となり、その後守口市駅・枚方公園駅は夕方以降の停車時間帯が拡大していった。そして、2011年5月のダイヤ改正で昼間にも淀屋橋駅 - 樟葉駅間運転の急行が1時間あたり4往復復活すると、普通とは京橋駅(中之島駅発着)・守口市駅・香里園駅で緩急接続するようになったほか、樟葉駅では特急とも緩急接続するようになった(ただし香里園駅・枚方公園駅から樟葉駅以東の特急停車駅間に対しては、枚方市駅で特急と準急または普通が緩急接続するダイヤになっているため、そちらが樟葉駅で特急と急行を相互に乗り継ぐよりも早く到着する)。京都競馬開催時(場外の時期も含む)は淀駅に臨時停車していた。2008年10月19日のダイヤ改正で昼間の運転がなくなったため、代わって快速急行が臨時停車していたが、2011年5月のダイヤ改定で昼間の運転がなくなり臨時停車がなくなった。ただし、以後も淀発の中之島行き臨時急行が運転されることがある。快速特急「洛楽」が運転される春秋の特別ダイヤでは特急の送り込みの関係上、京都競馬開催の有無関係なく午後の時間帯(15時 - 17時台) で淀発の出町柳行き運行される。臨時停車の代わりに樟葉発の急行を延長する形で土休日朝に淀行き、夕方に淀発急行が設定された。淀駅はそれらを含め、始終着とする急行のみ停車し、これ以外の列車は淀駅を通過する。8両編成運転は1985年から始まり、当初は朝夕ラッシュ時の樟葉駅で折り返す列車のみであったが、1987年の京都地下線(東福寺駅 - 三条駅間)の開業で全線に拡大していった。2009年9月のダイヤ変更で平日夕方上りに限り、中之島発の樟葉行き快速急行3本が淀屋橋発樟葉行きの急行4本に振り返られた。それと引き換えに、中之島発の列車は普通に格下げされている。さらに前節の通り、2011年5月のダイヤ改正で日中も淀屋橋駅 - 樟葉駅間で運転されるようになり、夕方時間帯の下りも運転されるようになった。しかし、2013年3月16日のダイヤ変更で、日中の運転は1時間あたり4本から3本に削減され、準急と交互に20分間隔での運転になった。また土日に運転されている淀行きの急行2本を樟葉行きに短縮し、平日夕方ラッシュに運行されている樟葉行き急行4本を淀行きに変更。また深夜にも淀行きの急行(これは樟葉行きの準急の格上げによるもの)が運行されるようになった。2016年3月19日のダイヤ改正で日中の運転が取りやめとなった。主に複々線区間で通過運転を行い、そのほかの区間は各駅に停車する。平日朝ラッシュ時の下りは守口市駅を通過する「通勤準急」として運転し、それ以外は守口市駅に停車する「準急」としてほぼ終日運転され、守口市駅で普通に接続している。平日朝・夕ラッシュ時の一部で中之島駅発着の列車が運転されるが、それ以外は淀屋橋駅発着となる。このほか枚方市駅・樟葉駅・淀駅発着の区間運転列車が設定されている。中書島駅 - 七条駅間の急行通過駅が7両編成までの対応のため、京阪間通しの列車はすべて7両編成での運転であり、区間運転の列車には8両編成の運転(3000系・8000系での運用もあり)もある。京橋駅で中之島駅発着の普通と相互接続する列車がある。それらを乗り継ぐことによって、淀屋橋駅発着の普通を補完している。2003年9月のダイヤ改正で昼間時間帯(2008年10月のダイヤ改正ではさらに夕方以降の列車も)の京阪間通しの急行が事実上特急に格上げされたために、急行や普通の代替的な役割も担っている。このため日中においては、例えば2008年10月のダイヤ改正までは香里園駅で特急を待避していたところを、上りは淀屋橋駅出発後枚方市駅まで、下りは枚方市駅出発後淀屋橋駅までそれぞれ、後続の特急から逃げ切るダイヤに再度戻されたために運転余裕時分が少なくなり、このため同区間においては車両性能を限界近くまで発揮して走行することが多くなった。また昼間時の準急の香里園駅待避がなくなったため、大阪方面で萱島駅への到着が、香里園駅で特急を待避するより時間がかかる。そのため夕方の利用客が増える時間帯では、準急が遅れることもあり、萱島駅で区間急行との接続ができないこともあったが、2009年9月のダイヤ改正により、平日の16時以降は大阪方面で萱島駅の準急と区間急行の接続ができなくなり、例えば萱島駅で乗り換えて準急通過駅へ向かう場合は、萱島発の普通を4分待つ必要がある。また夕方以降の列車は京都側での区間列車(出町柳駅・三条駅 - 淀駅・一部は樟葉駅)と樟葉駅折り返しの準急列車が統合されたものであり、中書島駅 - 樟葉駅間の速達列車の通過駅(淀駅・橋本駅)でも利便性が向上している。各駅停車区間における特急(2008年10月改正からは快速急行も)との緩急接続は、基本的に枚方市駅・丹波橋駅・三条駅の3駅で行っている。ラッシュ時には樟葉駅で緩急接続を行う列車や香里園駅で特急の通過待ちを行う列車もある。方向幕の地色は青である。6000系登場以前は白地に青字であった。また、方向板を使用していた時は丸板で白地に青文字で準急(行き先は黒字)と書かれたものを使っていた(天満橋駅発着列車は黄色地に青文字で準急)。1980年3月のダイヤ改正前は朝夕時間帯のみの運行であったが、日中の区間急行を準急に変更する形でほぼ終日の運行となる。そのため、萱島駅の利用客を救済する目的で同駅にも停車するようになった。この当時は日中を中心に基本的に枚方市駅折り返しで、樟葉駅で折り返すのは朝夕に限られていたが、1987年6月1日のダイヤ改正で日中も樟葉駅で折り返すようになった。1989年9月には京都側にも通過運転を行う準急が設定された(出町柳駅 - 淀駅・樟葉駅間;後述)。また1990年までは夕方以降も守口市駅は通過だった。2003年9月のダイヤ改正で、全列車萱島駅 - 出町柳駅間は各駅停車(1987年以前の運転体系)に再度戻された。この改正で昼間に全線通しの運転と枚方市駅折り返し運転が1時間あたり6本ずつ設定された(計12本)。平日夕方ラッシュ時には交野線直通準急「ひこぼし」(天満橋駅始発)が設定された。2006年4月のダイヤ改正では、枚方市駅折り返しの急行が1時間あたり6本設定された関係で、昼間の準急の運行がなくなったが、2007年9月のダイヤ改正で15時以降に急行が準急に置き換わるパターンとなった。この時間帯は急行と同様に、香里園駅で特急待避をしていたが、萱島駅で必ず区間急行(後述)との接続を取っていた。中之島線開業日の2008年10月19日のダイヤ改正では、再び昼間に全線通しの運転が毎時4本復活した。また、守口市通過列車を「通勤準急」として分離した。「ひこぼし」は運転時間帯が変更され、深夜帯の快速急行に置き換えられた(「ひこぼし」の愛称は従来通り使用)。2011年5月28日のダイヤ改正では、急行の終日運行が復活した関係で、日中の準急が1時間あたり4本から2本に削減の上、中之島駅発着に変更され、京橋駅で淀屋橋発の特急や普通と接続を行うようになった。そのため、日中の中之島線直通列車は準急2本・普通4本とも淀屋橋駅発着列車を2本連続で接続待ちしてから、改めて京橋駅を発車するダイヤになり、京橋駅での停車時間が非常に長くなった(正月ダイヤの日中でもほぼ同様、ただし当該時間帯の中之島線直通列車は普通のみ)。2013年3月16日のダイヤ変更で、日中の運転は1時間あたり中之島駅駅発着2本から淀屋橋駅発着3本に変更された。春秋の特別ダイヤでは4本(出町柳行き2本、枚方市(夕方以降は出町柳行き)行き2本に変更された。枚方市駅で折り返す列車は香里園駅で特急に追い抜かれる列車がある。2016年3月19日のダイヤ改正では、日中の急行を準急に置き換え、淀屋橋駅 - 出町柳駅間の列車が10分間隔で1時間あたり6本となった。また、日中の特急との接続駅が樟葉駅・丹波橋駅・三条駅に変更され、香里園駅で特急を待避する運行形態に変更された。夕ラッシュ時間帯の上り区間運転の列車は枚方市駅折り返しとなった。平日朝の枚方市駅7:03発の通勤準急が初の3000系での運用となった。7両もしくは8両編成で朝晩(土休日下りは朝のみ)に運転される。守口市駅以東を各駅に停車することで、大阪モノレール線との乗り換え駅でありながら外側線(緩行線)にしかホームがない門真市駅やその周辺の駅の速達・利便性を確保する役割を担っているほか、朝ラッシュ時には通勤快急と通勤準急が停車しない守口市駅を補完する役割も持ち、萱島駅発着を中心に枚方市駅・樟葉駅発着も運転される。なお、以前は夕方以降多く設定されていたが、ほとんどの列車が準急に格上げされ、かつ守口市駅への急行停車時間帯が拡大されたために本数を削減された経緯がある。 急行線の容量の関係上、朝ラッシュ時には全線外側線を走行する列車がある(守口市駅を朝8時台に発車する淀屋橋行区間急行3本)。前を走行する普通列車の速度に合わせて走るため、守口市駅 - 京橋駅間の所要時間は急行線を走る区間急行より2 - 3分遅い。区間急行は他社では急行と準急の中間の種別として使われるが(近畿日本鉄道・南海電気鉄道など)、京阪では伝統的に区間急行を準急と普通の中間の種別としている。英文字表記は他社の「準急」に当たる"Semi-exp. (SEMI-EXPRESS)"と表記され、準急には他社の「区間急行」に当たる"Sub-exp. (SUB-EXPRESS)"と表記されていることから、区間急行と準急の位置付けが逆になっている(京阪の区間急行=他社の準急、京阪の準急=他社の区間急行)ことがわかる。方向幕の地色は緑色である。長らく「区急」と略して表示されてきたが、2003年改定より駅の発車案内表示において「区間急行」と略さずに表示するようになり、車両側も2008年より中之島線対応で方向幕を交換して、駅と同じく「区間急行」と表示するようになった。なお、前面の行先表示板を使用していた頃は、区間急行は普通の板の行先の下に赤字で「急」と書かれたものを使用していた時期があった。平日朝ラッシュ時の樟葉行き上り列車の1本は、枚方市駅まで後部2両を女学生・児童優先車両としている。1980年3月のダイヤ改正で、それまで枚方市駅が最東であった区間急行は樟葉駅まで運転区間を延長した。また日中の列車は準急に変更され、それ以降は朝夕ラッシュ時の専従列車として運転されてきたが、2006年のダイヤ改正からは再び26年ぶりに昼間時間帯にも運転するようになった。2008年10月19日のダイヤ改正では、天満橋行きを中之島行きに延伸した(昼間時。平日のラッシュ時には淀屋橋行きも運転)。2009年のダイヤ改正で大阪側の4両編成の列車が、平日萱島発深夜の片道1本のみ区間急行で復活した。この列車は中之島線直通であり、折り返し快速急行となった(10000系限定)が、2011年5月28日のダイヤ改正によりこの運用は終了となった。また、この改正では昼間時間帯の運転もなくなった。2016年3月19日のダイヤ改正では、朝の枚方市発の列車が準急に変更され、萱島駅以東発の列車が削減された。また、樟葉行きが朝に1本復活するほか、朝に淀屋橋行きが設定された。案内放送では「各駅停車」で統一されている。基本的な運転系統は中之島駅・淀屋橋駅 - 萱島駅・出町柳駅間の運転。時間帯によっては守口市駅・寝屋川市駅・枚方市駅・樟葉駅・淀駅・三条駅を始発・終着駅とする列車も存在する。また平日2本、土休日1本は香里園行きも設定されている。昼間時は守口市駅で準急に、枚方市駅・丹波橋・三条駅で特急に接続する。なお、正月ダイヤの昼間時は樟葉駅・丹波橋駅で特急・急行と2列車連続で接続し、香里園駅では急行と接続するほか特急の通過待ちもあるため、3駅での停車時間が比較的長い。平日の大阪側の区間列車の一部が8両ではあるが、それ以外の列車は7両での運転である。2008年10月19日のダイヤ改正から、ラッシュ時間帯に運転されていた京都側での折り返し列車は大幅に削減され、一部列車は後述の通り準急に系統統合されている。また、2000年のダイヤ改正までは昼間時に宇治線との直通列車も存在していたが、配線の都合上、中書島駅で進行方向が変わっていた。系統分割後は2003年のダイヤ改正まで中書島駅発着となり、丹波橋駅での急行との接続もなくなり、三条駅・出町柳駅または中書島駅まで先着となった。なお系統分割後の当該列車は特急の後を追って中書島駅を発車するダイヤになっていたため、中書島駅以南の特急・急行停車駅から伏見桃山駅までの所要時間が短縮された。特に京阪間通しの普通の場合、2000年のダイヤ改正までは香里園駅を出れば、あとは枚方市駅と深草駅で特急を待避するだけで(下りはその逆)、後続の急行とは緩急接続せずに三条駅または出町柳駅まで逃げ切るダイヤとなっていた。萱島駅折り返し列車に関しては、萱島駅 - 出町柳駅間各駅停車の準急と接続できる体系になっている。しかし2000年のダイヤ改正から約3年間、香里園駅発車後、三条駅または出町柳駅まで逃げ切れなくなっていたが、これは丹波橋駅で特急と急行が緩急接続するようになった上、京阪間通し列車における深草駅での2列車連続待避が生じてしまったためである。その反面、伏見稲荷駅での緩急接続はできない(同駅には待避設備がないため)ものの、急行の後続となる普通へ乗り換えることにより、丹波橋駅以南の特急・急行停車駅から鳥羽街道駅・東福寺駅への所要時間が短縮された。2003年9月のダイヤ改正で、それまで全線直通と萱島駅折り返しの2本立てだったが、前者は日中の萱島駅以南が準急に格上げされたため後者のみに統一された。2006年4月のダイヤ改正で2年7か月ぶりに前者が復活し、1時間あたり6本すべてが前者に統一された。しかし、2008年10月のダイヤ改正では1時間あたり6本中2本を残して萱島駅以南が再び準急に格上げされており、後者が2年半ぶりに復活している。また、2011年5月28日のダイヤ改正で日中の区間急行が、中之島駅 - 萱島駅・出町柳駅間の普通に置き換えられた。よって、大阪側基準で日中の3分の2の列車が中之島駅発着に変更されたため、この時間帯における淀屋橋・北浜両駅から野江駅 - 土居駅間各駅への利用者は、3分の1を残して京橋駅での乗り換えが必要となった(淀屋橋駅まで乗り入れるのは、日中毎時2往復しかない)。しかし、2013年3月16日のダイヤ変更で、日中1時間あたり6本すべてが中之島駅発着に統一され、日中は淀屋橋駅 - 天満橋駅での運用がなくなり、前述の利用者はほぼ終日京橋駅での乗り継ぎが必要となった。また大阪側の区間列車は8両編成が大幅に増えている(これは平日ダイヤで夕方以降に樟葉行きの快速急行や準急として折り返す列車があるため)。2016年3月19日のダイヤ改正では、日中の中之島駅 - 出町柳駅間の列車が中之島駅 - 枚方市駅間の運転に変更された。また、日中の香里園駅での緩急接続が取り止められた。平日朝ラッシュ時の香里園行き上り列車の1本は、後部2両を女学生・児童優先車両としていたが、この改正で消滅し、区間急行に設定が引き継がれた。通常期の昼間時の1時間毎の運転本数をまとめると以下の通りになる(2016年3月19日ダイヤ改正時点)。京都競馬場での競馬開催時には、最寄駅となる淀に向けて臨時列車が運転されている。メイン競走の格により本数は増減する。1990年代までは、午前に淀屋橋発淀行きの急行、午後に淀発天満橋行き(一部淀屋橋行き)および三条行きの急行が運転されていた。この臨時急行は「馬急(うまきゅう)」とも呼ばれ、行先表示板を使用していた時代には蹄鉄が描かれたものを使用していた。1999年4月から2003年9月6日ダイヤ改正前までは、午前の急行に代わって「淀快速ターフィー号」が運転されていた(停車駅は淀屋橋・北浜・天満橋・京橋・守口市・淀。ただし守口市停車は2000年秋から)。それ以降は準急の枚方市駅(2003年9月改正以前は樟葉駅) - 淀駅間を延長する列車のうち枚方市駅 - 淀駅間で急行運転するものは「Gallop」(ギャロップ)として運転され、ヘッドマークも掲げられていた。2006年4月のダイヤ改正以降は高架化工事に伴い下り線が始発線のない仮設ホームに移設されたため、臨時列車の本数が大幅に減ったものの、メイン競走の格によって復路のみ淀発天満橋行や三条行の急行が運転されることがあった。2008年10月からは快速急行が淀駅に臨時停車するようになり、2011年5月に昼間の快速急行が廃止されるまで行われていた。現在はメイン競走の格によって増減するが、中之島駅 - 淀駅間の急行(往路は上り・復路は下り。場合によっては特急も運転されることもある)、淀駅 - 三条駅間の普通(上りのみで運転されない場合もある)が運転される。例外として2010年11月27日には京阪杯開催および京阪電車100周年を記念して臨時ターフィー号が1本運転され、また2011年度も11月26日に臨時ターフィー号が淀屋橋駅 → 淀駅間で片道1本運転された。過去にはホームに観戦帰りの客が殺到し、安全性確保のために通常は通過する特急が急遽臨時停車した例もあった。また、2003年9月6日の大幅なダイヤ改正直後の同年10月 - 11月の日曜日のうち4日間と、2004年5月2日には「休日特別ダイヤ」を編成したことがあった。このダイヤでは朝夕に各種列車の増発が行われ、特に夕方(16 - 17時台)には10分当たり三条発天満橋行き臨時特急1本、淀発天満橋行き臨時急行1本、淀発淀屋橋行き「Gallop」1本が増発され、定期列車と合わせて複線区間(淀駅 - 萱島駅間の下り)で10分間に片道5本(平均2分間隔)という朝ラッシュ時間帯並みの本数となった。毎年正月三が日の初詣輸送には特に力を入れており、大みそかの夜間19時台から、翌年1月3日(曜日配列によっては4日または5日)までは、「土曜・休日ダイヤ」を適用せず、「大みそかダイヤ」・「正月ダイヤ」を編成して運転している。各駅や全列車の時刻などは、京阪電鉄の公式ホームページ上や、「K-PRESS」、またはリーフレットなどで公表される。大みそかの始発電車から19時までは京阪線系統各線共通で「土曜・休日ダイヤ」で運転し、同日19時からは「大みそかダイヤ」として、通常とは異なるダイヤ編成に切り替え、翌年元日早朝にかけて終夜運転を実施する。2011年(年表記は大みそか基準、この節において以下同じ)は淀屋橋駅 - 出町柳駅間の急行を20分間隔(守口市駅・枚方公園駅にも停車)、普通を中之島駅 - 出町柳駅間で20分間隔で運行した。ただし、3時台以降の上りは運転間隔が広がり、それぞれ30分間隔となったほか、入庫のための萱島行普通列車も運転された。京阪電鉄の終夜運転は関西圏でも運転頻度が多い部類に当たるが、近年は運転本数が減少している。終夜運転時における急行と普通の緩急接続は香里園駅のみとなっている。2012年もほぼ同様の運行内容である。なお、京阪線の終夜運転の開始は1957年に遡る。過去の運行概要は以下の通りであった。一方、毎年正月三が日には初詣客を考慮して土曜・休日ダイヤは適用せず、昼間時には特急・急行・普通が12分間隔(2013年以前は10分間隔)で運転される「正月ダイヤ」を実施している。昼間時に京都方面で増発される反面、朝や夜間は通常の土曜・休日ダイヤに比べて本数が少なくなるのが特徴である(特急が枚方市駅・樟葉駅に停車する前は、おおむね8 - 20時の間のみ特急が運行されていた)。なお、京都競馬の京都金杯の開催時は正月ダイヤまたは平日ダイヤで競馬関連の臨時列車が運転される珍しい事例が見られることがある。終電の時間帯に関しては、通常ダイヤとほぼ同じ形で運転されているが、区間急行が運転されない等の若干の差異がみられる。2012年以降の正月ダイヤでは、昼間は、特急・急行が淀屋橋駅 - 出町柳駅間、普通が中之島駅 - 三条駅間で運転された。また急行停車駅の八幡市駅・伏見稲荷駅を通過する快速急行は終日運転されなかったが、区間急行は朝と深夜の下りのみ、準急は昼間時間帯以外の時間帯で運転された。特急・急行の待避は上りは三条駅で、下りは枚方市駅で行われた。また2011年以前と比べて早朝・夜間に特急が増発された。2014年からの正月ダイヤでは、午前に淀屋橋発出町柳行き、夕方に出町柳発淀屋橋行きのノンストップ特急「洛楽初詣」が運行された一方、昼間時の特急・急行・普通は12分間隔の運転となった。中之島線開業前は長らく、昼間は特急と急行が淀屋橋駅 - 出町柳駅(1989年までは淀屋橋駅 - 三条駅)間、普通は淀屋橋駅 - 三条駅間で運転されていた。2003年まで存在した三条駅発着の宇治線直通普通列車は宇治線内での折り返し運転となった。1980年以前は、急行は当時、日中のみの停車であった寝屋川市駅・枚方公園駅に加え、通常ダイヤでは通過していた守口市駅にも停車していた。鴨東線開業後の1990年から数年間と2004年は、午後時間帯に出町柳駅発着の特急と三条駅発着の特急を交互に運行していたことがあった。夕刻に20分間隔で三条発の臨時特急がさらに増発されることもあった。中之島線開業後の2009年 - 2011年は、特急が淀屋橋駅 - 出町柳駅間、急行が淀屋橋駅(3本に1本の割合で中之島駅) - 出町柳駅間、普通が中之島駅(3本に1本の割合で淀屋橋駅) - 三条駅間で運転された。それ以前の運行概要は以下の通りであった。特急用の車両は2003年以前は予備車を含めてフル運用に入り、賄いきれなくなった運用に9000系が入る程度だった。さらに9000系登場以前は一般車が特急の運用に入ることもあった。一般車(6000系・7000系・7200系をのぞく)の運用の中には1983年(6000系7連車登場前)までは真正面に特急のシンボルマーク(鳩マーク)を掲げて運転していたこともあり、特に1900系の使用頻度が多かった。大文字五山送り火のある毎年8月16日は、土曜日・日曜日にならない限りは原則として平日ダイヤの運転となる。2008年までの実績では、夕方以降の急行(樟葉発着も含む)は出町柳まで運転された。一方で出町柳発着の普通の一部は三条での折り返し運転とした(出町柳発着に8両編成の列車を集約させるため)。また20時以降はK特急や急行を中心に臨時列車が運転された。2009年以降は混雑する時間帯に出町柳駅発の樟葉行きの臨時急行を増発している。出町柳駅の今出川口については混雑緩和などのために営業時間を延長(21:30まで)する。行楽シーズンを中心に土休日ダイヤが変更され、特別ダイヤで運行される。特別ダイヤ実施期間中、快速特急「洛楽」が午前中に出町柳行きが、午後に淀屋橋行きが運転される。午前の快速特急「洛楽」出町柳行きが運行される時間帯には淀屋橋発の快速急行出町柳行きが運行され、枚方市駅で待避する。特定の日を除き、淀駅にも臨時停車する。一部の急行が準急が変更されるほか、淀屋橋駅 - 枚方市駅間の準急(夕方は中之島駅 - 枚方市駅間の普通)が運行され、一部の列車の緩急接続や通過待避のパターンが変更される。ダイヤは公式サイト上や各駅で公表される。午前中の出町柳行きの快速特急洛楽・特急・快速急行は「貴船・鞍馬連絡」・「大原連絡」・「比叡山連絡」として運転される列車が設定されている。この特別ダイヤは、2003年の10月から11月に掛けてと2004年5月2日に実施された「休日特別ダイヤ」が前身であるが、2014年に「春の(または秋の)特別ダイヤ」として再開され、原則として3月下旬から5月上旬と10月、11月の全休日に(2015年のみ9月中旬より実施)実施していた。上記以外にも祇園祭、宇治川花火大会、天神祭など沿線で大きな催し物がある場合は夜間を中心に臨時列車(または定期列車の運転区間延長)が運転される。また、行楽シーズンには淀屋橋駅・天満橋駅 - 三条駅・出町柳駅間に臨時特急が運転されることがあった。他線に比べて比較的臨時列車が多い路線だが、近年臨時列車は減便傾向にある。以前は名称がない臨時列車にも「臨」のヘッドマークが掲げられていたが、2003年9月6日改正以降はこのマークは臨時特急のみにしか掲げられていない。さらに、沿線で大きなイベントが開催される場合は夜間の特急が3ドア車(通常は2ドア車)に差し替えられることがある。京阪本線のかつての最優等種別。2003年9月6日のダイヤ改正で新設(運転開始は8日から)された。ただし停車駅はダイヤ改正前の特急と同じで、特急の停車駅が増加したことにより新たに設けられた種別である。淀屋橋駅 - 出町柳駅間で運行され、朝の淀屋橋行きが枚方市駅にも停車していた。平日の昼間以外の時間帯のみの運転で、通勤特急の役割を果たすことから土曜・休日は運転されなかった。平日夕方ラッシュ時では丹波橋駅で急行と緩急接続を行っていた。朝の下り以外は事実上の京阪間ノンストップ列車である。朝の一部の列車は3ドア車で運転され、特に最混雑時間帯の下り列車では2ドア車の充当が避けられていた。朝ラッシュ時には出町柳側の1両目が女性専用車両として運用されていた。また、平日朝ラッシュ時には交野線私市から淀屋橋行きK特急「おりひめ」が2本運転されていた。この列車は交野線でのホーム有効長の関係上5両編成で運転された。K特急の名称は中之島線開業に伴う2008年10月19日のダイヤ改正で廃止され、平日朝のK特急が特急に、夕方の上りK特急が快速特急(「おりひめ」は通勤快急)に改称された。京阪本線上りのかつての最優等種別。2008年10月19日のダイヤ改正で、それまでのK特急から置き換える形で新設(運転開始は20日から)。停車駅はダイヤ改正前のK特急と同じで、特急よりも速達列車であるということをわかりやすくするために新設された種別である。平日夕ラッシュ時にすべて2ドア車(8000系)により淀屋橋発出町柳行で運行され、下りや土曜・休日の定期列車は設定されていなかった。なお、この列車は枚方市駅・樟葉駅は通過となるため、京橋駅などでは通常の特急との誤認を防ぐための放送を係員が肉声で行っているほか、京橋駅の発車メロディはこの列車に限り「朝靄の京橋で乗り換え」を使用している。臨時列車では、2011年に「さくらエクスプレス」「わかばエクスプレス」として淀屋橋発出町柳行きが2本運転されたほか、「光のルネサンス号」として出町柳発中之島行きが運行された実績がある(下りの快速特急が運転されたのはこの時のみ)。2011年5月28日のダイヤ改正で廃止となり、全列車とも特急に格下げされた。1938年の設定当時は天満橋駅 - 枚方東口駅(現在の枚方市駅)間で運行され、停車駅は蒲生駅(現在の京橋駅)・門真駅(現在は廃止)・萱島駅・寝屋川駅(現在の寝屋川市駅)・香里園駅・枚方駅(現在の枚方公園駅)であった。種別としては準急よりも下位であるが、当時準急停車駅であった守口駅(現在の守口市駅)を通過していた点が特徴である。戦争中に一旦廃止となり、戦後1947年に運行を再開している。その後、現在の停車駅(片町駅にも停車)となり、1960年のダイヤ改正でそれまで運行されていた京橋駅 - 守口駅間通過の普通に統合され、昼間時にも運転されるようになった。一方、この区間急行とは別に、1952年にそれまで混雑時に天満橋駅 - 枚方市駅間で運行されていた急行を、枚方公園以北を各駅停車とする形で八幡町駅・深草駅まで延長した。この急行は種別板が赤の縁取りで白地に赤文字で「急」と書かれていた(両サイドに行先を表記)。この種別板は、後年設定される樟葉始発の急行(ただし停車駅は全線通しの急行と同様)の種別板と同様のものであった。準急との違いは、豊野(1963年廃止)と光善寺を通過するか停車するかの違いのみであったため、1969年の京橋駅移転によるダイヤ改正により準急と統合して廃止された。この区間運転の急行は当時の列車番号の頭部に「A」を付番していたため「A急行」とも呼ばれる。1964年当時は朝ラッシュ最ピーク時に枚方市駅 - 淀屋橋駅間で(この時の区間急行は一部をのぞき香里園駅・萱島駅・守口駅始発)、夕方以降に淀屋橋駅 - 八幡町駅(入庫列車は深草駅)系統を中心に運行していた。1989年9月27日から2003年9月5日まで運転されていた種別で、朝と夕方のラッシュ時や夜間を中心に運転されていた(運転区間:出町柳駅 - 淀駅・樟葉駅間、停車駅:出町柳駅 - 七条駅間の各駅・伏見稲荷駅・丹波橋駅・中書島駅 - 樟葉駅間の各駅)。この列車の前身は三条から宇治線に直通していた急行であり、その名残りで当初は夕方ラッシュ時に樟葉行きのみを5両編成中心に運転していた。その後、1991年6月1日のダイヤ改正で朝ラッシュ時の淀発出町柳行きと夜間に淀行きが追加されたのち、2000年のダイヤ改正で夕方ラッシュ時の出町柳駅 - 樟葉駅間の列車は普通に格下げされ、同時に7両編成も登場した。2003年9月6日のダイヤ改正で、萱島駅以東各駅停車に改められた(1989年以前の形に戻った)ため、出町柳駅 - 淀駅間の準急は急行に変更された(この急行は淀駅に停車する)。なお、大阪方面からの準急は1937年の種別設定当時は枚方東口駅(現在の枚方市駅)以東、戦後の運行再開後しばらくの間は中書島駅以東で通過駅があった(1950年から1952年は「直行」を名乗った)。1987年改正以後は、準急は淀屋橋駅 - 淀駅間のみ設定されていた。また、2003年9月の改正までは大阪方面の準急は淀駅以東には直通しなかったので、この期間は、淀屋橋駅 - 樟葉駅(一部淀駅、枚方市駅)間と、出町柳駅 - 樟葉駅・淀駅の2系統の準急がある状態であった。1968年まで丹波橋駅 - 三条駅間に奈良電気鉄道(1963年以降は近鉄京都線)直通の急行・準急・普通が運転されていた(急行は1956年頃までおよび、1967年からの設定)。奈良電気鉄道・近鉄の車両が使用され、停車駅は1957年までの準急は各駅停車、それ以外は急行・準急とも京阪間直通の急行と同一であった。詳細は「奈良電気鉄道#京阪神急行電鉄・京阪電気鉄道との直通運転」を参照。太平洋戦争中の1944年2月5日より、混雑時の京阪間直通の普通列車は蒲生駅(現在の京橋駅) - 守口駅(現在の守口市駅)間を通過するとされた。この措置がいつ解除になったかは不詳である。その後、1956年、天満橋駅 - 三条駅間直通の普通列車(早朝および夕方 - 夜間の一部をのぞく)については当時の複々線区間である京橋駅 - 守口駅間が通過となった。この区間の各駅については枚方市駅(一部は豊野駅)折り返しの普通列車が停車する形になっていた。この2つの普通は案内の上では特に区別されず、どちらも「普通」であったが、角型方向板中の行き先の周りを赤枠で囲ったものが使用されていた。1960年のダイヤ改正で直通列車を各駅停車に、枚方市駅折り返し列車を京橋駅 - 守口駅間通過に入れ替えた上で、上記の「区間急行」と統合する形で区間急行に変更され、通過駅のある普通列車は消滅した。部内では「直行」とも称された。2013年3月16日のダイヤ改正まで平日朝ラッシュ時には交野線私市駅から中之島行き通勤快急「おりひめ」、平日深夜には中之島駅から私市行き快速急行「ひこぼし」が運転されていた(各1本ずつ)。両列車は交野線でのホーム有効長の関係上、5両(2600系)編成で運転されていた。中之島線開業前の2003年9月の「おりひめ」・「ひこぼし」新設当初から2008年10月までは「おりひめ」は淀屋橋行のK特急、「ひこぼし」は夕方時間帯に天満橋発で準急として運転されていた。計画時
出典:wikipedia
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