プレマシー("PREMACY")は、マツダが製造・販売するミニバンである。日本国外での市場では初代はプレマシーとして販売されたが、2代目以降はMazda5(マツダ5)として販売される。また、2代目ベースの車両が台湾・福特六和(台湾フォード)で「フォードi-MAX」として2012年1月現在においても発売されている。本項ではフォードブランドで販売されたイクシオンについても述べる。ファミリアをベースにした5ナンバーサイズのコンパクトミニバンとして発売される。プラットフォームはマツダ・CPプラットフォームが採用されていた。乗車定員は5人乗りと7人乗りで後席ドアには前ヒンジ式のドアを採用する。3列目シートは着脱式で、3列目シートの装備をなくした物が5人乗りモデルとして販売された。エンジンは排気量1800ccのガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは全車4速コラムシフトAT。パーキングブレーキは足踏み式で、駆動方式はFFまたは4WDになる。2002年頃まで、フォード店向けにフォード・イクシオンとしてOEM供給していた。コンセプトは「6+One」。アクセラのプラットフォームを流用し全幅が広くなり従来の5ナンバーサイズからアクセラと同じように2代目からは3ナンバーサイズになった。搭載されるエンジンは従来から大型化され、2.0Lと2.3LのMZRエンジン(ガソリンエンジン)とし、トランスミッションはスポーツモード内蔵インパネシフト4速AT、パーキングブレーキはMPVと同じレバー式となった。ヨーロッパ仕様車はMTやディーゼルエンジンもラインナップされる。環境性能が向上され、全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得すると共に、2.0Lの2WD車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。後席ドアには両側スライドドアが採用される。2列目の中央座席は収納が可能となっている。ラインナップは「20F」、「20C」、「20S」、「23S」の4グレード体制とした。RX-8同様水素ロータリーエンジンを搭載。エンジンは発電機に徹し、実際の動力源はモーターが担うシリーズ式ハイブリッド機構を採用。3列目の座席があった部分に水素タンクを設置しているため乗車定員は5人。2009年3月5日に国土交通大臣の認定を取得し、3月29日に完成車メーカーとしては世界で初めてリース販売を開始。第一号車は同年5月26日に岩谷産業に納車した。モーターショー等でのコンセプトカーに採用されていた「NAGARE(流れ)」造形を量産車では初めて本格採用。躍動感とエレガントな雰囲気を兼ね備えるデザインとなった。Cd値0.30の優れた空力性能があり、高速走行時での燃費性能や静寂性を向上した。「20S」と「20E」の2WD車にはアイドリングストップ機構「i-stop」を搭載し、燃費を向上。安全性能も強化されており、ブレーキオーバーライドシステムを全車標準装備するとともに「20S」と「20E」の2WD車にはDSC(横滑り防止装置)も装備された。シートの肉厚さを向上させ、乗り心地の向上を図った。ただし、アクセサリーのナビゲーションに関しては3代目では廃止となり、ショップオプション(アルパイン、パイオニア等)のみの対応となった。また、日本国内でのマツダ車(ボンゴ・タイタンを除く)は従来、バックドアの左側に「MAZDA」ロゴのエンブレム、右側に車名ロゴのエンブレムが装着されていたが、3代目プレマシーに関しては「MAZDA」ロゴのエンブレムがなくなり、2代目までは右側にあった「PREMACY」ロゴのエンブレムが左側に変更されている。なお、コスト抑制のため、フロントガラスとサイドドアのガラス(計9枚)は先代からの流用である。英語で「至上」、「至高」を意味する「"SUPREMACY"」を語源とする。ちなみに、OEM車であるラフェスタ ハイウェイスターでは、同義のスペイン語から由来した「スプレモ」というグレード名が存在する。プレマシーのフォードブランド版として1999年5月に登場。なお、台湾のみ2代目プレマシーベースのフォード車がi-MAXとして現在販売されている。
出典:wikipedia
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