第一交通産業株式会社(だいいちこうつうさんぎょう)グループは、福岡県北九州市小倉北区に本社を置く、タクシー・ハイヤー事業の他に路線バス・不動産・貸金業事業などを運営する事業者である。福岡証券取引所単独上場銘柄のひとつである(証券コードは9035)。創業者は黒土始(現名誉会長)。社長の田中亮一郎は、元テレビ朝日編成局企画部員。黒土会長の娘婿でもある。主力事業のタクシー事業は1980年代からM&Aを進め、全国各地のタクシー会社(特に東急系と南海系)を買収し成長している。当初は本社所在地である北九州市を中心に、九州・山口を中心に事業展開していたが、現在では北海道から九州・沖縄まで全国に事業所を持ち、グループ全体の保有台数は業界首位の7,800台に及んでいる。バス事業としては一部地域で廃止代替バスの運行を行っていたが、2004年には民事再生手続中の沖縄県のバス会社・那覇交通の事業を譲受し、同年7月より那覇バスとして路線・観光バス事業へ本格進出した。さらに、同じく民事再生中の琉球バスの事業も2006年に譲受し、同年9月に琉球バス交通として事業を開始。乗合タクシーでは、2000年12月より「親富孝エクスプレス」の名称で、北九州市小倉北区平和通駅下 - 福岡市中央区親富孝通り間を土・日曜日の深夜に限り1日に3往復運行する深夜定期路線形態の運行を行っていたが、2010年10月現在この路線は運行されていない。また過疎地型として、2003年4月より北九州市の「おでかけ交通」のうち木屋瀬・楠橋・星ヶ丘地区の路線を、空港連絡型としては2006年3月より、北九州空港の早朝・深夜発着航空便(70便・91便・93便)に接続して空港と小倉北区・小倉南区・門司区方面との間を結ぶ予約制の路線をそれぞれ運行している。不動産事業としては、分譲住宅事業を全国14の都県で展開し年間約600戸を供給。マンション分譲では「グランドパレス」や「アーバンパレス」のブランド名で九州全域に留まらず東京都や仙台市にも進出している。その他に賃貸ビル約70棟やファイナンス事業も手がけ、最近ではマンション分譲事業を熊本県や広島県から撤退させ、需要の多い関東地域へ注力している。東京都の第一交通、芙蓉第一交通、東京・神奈川・千葉に拠点を持つヒノデ第一交通は2015年までチェッカーキャブに所属していた(ただし、チケット使用取扱は引き続き実施している)。全てのグループ事業者において無線は自社無線での運用であり、前記3社も屋上表示灯および無線は独自のものである。2007年以降は全国にネットワークがあることを活かした、タクシードライバーが選ぶ『逸品倶楽部』と題した通販事業に参入し、「こだわり」を中心に展開している。「★」がついている会社ではスマートフォン用予約アプリ「第一交通」が利用できる。このほか、葛飾区に「東京第一交通」が存在するが、同社は東京無線グループで、第一交通産業とは一切関係ない。このアプリは第一交通産業とタクシーの予約システムを手がけるモバイルクリエイトが共同で開発している。同じ開発者であるモバイルクリエイトが手がけるアプリには大阪府の国際興業大阪と共同開発した「国際興業」というアプリもある。従来携帯電話のインターネット機能を利用して予約するモタクがあるが、これをさらにスマートフォンのアプリからも予約できるようになっている。対応するOSはiOS(iPhone・iPod Touch)、Androidとなっている。
出典:wikipedia
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