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源平討魔伝

『源平討魔伝』(げんぺいとうまでん)は、1986年10月、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が開発したアーケードゲーム。鎌倉時代の源平合戦を題材にした浄瑠璃「出世景清」をモチーフにしたアクションゲーム。単純な横スクロール系のアクションゲームに留まらない独自の構成がなされており、一般的な横スクロールモード、キャラクターが大きくなるBIGモード、そしてトップビューである平面モードの3つのモードからなる複数のステージで構成されている。当時としては珍しい純和風の世界観を緻密に表現したグラフィックやサウンドが特徴である。音楽は中潟憲雄、美術は穴田悟が担当。また、この作品を手がけたチームは後に「源平プロ」として、『超絶倫人ベラボーマン』を制作する。当初はナムコ社内でも非公式に開発が行われ、スタッフはそれぞれ別タイトルの作業を進行し、時間外に開発していた。後に中村雅哉社長(当時)に社内コンペティションで気に入られ、正式に開発許可が下りた。また、アーケード版のデモ画面で©表示はない。1185年の壇ノ浦の戦いで戦死した主人公・平景清が、「ぷれいや」なる異次元の者からの布施により復活して義経や弁慶と戦い、三種の神器を集めて平家の仇敵源頼朝を討ち取るべく鎌倉へと東上する内容となっている。操作には8方向レバーと攻撃ボタンおよびジャンプボタンが使われる、アクションゲームとして極一般的な部類になる。また、ステージごとに「横モード」「BIGモード」「平面モード」の3つのゲームモードがあり、モードによりアクションが異なる。特にジャンプについては、横モードではボタンを連打することにより滞空時間が延びる。BIGモードではジャンプの高さに規定値+ランダム要素が導入されており、1回のジャンプだけでは取れないアイテムなども登場することがある。平面モードでのジャンプは使用しなくてもクリア可能。いずれのゲームモードでも、攻撃の基本は武器である日本刀にて敵を斬る。BIGモードではいくつかの斬り方が用意されている。なお、武器には耐久度および攻撃力を現す、剣○○と表現される数値がある。この値が0を示すと、刀が折れ攻撃力が大幅に低下する。刀が折れる表現はBIGモードのみ。剣の値は紫の玉や剣アイテムを得ると上昇し、「浮遊している小島」「要石(大)」「中ボスの武器」などの破壊できない物、通常では破壊できない「要石(小)」、破壊できるが硬い「狛犬」を切り付けると低下する。巻物アイテムを取ることにより、横・平面モードでは霞切り、BIGモードでは必殺技「必殺旋風剣」が使用可能となる。三種の神器の一つ「草薙剣」を取ることにより剣の値が低下しなくなる。BIGモードのみ、草薙剣を入手すると剣が光るようになる。いずれのゲームモードも、マップ中に配置されている鳥居に入るとステージクリアとなり、次のステージに移る。BIGモードでは鳥居は一つしかないが、横モードおよび平面モードのステージでは鳥居が複数あるステージも存在し、鳥居によって行き先のステージが変わる。特に黄泉以外の平面ステージはいずれも鳥居が複数存在し、分岐するルートを選ぶ重要な位置づけとなる。武蔵では最初に現れる鳥居は相模行きのものだが、その奥にある9つの鳥居は大和、伊賀、若狭、黄泉の中からランダムで行き先が決まる。横モードでは苦労して奥の鳥居へ辿り着いても手前の鳥居と行き先が同じであることもあるが、ボーナスステージやだじゃれの国などの隠しステージに行ける場合もある。終了判定は、ろうそくの本数と長さにより表現される体力がなくなることと、「黄泉の国」にある生死のつづらで死を当てることである。ろうそくの上限値はゲーム開始時5本で、最大10本まで増やせる。ろうそく1本につき体力10。ろうそくは青い玉のアイテムで回復できるほか、ろうそくアイテムを取ると完全回復するうえ、ろうそくの上限値が1本分増える。また、体力が満タンの時に茶の玉を取っても上限値が1(ろうそくの1/10分)増える。ただし、黄泉に落ちた場合はろうそくが2本以下となり、上限値も5本に戻る。ろうそくが残り1本以下になると、表示部分が点滅するとともに、安駄婆が「風前のともし火」と警告して来る。一一九二年、闇は来たれり。闇の源を頼朝といふ。頼朝、あまたの魔族を率いて地を征す。対せし平家の者ことごとく討たれ、壇ノ浦に沈みたり。天帝、世の乱れを大いに憂い、三途の川の渡守安駄婆に命じて、平家の亡者よりひとりの豪の者を選ぶ。その名を景清といふ。景清、ぷれいやなる異世界の者の布施により、地獄よりよみがえりたり。 1988年発売。移植は電波新聞社が担当。PCMを全てスタジオで録り直しされており、またコンフィグレーション・モードでステージセレクトをONにすると、チビキャラクターの景清で全てのボスキャラクターと戦うオリジナル面が遊べるなど、通常では行けないステージ(14,16,24,25,26,39,40,45,55,56)へ行くことができる。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第45弾として発売されるが、アーケード版とは全くの別物となり、RPGとボードゲームのルールが混在したシステムとなった。最大4人までプレイ可能。アーケード版ではポスターなどのイラストでしか見られなかった「正体を現した頼朝」のデザインは、本作で初めてゲーム中に採用された。アーケード版と大きく異なるこの仕様となった理由については、ナムコ発行の機関誌『月刊NG』'88年7月号に掲載された篠崎雄一郎の談話にて、「最初にファミコン用ボードゲームソフトの企画が立ち上げられ、後から『源平』の世界観がこれに流用された」と語られている。アーケード版の売りであったボイス、大型キャラクター、3重スクロールをほぼ忠実に再現している。そのため常にスプライトがPCエンジン本体の限界近くまで表示されておりステージによっては相当チラつきが激しくなる場面がある。また体力・剣力メーターなどの画面レイアウトや弁慶の弱点変更、敵のアルゴリズムが異なるためアーケード版の攻略パターンが使えないといった差異があるが、完成度としては良移植とも言っていい出来となっている。本作の脚本、音楽を担当した中潟憲雄によると、ファミリーコンピュータ用ソフトの音楽を多数手掛けていた中潟は、自ら企画したゲームを制作したいとの欲求から大久保良一、高橋由鬼夫を集めて3人のプロジェクトを組むことを決定した。しかし、ナムコ社内でも非公式のプロジェクトであったため、予算も開発機材も与えられない中、綱島のナムコのサービスセンターに捨ててあった基板を持ち出し、勤務外の時間に会社に泊まり込むような形で制作を進めていった 。本作のプロトタイプが出来上がった頃に、社内で発表したところ好評を得たため、当時社長であった中村雅哉の前でプレゼンを行うこととなった。中村は本作をとても気に入り、すぐに開発コードと予算を与えられ正式に開発が始まることとなった。しかし、社内では風当りが強いとの助言を得た開発陣は、ナムコ本社近くのビルの一室で作業を進めることとなる。その後、大久保が日本史のパロディを作りたいと要望したことから、日本を東西に分けて戦った「源平合戦」をテーマに製作することが決まり、別の部署でデザインを担当していた穴田悟を半ば強引にプロジェクトに参加させることとなった。穴田は自転車で事故を起こし、生死を彷徨っている最中に自らの唾液や鼻の油などを使用して執念で絵を描き、それを見た開発陣の中でビジュアル設定や世界観が固まり始める。 また本作の主人公を決める際に、源義経では在り来たりで面白くないと判断した一同は、穴田からの「今回のテーマは怨念だよ」との一言を聞き、「怨念」をテーマに主人公を探すこととなった。その時に高橋由鬼夫が人形浄瑠璃の演目である「出世景清」を見つけ出したことから主人公とテーマが定まることとなった。 本作で中潟は映画製作に参加していたこともあり、喋ることに拘った結果、システム基板に音声合成用の拡張ロムを搭載することになり、プロの声優を起用して音声を収録した。ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第1回ゲーメスト大賞」(1987年)で、読者投票により大賞6位を獲得している。その他に、ベストエンディング賞で3位、ベスト音声合成賞で1位、ベストグラフィック賞で3位、ベストキャラクター賞では本作の主人公である平景清が3位を受賞している。また、1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』において、それまでの全アーケードゲーム作品を対象とした読者投票では第12位を獲得、同誌では「源平討魔伝は人形浄瑠璃の『出世景清』をベースに製作された、ナムコの純和風アクションゲームである。その洗練された世界観に魅了されたゲーマーは多く、不朽の名作として名が高い」、「主人公である景清はもちろん、義経や弁慶といった巨大なキャラクターが画面せましと暴れる姿は当時としては衝撃的であった。(中略)忘れてはならないのが、強烈なインパクツを持つキャラクターたちを引き立たせる、芸術的なセンスで組み立てられた音楽や舞台設定である」と評されている。 ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは7・6・8・6の合計27点、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.90点(満30点)となっている。ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは8・8・9・7の合計32点でゴールド殿堂入りを獲得、『月刊PCエンジン』では85・90・90・95・90の平均90点、『マル勝PCエンジン』では9・8・8・8の合計33点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、24.57(満30点)点となっている。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で24位(485本中、1993年時点)となっている。1992年4月7日にPCエンジンオリジナル作品として、『源平討魔伝 巻ノ弐』のタイトルで発売された。物語は『源平討魔伝』の直接の続編となっており、前作で倒された後「魔界日本」と呼ばれる世界で復活の機会を窺う頼朝を討つため、再び甦った景清が旅立つという内容。日本国外でのタイトルは『Samurai-Ghost』。2008年1月8日にはWiiのバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。ゲームシステムは基本的に前作を踏襲しているが、以下のような変更点がある。各ラウンドのボスとして、骸骨、義経、弁慶など前作のBIGモードに登場する敵のほか、魔神や鬼姫のように他モードのザコ敵からボスキャラクターに格上げされたものが登場する。頼朝は前作では顔と体の色しか変わらなかったが、本作ではイメージイラスト同様の外見に変身する。また今作にボスとして木曽義仲が初登場している。一一九九年、闇は滅びたり。されどその魂ほろぶこと無く、頼朝、地の底にて魔族の復興を謀らんとす。天帝、再び憂ひ三途の渡守安駄婆に命じ、いま一度平家の者を甦らせ給ふ。その名、景清といふ。ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計21点、『月刊PCエンジン』では70・70・80・70・70の平均72点、『マル勝PCエンジン』では8・7・8・8の合計31点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.28点(満30点)となっている。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で320位(485本中、1993年時点)となっている。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では「前作には3種類の画面モードがあったが、このゲームではBIGモードのみで構成されている。難易度はかなり高めになった」と紹介されている。

出典:wikipedia

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