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讃岐相生駅

讃岐相生駅(さぬきあいおいえき)は、香川県東かがわ市南野にある四国旅客鉄道(JR四国)高徳線の駅である。駅番号はT09。高徳線の中では、香川県側の県境の駅である。当駅より阿波大宮駅側には、県境の大坂峠を越す急勾配が5kmにわたって続いており、高徳線最大の難所となっている。ホームは相対式2面2線で、1番のりばが一線スルー。駅舎は地上駅舎である。昭和47年に無人化(簡易委託化)されたが、その後暫くは運転要員が駅に詰めていた。また、簡易委託はJR四国に継承後も継続されていたが、現在は解除されている。1日平均の乗車人員は以下の通り。駅周辺には人家もあり、人口も上記の乗降人員のわりには多いのだが、このように少ないのは、当駅から約3キロと比較的近い距離にある引田駅に特急が停車し、また高松発着の普通列車の約半数が引田駅までの運転となっているからである。讃岐相生駅周辺から高松方面へは引田駅を利用するほうが便利で、大半の通勤・通学客は自転車やマイカーで引田駅まで行き、そこから列車を利用している。なお、国鉄時代には引田まで運転の列車は少なかったため、駅周辺の鉄道利用者は多く当駅を利用していた。「引田町史」によると、国鉄末期の1985年の1日の平均利用者は196人だったという。高徳線はこの峠を約10本の小トンネルと1本の大トンネルを通って超えているものの、勾配がきつく、引田町史によると蒸気機関車が運転されていた時代、特に戦後の石炭不足のころには、速度が人間の歩くスピードにまで落ちた。当駅付近の住民は坂で列車が遅くなるのを待って飛び乗り、汽車(運)賃を浮かせていたという。蒸気機関車時代、とくに石炭事情の悪かった終戦期には、列車が坂をのぼりきれずに立往生し、当駅まで引き返して助走を付け、再び坂を目指すという光景がよく見られた。気動車となった現代では、2015年5月3日、駅から南東方向へ2.2kmの地点で、大量の毛虫がレール上に発生(場所は徳島県鳴門市)。徳島行きの下り普通列車の車輪が、踏み潰された毛虫の油分で空転し、上り坂の途中で立ち往生。当該列車以外に影響はなかったものの、前日にも当該区間で普通列車1本が運転できなかった。

出典:wikipedia

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