チャンギ(、)は、朝鮮半島の将棋類であり、2人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。朝鮮将棋とも言う。他の将棋類と同様、紀元前の古代インドで考案されたチャトランガが起源であるとも言われており、シャンチーによく似ているが、成りによる駒の昇格がない、パスが出来るなどの特徴を持つ。上下が平らな正八角形に切った木片の、片面に文字を書いたものを用いる。先手と後手の駒は文字の色で区別し、先手の駒は緑(又は青)、後手は赤の文字で書かれている。漢・楚が最も大きく、士・兵・卒が最も小さい。他はその中間の大きさになっている。これは初期配置の一例である。象と馬の配置は入れ替えることができ、ゲーム開始時に決められる。先に後手が配置を決め、それを受けて先手が配置を決める。片側に象2枚、馬2枚にはできない。従って、初期配置はプレイヤー毎に4通りあり、左から象馬象馬または馬象馬象と並ぶ形をキマ(귀마)、象馬馬象をヤンギマ(양귀마)、馬象象馬をウォナンマ(원앙마)という。図は先手がウォナンマ、後手がキマ(馬象馬象)の場合である。なお、北朝鮮ではこれに加えて車の配置も入れ替えて「象馬車-車馬象」のようにすることもでき、これを機動車(기동차)といい、機動車も含めて5通りとなる。シャンチーと違い河はない。斜め線の入っている九路を宮(、クン)といい、楚、漢、士は宮から出られない。先手が楚(、チョ)、後手が漢(、ハン)。または、陣営を区別せず將(、チャン)、王(、ワン)、宮(、クン)とも呼ぶ。
宮の中を線に沿って一路進める。ただし宮から出ることはできない。詰められると負けである。先手、後手ともに士(、サ)。楚・漢と同じ動きを持つ。士も宮から出ることは出来ない。先手、後手ともに馬(、マ)。八方桂やナイトと同じ動きだが、駒を飛び越えることはできない。すなわち◆の位置に他の駒があれば、その方向には進めない。このように、駒の移動を妨げる◆をミョクと言う。シャンチーの馬と同じ動き。先手、後手ともに象(、サン)。縦横に一路進んでから斜めに二路進む動きをする。駒を飛び越えることはできない。すなわち◆の位置に他の駒があれば、その方向には進めない。先手、後手ともに車(、チャ)。縦横に何路でも進める。また宮の中では線に沿って斜めに進むことも出来る。先手、後手ともに包(、ポ)。縦横に何路でも進め、宮の中では線に沿って斜めに進むことも出来るが、動かす時は必ず他の駒を1つ飛び越えなければならない(シャンチーの包と違い、駒を取る時以外でも飛び越える必要がある)。相手の駒も飛び越えられるが、包は包を飛び越せず、包を包で取ることも出来ない。先手が卒(、チョル)、後手が兵(、ピョン)。陣営を区別せずには卒(、チョル)と呼ぶ。前と横に一路だけ進める。また宮の中では線に沿って斜め前に一路進むこともできる。競技人口は推定700万人で将棋類(チャトランガ系の盤上競技)ではチェス、シャンチー(中国)、将棋(日本)に次ぐ世界第4位といわれている。
出典:wikipedia
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