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自由研究

自由研究(じゆうけんきゅう)とは、児童・生徒が自由に多様な事項を研究することであり、次のような意味合いがある。長期休業(夏休みなど)に出される自由研究の課題に対して、こどもたちは、10日~40日ほどの期間を通して教員の指導や方法論を離れ、保護者の協力も得るなどして、思い思いの方法で研究を行うことができる。特に夏季休業(夏休み)は、日数も多いため、まとまった課題に取り組むことができる。本来は、「自由」の名のとおり無理強いするものではないが、保護者や教員の強い意向でやむなくこなしたり、自身の成績のためにおこなう場合もある。学校側がメニューを用意して生徒に選ばせる、あるいは生徒本人の意向と無関係に割り当てる場合もある。また、読書感想文などと違って明確な規定やノルマが設定されない事が多いため、「自由」の名の下で適当に済ませてしまう例も少なくない。さらには、実質的に保護者が作成したものが児童・生徒の名前で提出されるケースもある。休み明けには絵や写真、文章でまとめられた研究のレポートを教員に提出し、優秀作品は学校や市町村単位での「作品展」などに出品される場合もある。本来、「自由研究」は、自分でテーマを設定し、それを追求していく探求学習(Inquiry-based Learning)であり、問題解決からまとめ方までのスキルを磨くことができる学習である。その重要性を多くの人が認めながらも、受験偏重や指導者不足などのため単なる宿題のひとつとして軽視されることもあるようだ。その一方で、コンテスト受賞などをはげみに小学生から高校生になるまで同じテーマで研究を継続してきた生徒もいる。自由研究のレポートは、およそ以下の組み立てに基づく。標本や工作などもレポートを別に作成しておくとよい。自由研究のテーマや方法についての書籍はすでに数多く出版されている。2000年前後からはパーソナルコンピュータやデジタルカメラが一般家庭に普及したため、これらを駆使して整然とまとめられたレポートも多く提出されるようになった。その反面、レポートにインターネット経由で入手した画像や文章を流用するなどの不正も増えている。研究のテーマは身近なところにある。たとえばセミの羽化の観察などはデジタルカメラで簡単に記録ができる。羽化の観察に数時間、まとめに数日あればよいのでセミが多い7月下旬ならば手軽な自由研究である。これらを本格的に調べるには複数の図鑑や専門家の協力が不可欠だが、正確さについては子どものできる範囲でもかまわない。昆虫採集のように、昆虫類、植物、貝殻、岩石、化石などを採集し、標本をつくる。どの標本も、収納するための標本箱が必要である。標本には種名、科名、採集地、採集日時、採集者などを記入したラベルを必ずつけるようにする。博物館や動物園などは「分類会」「同定会」を開く所もあるので、標本の種名などがわからない場合はそこに持ちこんで専門家の鑑定をうけることができる。なお、この手の採集や標本作製は、昭和後期までは夏休みの課題の定番であった。その成果から、科学的にも新しい発見が多数あった。工作もテーマや必要性は身近なところにある。ペットボトルなどをリサイクルしたり、日常生活のちょっとしたことで役に立つもの、伝統的で科学性の高いおもちゃなどを作るよい機会である。実際には多くの子供、それに親が苦労しており、それを当て込んだ商売も数多い。たとえばちょっとした科学工作キットや、貯金箱制作セットといったものが夏休み後半になると文房具売り場などに登場する。また、学習雑誌などでも特集を組み、そのためそのようなところで取り上げられた題材はその年の展示会でいくつも眼にすることになる。昆虫採集が盛んであった頃には、出来合の昆虫標本セットまで存在した。北杜夫はどくとるマンボウ昆虫記の中で「台湾産の昆虫標本などが提出され、そのまま腐っている」ことを批判している。

出典:wikipedia

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