『run for money 逃走中』(ラン フォー マネー とうそうちゅう)は、2004年(平成16年)からフジテレビ系列で不定期に放送されているサスペンス・ゲームバラエティ番組である。通称は『逃走中』で、ロゴや番組内で『rfm』の3文字が略称のように使われていることがある。人が少ない早朝の街中や番組が借り切ったテーマパークやショッピングセンター等の施設を舞台にして大規模な鬼ごっこを行う。基本的に単発放送であるが、2007年4月-9月は『クロノス』にて計4回、同年10月-2008年3月は『ジャンプ!○○中』の1企画として計5回放送された(詳細はそれぞれの項目を参照)。また、2012年からは派生ゲームとなる『battle for money 戦闘中』の放送が開始されており、時期によっては逃走中と並び2週連続で放送することもある。もともとは「結末のわからない構成の番組を作りたい」ことから始まり、そのフォーマットとして各種スポーツを参考にしており、放送中常に表示されるタイマーもリアルタイム風の演出のためである。深夜時代の視聴率は放送第1回-第6回の平均が7.6%で、第5回は12.3%、6回目は11.7%である(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。『ジャンプ!○○中』以降は放送時間が早まり、ほとんどの放送が10%以上の視聴率を獲得している。2009年12月3日にはアジア版国際エミー賞と呼ばれる「アジアン・テレビジョン・アワード2009」のゲーム・ショー部門を受賞、2010年には第38回国際エミー賞のリアリティ・バラエティ部門にノミネートされ、ギャラクシー月間賞を受賞。2012年にはUS国際フィルム&ビデオフェスティバルにて3等を受賞した。『ジャンプ!○○中』終了後は番組自体の規模が大きくなり、3時間放送や、2時間放送の2週連続などが挙げられる。2010年からは、台湾にて日本のテレビ番組専門チャンネル「緯来日本台」にて『』というタイトルで放送されているほか、シンガポールやマレーシアでも放送されている。因みに台湾で放送される際に使用されるBGMはDVDの時と同じく一部を除く主要BGM・その他BGMは別の曲に差し替えられており、一部映像の差し替え・カットなどが行われている。番組初期では、深夜帯に放送していたが、第7回以降は全日帯での放送が多くなり、第18回以降は放送時間が拡大され、カスペ!枠や週末のゴールデンタイムでの放送になった。第30回以降は毎回日曜日のゴールデンタイム(2015年11月現在は日曜ファミリア枠)にて放送されている。クロスネット局のテレビ大分やテレビ宮崎では、編成の都合上、一部の回が遅れネットで不定期で放送される(編成がフジテレビと同じ場合はそれに従う)。系列外の青森テレビやテレビ山口、四国放送、テレビ山梨(2010年まで)でも同様に一部の回の放送実績がある。基本的に、「逃走者」「ハンター」「エリア」「時間」「賞金」の5つの要素で構成されている。第13回以降、エリアに独自の世界観が設定されている。未来世界の設定の中核となる会社。当初は番組の開始・終了時に、開発中のハンターを使用したゲーム実験をしている様子が映し出されるものだったが、第22回以降は完成したハンターを使用した本格的なショーとしての開催と、ハンターを巡る陰謀劇に関するドラマが展開される。したがってドラマパートも未来世界に関する部分まで拡大され、この設定に応じたミッションや通達も行われるようになった。全員が苗字に月の文字及び部首を含み(月村など)、一部は月に関する単語(竹取物語、有明や青山の静かの海)となっている。※ ( ) 内は登場回最近では50台以上のカメラを使用し撮影されており、撮影スタッフだけで300人を超える。街中での撮影では交通安全上の理由で多数の警備スタッフを配置する必要もあり、回によっては大人数のエキストラがゲームに参加しているため、スタッフは多い時で総勢700人ほどになる。ハンターに関しては約200人の募集枠を設けてオーディションを行っている。事前に、ゲームにおいて危険となる地形などをチェックするため、スタッフや有名ではないタレント等が逃走者の役となりシミュレーションを行っているほか、収録中に通行人に危険が及ぶと判断した場合は中断もするとのこと。また、出演者の中には労働基準法の年少者保護規定に抵触することを考慮して、午前5時以降に収録開始される。街中の場合は、地元商店会や警察などの協力を得て、ゲーム中エリアに警備員を配置するなど安全対策を施し特別に収録を行っている。また安全性を考慮し、荒天・雪などにより足元が悪い場合は収録が中止される場合がある。第38回・第39回・第42回では視聴者向けに連動データ放送によるプレゼントキャンペーンを実施した。このあとのゲーム展開を予想し、データ放送画面で解答。正解するとプレゼントの応募口数を1口分獲得する。1回の放送で5回出題され、正解数に応じてキーワード・当選確率が変動する。また、データ放送では各逃走者の紹介(ゲーム状況と連動しており、確保された逃走者は画像に檻の画が被さる)や、各逃走者の能力の自己評価(「スピード」・「スタミナ」・「賢さ」・「判断力」・「運」)を見ることができる。近年の放送回は、フジテレビでの放送終了と同時にフジテレビオンデマンドでネット配信が開始されるため、有料でいつでも視聴することが可能である。ただし、出演者の不祥事等の理由により、過去に配信されていた回が配信停止となってしまう場合もある。DVDにはそれぞれ、特典映像としてテレビでは放送されなかったシーンが収録され、内容はゲーム前のエリア内下見・確保された逃走者のその後・牢獄トーク・逃走成功者の様子などであり8巻以降からはその回のドラマパートの完全版が収録されておりそこで過去の逃走中とリンクしたシーンが見ることができる。但し本編は著作権の関係で主要BGMはリミックスされ、その他も別の曲に差し替えられており、一部映像の差し替え・カットなどが行われている(台湾放送版である『全員逃走中』放送時と同様である。ただし差し替えられているBGMは台湾放送版と異なっている)。2013年からはフジテレビ夏のイベントである「お台場合衆国」・「お台場新大陸」・「お台場夢大陸」に番組ブースを出展している。主に番組内の世界観を味わえるゲームの体験や、直近の放送内で使われた実際の小道具・セットの展示、逃走中・戦闘中に特化したグッズショップなどが展開されている。2013年はフジテレビ本社屋24階廊下にて、2014年以降は25階球体展望室「はちたま」にて行われている。アメリカ合衆国で『run for money 逃走中』をアレンジした番組。ケーブルテレビ局SCI FIで放送され、日本ではフジテレビONEでの放送となる。全6回。『逃走中』との大きな違いは以下の通り。にて放送されている中国版『逃走中』。1stシーズンとして2015年11月6日から2016年1月1日まで全9回、2ndシーズンとして2016年4月29日から7月15日まで全12回放送された。ここでは各シーズンごとの日本版『逃走中』との違いを重点に記述する。各シーズンとも、冠スポンサーとして蒙牛乳業がついており、常時商品である「(牛乳)」がついているほか、牢獄やエリア内にはスポンサーから提供された食品が置いており、逃走者・確保者共に自由に食べることができる。都市開発シミュレーションゲーム・街ingメーカーシリーズのPSP版で、2010年1月28日にディースリー・パブリッシャーより発売された。本番組を再現した「逃走中モード」が用意されている。バンダイナムコゲームス(後のバンダイナムコエンターテインメント)より2012年7月5日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。本番組同様のルールをほぼ完全再現しており、更にやり込み要素として一度「ノーマルモード」で逃走成功したステージでは「ハードモード」(アイテム使用不可の「ノーアイテム」(賞金2倍)、ハンターの性能が通常の2倍になる「ハイパーハンター」(賞金2倍)、ハンターがレーダー上に映らない上に大量登場する「ナイトメア」(賞金5倍)の3種。いずれもハンターフィギュア、自首ボックスがエリアにない(ハンターフィギュアとライセンスを貰える部分は賞金に変えられる)。従って賞金を獲得するには逃走成功をしなければならない)があり、エリアに存在するハンターフィギュアやメダル(1枚5000円で換金)を獲得してクリアor自首することにより、対応した要素が利用可能になる。さらに特定の条件を満たすことで、エリアごとのハンターフィギュア、ライセンスを入手でき、ショップで買えるコスチュームが増える。一部のステージはダウンロードプレイで最大4人までの通信対戦が可能。アイテムもショップで購入できるが、確保されるとアイテムやその回で獲得したハンターフィギュア、ライセンスはすべて没収される(「ノーアイテム」では一時預かっている(?)状態になるので、確保されてもアイテムは失わない)。初週販売本数は3万本程であったが、発売半年余りで40万本を突破するロングセラー商品となっている。バンダイナムコエンターテインメントより2015年7月9日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。前作同様本番組同様のルールをほぼ完全再現しており、追加要素として自分のMiiでゲームプレイが可能・ローカル通信プレイでミッションの協力プレイが可能になった。大半は前作と同じだが、以下の内容がTVと同じく変更されている。2013年9月に「2013年秋冬リリース予定」と発表。その後、2014年4月22日に「iOS・Androidアプリとして同年5月にリリースされる」ことが決定、5月29日に正式リリース、2016年2月10日にサービス終了。基本プレー料金無料・アイテム課金制を取っており、ゲームシステムも番組と同様で、物陰に隠れることや、ミッション、自首などもできるようになっている。また、ログインボーナス決めには初代オープニングゲームである鎖引き式を用いている。ゲームエリアは第1回の舞台である「渋谷」を忠実に再現したエリアや、番組のロケ地で多く使われている日光江戸村をモチーフとした「江戸の村」がある。なお、所持金の単位は「円」に変わり「ルナ」とされており、課金通貨として「テラ」が用いられている。また、ナビゲーターとしてクロノスエンターテイメント部門オペレーターの「有働レナ」がゲームをサポートする。バンダイから2011年7月23日に発売された公式ボードゲーム。2-5人で遊べる。お台場が舞台という設定で、100万人の集客を見込んで開催されるビッグイベント「お台場フェスティバル」の当日という背景の中「最も多く賞金を獲得した人の勝ち」というルール。ゲーム進行を管理する「タイムラインボード」が両面になっていて、表面は初心者向けの「ショートルール」(協力色が濃い)で裏面は上級者向けの「エキサイティングルール」(「2つのミッションに同時に挑戦」「確保された者は通報部隊になる」などのハードな内容が盛り込まれている)。逃走エリア(ボード)全体がA-Oの15ブロックに区分けされている。(ボードも両面になっていて、裏面は難易度の高い「夜マップ」となっている)ハンターは全部で10体、さまざまな色分けがされていてアルファベット順に各ブロックを移動。(そのためある程度の先読みが可能)ハンターと同じブロックに入ったら逃走判定を行う。番組本編との連動も行なっており、ネット配信直前に放送された番組で実際行われたミッションを元にしたものを、ゲームで用いるミッションカード(プリントアウトして使用)の追加分として配布している。バンダイから2012年10月20日に発売された公式ボードゲーム。2-5人で遊べる。ボードを裏返すことで『逃走中』と『戦闘中』の2種類のゲームを遊ぶ事が可能。今回の『逃走中』は舞台設定が「ショッピングモール」になっている。また『戦闘中』は番組とは異なり「カードを使ったジャンケン」や「ダイス」によってバトルを解決する。さらに体力制になっているため、一撃で失格になるシステムではない。前作同様に、公式サイトで実際の番組で行われたミッションやイベントを元にしたものを、ゲームで用いるミッションカード・イベントカード(プリントアウトして使用)の追加分として配布している。エポック社から2014年9月13日に発売された公式バランスゲーム。1-4人で遊べる。デフォルメされたハンターのフィギュアが9体入っていて、崩さないように箸で積み上げるゲーム。他にも箸をダイス代わりに振って行う逃走中ゲームなど、全部で3種類の遊び方ができる。バンダイから2014年11月8日に発売された公式ボードゲーム。2-5人+ゲームマスターの最大6人で遊べる。単四電池で動く液晶デバイス『クロノスカウンター』が付属し、これを用いてダイス機能や残り時間の管理に加え、ミニゲーム方式で追跡やバトルの判定などを行う。前作同様、ボードを裏返すことで『逃走中』(今回の舞台は横浜)と『戦闘中』の2種類のゲームを遊ぶ事が可能。『逃走中』『戦闘中』共にマップの構造が一新されていて前作とはルールが大幅に変化している。逃走中のハンターは全部で8体いて、色ごとにそれぞれ決まったコースを移動する。また、プレイヤーとは別にゲームマスター役として参加し、ミッションやイベントの選択・ゲームへの介入を行う事も可能。ゲームマスターはプレイヤーとは別に設定された目的(例:1人だけ逃走成功させる)を達成すれば勝利となる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。