西鉄バス宗像・本社(にしてつバスむなかた・ほんしゃ)は、福岡県宗像市陵厳寺4丁目7番1号にある西鉄バス宗像の本社であり、バス営業所を併設している。主に宗像市中心部・東部と遠賀郡岡垣町のローカル路線、および福岡市と宗像市を結ぶ路線を担当している。営業所は宗像市の北東部に位置しており、県道69号線を挟んで反対側には鹿児島本線教育大前駅が所在している。近隣には福岡教育大学が立地する。1991年4月1日に玄海交通(当時、現西鉄バス宗像)が設立され、のちに同社の赤間支社を併設。2001年10月1日までに宗像市・岡垣町内の路線がすべて西日本鉄道から西鉄バス宗像に譲渡された。2003年7月1日に実施された西鉄グループのバス事業再編により、それまで宗像市北部の鐘崎にあった西鉄バス宗像の本社が当営業所内に移されるとともに、福岡市と宗像市を結ぶ路線は西鉄バス宗像への管理委託となった。なお、鐘崎のもと西鉄バス宗像本社は本社移転とともに西鉄バス宗像鐘崎支社となり、2010年7月1日をもって廃止されている(路線はすべて新宮支社・赤間本社に移管された)。バス車体に記載される営業所記号は、西鉄本体から管理委託されている車両は「○赤」(○の中に「赤」)、西鉄バス宗像の自社保有車両が「●宗」(●の中に「宗」、白抜き文字)となっている。もとは宗像地区でバス事業を行っていた舞鶴自動車の本社であった。同社は1936年に九州電気軌道の子会社である九州合同バスに統合されている。1942年に同社が九州電気軌道に吸収合併されたのち、同年9月の西鉄成立によって西日本鉄道赤間自動車営業所となった。通称「赤間急行」。1981年5月1日に運行を開始した。福岡市の中心部天神と宗像市内各地を都市高速、国道3号(香椎バイパス・宗像バイパス)経由で結ぶ路線。全便がトップドア車(4列シート・トイレ無し)で運行される。高速バスとは異なり立席乗車も可能。特急むなかた号と太宰府ライナー旅人で使用する便(送り込みの急行も含む)はバックカメラ搭載車が限定で使用される。都心部においてはクローズドドアシステムを採用しているため、天神日銀前から蔵本の間では、森林都市方面行きは乗車のみ、天神行きは降車のみの取扱いとなる。天神での乗り場は2011年4月1日改正以前は郵便局前であったが、同日改正以降は天神日銀前となっている。旧天神バスセンター時代は森林都市・赤間方面のみ始発となっており、天神行きは天神郵便局前が終点で中央自動車営業所が待機所になっていたが、現在の天神バスセンターになってから、天神バスセンター終点(待機所)となっていた。しかし、2015年3月21日より天神バスセンター発着を天神中央郵便局前着(降車は従来の高速バス用降車場から大濠公園方面が使用するバス停に変更)・天神日銀前発へと変更され、同時に折り返しまでの待機場所が那の津口駐車場もしくは西鉄高速バス福岡支社(那の津四丁目)待機に変更された(次便が太宰府ライナー旅人に入る場合は博多営業所まで回送)。定期券の扱いについては一般路線バスに準じるため、急行ではエコルカードなどのフリー定期券も使用できる(特急での扱いは各定期券によって異なる)。また、近年では当路線に限定した割引運賃なども採用されている(後述)。西日本鉄道からの管理委託路線である。過去には和白営業所(現新宮営業所)と共同運行していた時期もあった。また、かつては博多駅発着も設定されていた。いずれの系統も都市高速を利用する(呉服町ランプ - 香椎東ランプ間)。香椎東ランプができる前は香椎ランプを経由していた。2012年4月21日よりイオンモール福津前を経由する便が誕生した(西行きの森林都市方面行きは全便停車)。天神行きについては上西郷(3号線)経由とともに運転され、イオンモール福津開店時間に併せて朝9時過ぎから運転される。この場合一度3号線から外れる。ジェイアール九州バスが使用する貴舟(上西郷(宮城病院)~イオンモール福津にあるバス停)には停車しない。2014年4月1日~同年9月30日でイオンモール福津 パーク・アンド・ライドの社会実験が行われたのに併せ、2014年4月1日のダイヤ改正で朝6時~8時台の天神行き急行の一部便がイオンモール福津経由に変更された。なお、社会実験終了後もダイヤは変更されていない。ダイヤ改正ごとにイオン経由の割合が増加傾向にあり、2015年3月改正以降はラッシュ時を除く日中の便は全便イオン経由で運行されている。一般路線バスとしては比較的長距離を走行する路線だが、高速バスと異なり停車停留所数が多いため、停車停留所は絞り込んで記載する。種別は「急行」とされているが、通過停留所は福岡市都心部にのみ設定され、九州産業大学南口以東は各停留所に停車する。自由ヶ丘南三丁目、青葉台入口、広陵台児童公園前発着のうち、一部は自由ヶ丘折返場または日赤看護大学まで回送されて折り返しまで待機する便もある。2006年3月18日改正で設定。平日朝に天神行のみの運行で、現在は全便が赤間営業所始発である。2011年9月17日改正で自由ヶ丘南三丁目・広陵台児童公園前発が設定されたが、2012年3月17日改正で消滅している。また、2012年3月17日改正で停車停留所が大幅に削られた。しかし、2012年10月1日改正で南郷朝野団地入口・日の里団地入口・若木台団地にも停車するようになった。特急であるため一日乗車券・フリー定期券の利用には他の特急バスと同様の制限があり、運賃の半額を支払う必要があるもの(グランドパス65など)、利用できないもの(エコルカード、FUKUOKA 1DAY PASSなど)もある。赤間急行きっぷ・区間定期券は急行・特急問わず使用でき、運賃・割引制度も急行と同様。2015年3月21日改正で道の駅むなかた発着便が新設された。道の駅むなかた発着は毎日3往復運行される。1990年代にも同名の特急バスが運行されていたが、直接の関連性はない。2016年7月23日のダイヤ改正より土曜・休日のみ一部が神湊波止場まで延伸された。平日朝に赤間営業所行きのみ運行。泉ヶ丘→希望ヶ丘入口間はこの路線・系統のみ運行で、現在は逆向きの運行はない(一部区間はコミュニティバスが代替している)。平成12年頃までは宗像ネオポリス発着便とともに直方または高六まで通しで運転していたが、赤間営業所で分断された(当時はグローバルアリーナを経由せず)。当時は西鉄バス筑豊直方支社と共同で担当していた。その名残で行先番号が直通運行時代と同じ75番となっている。2010年7月のダイヤ改正までは鐘崎支社が担当していたが、鐘崎支社の廃止に伴い赤間本社の担当に変更された。2011年4月1日で泉ヶ丘行きが廃止、路線所属も津屋崎〜鐘崎線から赤間(急行)福岡線になった。以前は泉ヶ丘行き、2011年5月のダイヤ改正までは土曜の赤間営業所行きも担当していた。日中は赤間営業所系統2 - 3本、広陵台中央公園前・日赤看護大学があわせて1本・自由ヶ丘南三丁目・青葉台入口系統が各1本が運行され、天神~森林都市地区までは概ね平日15分、日祝20分間隔となっている。ラッシュ時には特急、朝は日赤看護大学直行なども運行され、平日朝の天神方面は合計10本/h程度が運行されている。広陵台中央公園前は昼間のみ日赤看護大学まで延伸される。2010年以降はそれまで比較的高頻度で運行されてきた同線であるが、減便の傾向が顕著に見られるようになりダイヤ改正ごとに運行本数の減便を繰り返している。75番(泉ヶ丘発)は当路線に所属する。そのため運用も統合されており、実質的には間合い運行となっている。現在は泉ヶ丘→赤間営業所系統を平日朝に極少数のみ運行。運用上は福岡(急行)赤間線の間合い運用となっている。またその前に、正月臨時運用で4日間だけ臨時運用されたこともある。福岡市中央区の天神から昭和通り・都市高速(一般道経由は国道3号)・国道495号・県道97号・県道69号(いわゆる「旧3号」)を経由して赤間営業所に至る路線。全便がワンステップ車で運行される。西日本鉄道からの管理委託路線である。同じ26番・26Aとして新宮・緑ヶ浜および津屋崎発着もあるが、それらの系統は全便新宮営業所が担当、香椎線として扱われる。赤間営業所発着便は全便赤間営業所担当。2000年代前半までは双方向26.26Aが日中40分ヘッドずつで交互に運行されていたが現在は早朝の天神発を除き26Aに置き換えられた。旧西鉄天神バスセンター時代は、赤間急行と同様に天神バスセンター1番乗り場が赤間営業所行きの始発で、天神行きは天神郵便局前、後に天神三丁目が終点だった。天神終点後は、中央自動車営業所が待機所になっていた。また当時は中央営業所と共同運行だった。中央営業所が廃止になってからは、博多営業所と共同運行していたが、2000年代後半に赤間本社の単独運行になった。1980年後半頃には福間発着の便もあったが、短期間で廃止となった。その後、2016年6月18日改正で平日のみ光陽台六丁目発着系統が設定され、約30年ぶりに福間地区発着系統が復活することになった。2016年6月18日改正まで新宮支社と共同運行していたが、同改正から新宮支社の運用を移管し、赤間本社単独運行となった。なお、1970年代には今川橋 - 波津の直通便も20番として運行されていた。1980年後半から90年代に赤間、海老津 - 黒崎を結んでいた頃は、八幡営業所と共同運行していた。2015年6月1日より当路線及び車両を宗像西鉄タクシーへ移管し運行している。営業所所属記号は○宗タと表記している。赤間(急行)福岡線では日野製のシャーシに西工E型ボディを架装した専用車を使用していたが、1993年以降は専用車の新規投入は途絶し、1998年からは他の近距離高速路線から転用した車両を投入している。福岡 - 赤間線に使用される西鉄の管理委託車両は大型一般路線車(日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)・日野)。宗像市・福津市・岡垣町内路線では大型車・中型車(日産ディーゼル・日野)を使用する。宗像市コミュニティバス「ふれあいバス」では三菱ローザ・日野リエッセを運行していたが、2011年10月のダイヤ改正からは専用塗装の日野ポンチョを使用している。岡垣町コミュニティバスでは専用塗装の日野ポンチョを使用している。
出典:wikipedia
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