ヤンデレとは、[キャラクター]の形容語の1つ。「病んでる」と「デレ」の合成語であり、広義には、精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子を指す。その一方、狭義では好意を持ったキャラクター(「デレ」)が、その好意が強すぎるあまり、精神的に病んだ状態になることを指す。厳密な精神医学理論の背景が存在するわけでもなければ主として医療知識に基づくわけでもない、ゲームプレイヤーおよびゲーム評論によるヒロイン分析法によって作られたキャラクター類型であるが、パラフィリア(性的倒錯)や躁鬱状態に陥った状態で描かれることが多い。正常な状態からヤンデレ化することを「病み化」、「闇化」、「黒化」などともいう。好意を持つ、あるいは交際相手への愛情表現の異常な度合いがファンの間で好まれる。ただし、定義は流動的で語の使用者によって意味が異なることも多い。例えば、『にゅーあきば.こむ』では「心を病んだヒロインへの萌え属性」としており、『ケータイ Watch』では「精神的に病んでいるかのようにデレデレしてしまうキャラクターのこと」としている。境界性パーソナリティ障害を思わせる面があると指摘されることもある。ヤンデレという語が知られるようになったのは2005年に発売されたアダルトゲーム『School Days』および同年に放送されたテレビアニメ『SHUFFLE!』がきっかけであるとされている。その後、ヤンデレのキャラクターが登場する漫画やアニメ、ゲームが注目され、ブームとなった。ただ、ヤンデレという言葉ができる以前から、それに当てはまるようなキャラは複数存在したが、萌え属性の一種として評論などで言及されることはなかった。『ヤンデレ大全』の中で最も古いヤンデレキャラとして紹介されているのはPC98ゲーム『狂った果実』の月島美夏である。主人公を独占するため、主人公に自分を殺しに来るように仕向けるために主人公周辺の女性を次々と殺害していくというキャラクターである。Windowsで動くゲームでのヤンデレの始祖は、ねこねこソフトが2000年8月31日に発売したアダルトゲーム『銀色』三章にでてくる佐々井夕奈とされる。2005年の上記のヤンデレキャラが話題になっているときに、「時代がねーちんに追いついた」とファンの間で言われた(ねーちんとは佐々井夕奈のファンからの愛称)『School Days』を制作したオーバーフローの代表・メイザーズぬまきちは、ヤンデレの流行について「自分に対する一途さや寄せられる好意をより強く求めたい感じたいというあらわれの1つ」であると述べている。また、メインヒロインの1人である桂言葉がヤンデレキャラと呼ばれていることに対しては、「ヤンデレというものを狙っていたわけではないので、『しめしめ、やった』というよりも、ありがたい授かりものという感覚ではあります」と述べている。また、キャラクターのビジュアル面での要素が飽和状態になっていることを指摘した上で、「ツンデレ・ヤンデレは外面から内面の時代になったあらわれ」であるとしている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。