『陰陽大戦記』(おんみょうたいせんき)は、2003年8月にWiZの企画によりバンダイが発売した玩具「陰陽闘神機」をベースに、2006年3月にかけて少年漫画・テレビアニメ・ゲームソフトが展開された日本のメディアミックス作品。式神を「神操機(ドライブ)」によって降臨させることができる「闘神士(とうじんし)」の戦いを描いた作品。陰陽五行思想(五行思想や陰陽思想、陰陽道)を作中で大きく扱っている。この作品における式神とは、闘神士が闘神機と呼称する召喚機械で式神界より呼びよせ、契約を結ぶことで闘神士に従える荒ぶる神々と精霊の総称。通常は節季を司る大自然の神々として行動する。季節の運行を表す二十四節気の名を冠した二十四の種族に分かれ、それぞれ「運命」「信頼」「根性」「加護」などの様々な意味を象徴している。能力をどこまで引き出せるかは闘神士の力量しだいである。現実世界に実体化するには闘神士の「気」を必要とする。また、契約者の言うことに基本的には忠実であり、どんな悪行でも分け隔たりなく実行する。人と同等の思考を持ち、友情を深め合うことなども可能である。集英社『Vジャンプ』にて連載。原作監修WiZ・作画海童博行・シナリオ富沢義彦。テレビアニメ数年前の物語を描く。闘神士「マホロバ」はさらなる力を手にせんがために、闘神道の禁忌である「逆式」を行使する。この愚行にいち早く気づいた元弟子である太白神社宮司「モンジュ」は、儀式が完了する前に封印しようとするも式は完成し、強大な力とともに覚醒し襲い掛かる。異変を察知し、駆けつけたモンジュの息子「ヤクモ」は、父の窮地を救うため神棚に飾られていた闘神機で式神と契約、「白虎のコゲンタ」を降神させるが、初めての実戦故思うようにならない。モンジュがサポートし必殺の印を切るが、返しの印で弾き返された上に石化の呪符で父親を封印させられてしまう。コゲンタはモンジュが以前契約していた式神「白虎のアカツキ」が生まれ変わった存在だった。ヤクモの身を託され誓うコゲンタ。だが、マホロバは刻を震わし、太極神を復活させ陰陽の陽のみの新世界を生み出そうと刻渡りの秘術で部下を様々な過去へと向かわせ、歴史を変革し封印を解こうと暗躍する。禍々しい野望を食い止めるため、様々な時代を渡りマホロバの部下や四転王たちと激闘を繰り広げる。※漫画版は天流最大の内乱を描いており、地流と神流に関する人物は登場しない。2004年9月30日から2005年9月29日までテレビ東京系で放送。同クールの『冒険王ビィト』と共に、サンライズ・バンダイビジュアルとの混成部隊によるバンダイのコンテンツプロジェクト第2弾作品かつ、テレビ東京開局40周年記念作品として製作された。原作の漫画からは式神と闘神士の関係など基本設定のみの流用となっており、太刀花リクの前に現れた式神や闘神士との闘いや絆を描いたオリジナルストーリーとなっている。主要人物としてコゲンタ、ヤクモ、ランゲツが引き続き登場し、最終回エンディングにはイヅナも1カットだけ登場している。本作は『クラッシュギア』シリーズを手がけたサンライズ第10スタジオで、渡辺洋一・菱田正和など当時30歳代前半の若手スタッフが中心となり制作された。1年を通し全体の作画が非常に安定していたのは、キャラクターデザインの倉田綾子が毎回作画に参加し、重要シーンの作画を担っていたことと、ほぼ毎回スタジオダブに外注し、作画監督も同社所属の榎本勝紀と佐久間信一の二人で回していたことによるもの。技名などで用いられた筆文字は若鍋竜太によるもの。テレビ放送に先駆けて「ジャンプフェスタ・アニメツアー2004」で5分弱のパイロット版が上映された。キャラクターデザインは漫画版に準拠しており、10代前半のヤクモを福山潤が、コゲンタはテレビアニメと同様相田さやかが担当し、式神の召喚と戦闘場面が描かれている。この映像はDVD13巻の特典として収録されている。古来、伏魔殿を守護する天流と魑魅魍魎を討伐する地流の2流派が存在した。両派は互いに協力し合っていたが、約1000年前、地流が天流を襲ったことで両派は完全に決裂。そして現代。天流は流派としての機能を消失、地流は新総帥「ミカヅチ」の元で再興し、表舞台に勢力を伸ばしていた。中学に入学したての「太刀花リク」は、地流闘神士である少年ヤマセの襲撃を契機に封印されていた神操機(ドライブ)を手にし、式神「白虎のコゲンタ」と契約。時間が経つにつれてコゲンタとの絆は深まり、次々と襲いかかってくる地流闘神士の刺客を迎え撃つ。
出典:wikipedia
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