決まり字(きまりじ)とは、百人一首で札の取り合いをする際に、そこまで読まれればその札だと確定できるという部分である。仮名文字単位(すなわちモーラ単位)で、1字決まり、2字決まり、……と数える。特に、札を取る早さを求められる競技かるたでは、決まり字の把握は必要不可欠である。競技かるたで用いる小倉百人一首で、例えば「い」で始まる札が3枚ある。そのため、決まり字はそれぞれ、「いに」「いまは」「いまこ」となる。しかし、競技が進むにつれて、読まれた札は考慮外になるので、この決まり字が変化する。もし「いまこ」が読まれると、それまで「いまは」だった決まり字は「いま」になる。そして、さらに「いに」が読まれると、「いま」だった決まり字は「い」となる。第一句まで読まれても決まり字が分からない札、すなわち決まり字が6字以上の札を、特に大山札と呼び、6字決まりの3組6枚がある。※太字までが決まり字かるたを取るときに、上の句の最初の1文字目で取れる札。最初の文字を取って「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と覚えると、効率よく覚えられる。冒頭の1文字で2首まで限定できる札。「う・つ・し・も・ゆ」と覚える。冒頭の1文字で3首まで限定できる札。「い・ち・ひ・き」と覚える。冒頭の1文字で4首まで限定できる札。「は・や・よ・か」と覚える。競技かるたのルールとして、取るべき札と同じ陣にある札に触れてもお手つきにならないというルールがあるので、自陣もしくは敵陣に「いに」「いまは」「いまこ」の3枚ともがある場合には、その全てを「い」で取ることができる。同様に、例えば「きみがためは」と「きみがためお」が同じ陣にあれば「きみ」で取ることができる。クイズ王として知られ、校内百人一首大会チャンピオンであった長戸勇人は、早押しクイズの問題文で答えのわかるポイントを、決まり字になぞらえている。これを「ポイント押し」という。
出典:wikipedia
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