『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』(がんばれゴエモン ゆきひめきゅうしゅつえまき、英題:"The Legend of the Mystical Ninja")は、1991年7月19日にコナミから発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト。スーパーファミコン版の『がんばれゴエモン』シリーズ第1弾。はぐれ町に住む天下の義賊・ゴエモンは、すっかり顔なじみとなった相棒のエビス丸から聞かされたほろほろ寺の女幽霊を退治すべく、さっそくキセルを片手に町を飛び出す。戦いの末、幽霊の正体である忍者猫のクロベエから江戸に危機が迫っていることを知らされた二人は、事態を解決すべく日本横断の旅へと出るのであった。アクションゲームシリーズとしてはファミリーコンピュータ版『がんばれゴエモン2』より2年ぶりの新作となる。ファミリーコンピュータ版の本編シリーズのシステムを踏襲しつつ、ハードにあわせた様々な変更点・追加要素が施された他、外伝RPGシリーズからみられるようになった、和風情緒溢れる世界観に近代文明的要素をプラスした独特な世界観が踏襲され、後のシリーズの作風の原典となった。本作はファミリーコンピュータで発表された外伝を除く作品のアクションシステムを踏襲しているが、いくつかの変更点や追加点が存在する。マップは9つのステージで構成され、所持金や巻物を揃えて装備を買い整えてゆく俯瞰視点画面の「町エリア」、ボスを目指して敵を倒してゆく横スクロール画面の「拠点エリア」、各ステージのボスと戦う「ボスエリア」が配置されている。キャラクター共通の初期数値は体力8(目盛りで表示され、通常は一回のダメージにつき2目盛り減少するが、一部ボスの攻撃では4目盛り減少する。拠点エリアの針や棘は1目盛り)、残機数3(表示上は2機)。体力は「金の招き猫」の入手で最大16まで、残機数は迷路屋の景品で「大入袋」を入手するか、「1あっぷ」の購入で増加できる(表示されるのは4機まで)。ただし、体力に関しては次のステージへの持ち越しはできない。目盛りが0になる、穴に落ちる、制限時間内でのクリア不可などで残りプレイヤーが1減り、残数が無くなるとゲームオーバー。残数が1以上の場合、町エリアとボスエリアでの復活はその場から、拠点エリアでの復活は中間地点に存在する「これぞうくん」を取った場合は中間地点から、取っていない場合はスタート地点に存在する「たぬきくん」からの再開となる(2人プレイの場合はその場で復活する)。ゲームオーバー時にコンティニューを選択すると、旅日記をつけた場所かそのステージのスタート地点からの再開かを選ぶこととなり、前者なら旅日記をつけた時点そのままの状態から、後者なら所持金0、アイテムなしになりステージの最初から再スタートする。武器のレベルは「招き猫」の入手で1段階ずつ変化し、最大で3段階まで変化する。ダメージを受けるなどすると1段階減る。最大までパワーアップしている時に招き猫を入手すると10両が加算される。共通サブウェポンとして「かんしゃく玉(爆弾)」があり、店舗での購入によって使えるようになる。旅日記はパスワード方式で、計31文字のひらがなで成り立つ(2人プレイの場合、文字数は若干増える)。また、旅日記をつけた際の情報は一時的にバックアップされており、リセットボタンを押すかゲームオーバーになった際に「つづきから」の項目より「旅日記をつけたところから」を選択すると、パスワード入力を省略して旅日記をつけた時点から再開することができる。一時バックアップされた旅日記の情報は、電源を切るか、新しく旅日記をつけ直すことで消滅する。アクションゲームとしての前作に当たる『がんばれゴエモン2』に引き続いて2人同時プレイが可能。「ひとりであそぶ」プレイ中に2プレイヤー側のAボタンを押すと途中でも参加できる。どちらか一方がゲームオーバーになっても、残ったプレイヤーの残数が2以上であればそれを使って復活できるが、その時点までで習得した術を除いて所持金やアイテムは全て無くなる。なお、タイトル画面で2プレイヤー側のコントローラーで「ひとりであそぶ」を選択すると、エビス丸での1人プレイが可能。拠点エリア、ボスエリアでは、たぬきくんの場面で1人で進むか2人で進むかを選択できる。1人を選択した場合でも、もう片方のプレイヤーはAボタンで途中参加が可能。また、上記2つのエリアでだけの限定動作があり、伏せた一方に残りの一方がジャンプして重なると、攻撃と移動を分担する「おんぶ」状態となる。本作では拠点エリア、ボスエリアでのみ使用できる「術」があり、各キャラクターに4つずつ、合計8つの術がある。使用するには「道場」の利用によって術を修得する必要があり、巻物10本で1回分使える。巻物は術10回分までストック可能。ただし、術は次のステージへの持ち越しはできない。術の習得には所定の修行料の他、ライフが一定値必要になるため、お金が足りてもライフが足りないと修行を受けることはできない。術の使用中はアイテム表示欄に赤いゲージが表示されており、時間経過と共に減少していく。術のゲージが0になる、または発動中に任意でXボタンを押すと術が解除される。主人公。「はぐれ町」に住む天下の義賊。エビス丸の話を聞き、「ほろほろ寺」に現れた幽霊退治に出かける。正義の忍者を自称するゴエモンの相棒。「ほろほろ寺」に現れた幽霊の話を持ちかけ、ゴエモンと行動を共にする。本作と『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』の2in1リメイクとして、ゲームボーイアドバンス用ソフト『傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス』が2005年4月21日に発売された。帯ひろ志作で『コミックボンボン』連載、単行本全3巻。単行本巻頭にはカラーで攻略マップが掲載されている。帯ひろ志は本作から『がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜』までの間、ゴエモンシリーズの漫画を担当した。長らく絶版だったが、2013年11月21日に「復活ボンボンシリーズ」の1つとして新装版が発売された。3巻分を1冊にまとめ、描き下ろしのページも掲載された。
出典:wikipedia
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