HAT-P-3 は、おおぐま座の方角にある12等星で、太陽系から460光年離れた位置に存在する。スペクトル型はK型で、太陽より小さく暗い恒星だと考えられている。2009年までに太陽系外惑星が1個発見されている。HAT-P-3は等級が低いため、ヒッパルコス衛星による年周視差の測定対象に含まれておらず、直接的な手法による距離の測定は行われていない。そのため、惑星の発見にあわせて間接的な距離の推測が行われ、460±40光年(140±13パーセク)という結果が得られた。この推定に基づくと、恒星の質量は太陽の94%、半径は83%、光度は44%となる。表面温度は5,185Kで太陽より600Kほど低く、重元素は太陽の二倍近く含まれている。恒星進化モデルを単純に適用した場合恒星の年齢は4億歳と計算されるが、この方法では誤差が1億歳~69億歳の範囲に広がっており精度が悪い。他の推定としては、リチウムの存在度に基づく値として7億歳以上、彩層活動の度合いに基づく値として13億歳前後という値が出ている。2007年、食検出法を利用して太陽系外惑星の探査を行っていたHATネットによって、HAT-P-3の周囲を公転するHAT-P-3bが発見された。この惑星は2.9日という短周期で恒星を一周しており、高温の木星型惑星(ホット・ジュピター)に分類される。質量は木星の6割で、比較的密度が高いことから75地球質量程度の重元素を含んでいると考えられている。
出典:wikipedia
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