ブンチョウ(文鳥、"Padda oryzivora")は、鳥綱スズメ目カエデチョウ科に分類される鳥類。インドネシア(カンゲアン島、ジャワ島、バリ島)固有種。インド、中華人民共和国南部などに移入・定着。原産国インドネシアでは穀物を食害するために駆除をされたり、農薬の被害、ペット用の狩猟などを受けて漸減。一方、20世紀にアメリカ合衆国ハワイ州のオアフ島へ移入、野生化して定着。2015年4月の The IUCN RedList によれば、インドネシアのほかに、ブルネイ、クリスマス島(オーストラリア)、フィジー、マレーシア、メキシコ、フィリピン、プエルトリコ、スリランカ、アメリカ合衆国に現在分布してているとされ、ステータスは Vulnerable である。全長17センチメートル。体重約24-25グラム。頭部の羽衣は黒く、頬は白い。体上面や胸部の羽衣は青灰色、腹部や体側面の羽衣は薄いピンク色。尾羽は黒い。嘴はピンク色。 幼鳥は顔の羽衣が淡褐色、胴体の羽衣が灰褐色。嘴は薄いピンク色で、先端は灰黒色。オスは上嘴の基部が盛り上がる。標高1,500メートル以下にある草原や開けた低木林などに生息し、農地周辺や民家の庭でも見られる。ペアや小規模な群れを形成して生活するが、大規模な群れを形成する事もある。食性は雑食で、主に種子を食べるが、果実、昆虫なども食べる。繁殖形態は卵生。樹上に枯草などを組み合わせた球状の巣を作り、1回に5-7個の卵を産む。抱卵期間は17-18日ほど。雛は孵化してから約50日ほどで巣立つ。コメやトウモロコシなどを食害する害鳥とみなされることもある。フィンチ類としては気の荒いほうになるが、ペットとして飼育されることもあり、日本でも繁殖ないし輸入されている。日本には江戸時代初期から輸入されていたとされ、ハクブンチョウ(白文鳥)が発生した愛知県弥富市をはじめ、繁殖が行われてきている。戦前、および戦後、1970年ごろには日本国内に約250人繁殖農家が存在し約5万箱の飼育箱があったとされるものの、近年は非常に減っている。かわりに増えている輸入のおもな輸入元は台湾である。飼育下で様々な品種が作出されている。鳥かごや庭かごで飼育される。餌として市販されている配合飼料、アワやキビ、ヒエ、青米などの穀物、小松菜等の青菜、ボレー粉などを与える。水浴びを好むため水容器を設置し、水は汚れやすいため不衛生にならないように毎日取り替える。孵化後5-18日で雛を親鳥から離し人の手によりヘラやスポイトなどで給餌されて育った個体は人馴れし、訓練すれば手に乗せることも可能である(手乗り文鳥)。
出典:wikipedia
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