「おさかな天国」(おさかなてんごく)は、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)中央シーフードセンターのキャンペーンソングとして制作された楽曲である。JF全漁連が製作したOVA『リッキーマリンのおさかな天国お魚パワーだ!全開だ!』のエンディングテーマだった。 1991年に水産庁の魚食普及事業の一環としてJF全漁連中央シーフードセンターがサンミュージックに制作を委託し、井上輝彦に作詞、柴矢俊彦(元ジューシィ・フルーツのギターリスト)に作曲、俊彦の妻の柴矢裕美に歌唱、ジャケットのイラストレートを女優の酒井法子(イラストレーター、漫画家としても「さかいのりこ」名義で活動していた)にそれぞれ依頼して制作された。当初はカセットテープで制作され、全国のスーパー、百貨店などの鮮魚店コーナーのキャンペーンBGM用に約1万本が配布された。1996年にカップリング曲として「おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ」(作詞:大島研二、作曲:富樫晃廣、歌:山口歩)が追加されCDシングル(8cm)として発売された。一般のレコード店には並ばず、通信販売でしか買えなかったにもかかわらず、2002年までに2万枚以上を売り上げた。なお2001年当時、常時1日あたり5枚ほどずつの注文が来ていたという。1997年9月5日にラジオ関西『青春ラジメニア』(番組内では通称「おさかなさんの歌」と呼ばれた)で放送され、1998年11月13日に朝日放送制作の看板番組『探偵!ナイトスクープ』で取り上げられ(探偵は石田靖「さかな・さかな・さかなの歌」)、さらに知名度が上がった。次第に歌詞のフレーズが人気を集め、制作から12年目の2002年3月20日にポニーキャニオンから市販用CD(マキシシングル)として発売された。初回プレス約10万枚。なおこの市販用CDのカップリングには『おさかな天国』のマーチ・バージョンが収録されているが、通販用CDのカップリングだった『おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ』は外されている。同マキシシングルは発売後のオリコンチャートでは最高3位を記録した。柴矢は2002年4月5日放送の『ミュージックステーションSPECIAL』にこの曲で出演した。この楽曲の制作についてはプロモーションでの使用を前提とされており、上記のようなヒットをすると予測されていなかった。そのため市販用CDの発売に際しては、ポニーキャニオンと製作者の間で再度契約が行なわれた。『おさかな天国』のプロモーション用ビデオ(おさかなの着ぐるみとお兄さん・お姉さんが海の中で踊っている楽しいもの)には、ダンサーとしてマユ(古田真由)とケンキ(どーよ)が出演していた(本作には、おさかなさんと、歌のお兄さん&お姉さんが海の中で楽しく歌い踊るプロモーション・ビデオに加え、歌詞の字幕が付いた『カラオケバージョン』、かわいいアニメーションで踊りを教えてくれる『さあ、いっしょに歌ってみようバージョン』を収録されている)。服装は、ケンキ(どーよ)は、白の長ズボンに白の襟付き半袖、白のVベスト。白のハイソックスに運動靴。マユ(古田真由)は、白のミニスカートに白の襟付き半袖、白のVベスト。白のハイソックスに運動靴。2002年の『NHK紅白歌合戦』のハーフタイムショーのコーナーで、柴矢裕美が「おさかな天国」を歌った。2002年8月10日には音頭・ハワイアン・サンバに編曲されたバージョン3曲を収録したマキシシングル『おさかな天国deダンス!ダンス!ダンス!』が発売された。プロデュースは井上輝彦とつるつるコロン。2003年2月時点で、『おさかな天国』の売上枚数は40万枚。『おさかな天国』は2006年5月31日発売のアルバム『まんぷくトランス』で内山信二がカバーした。TVアニメ『ベン・トー』の挿入曲としても使用された。2010年12月9日発売のCDシングルアルバム『おさかな天国2010』で川村あやのが「おさかな天国2010」としてカバーした。また、同アルバムでは、オリジナルと同じ作詞者・編曲者(マーチ・バージョン)による「おさかな天国2〜サヨリの恋の物語〜」も加えられている。この曲はスチールギターを使用し、オリジナルの「おさかな天国」よりゆったりとしたリズムの曲に書き直されている。プロモーションビデオには、3人のおさかな(魚人という説もある)キャラクターが登場する。おさかなボーイ・おさかなガール・おさかな博士は、JF全漁連が1988年に発表したキャラクターである。
出典:wikipedia
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