ヤースーフ(アラビア語: ياسوف Yāsūf)は、ヨルダン川西岸地区北部サルフィート県にあるパレスチナの町で、サルフィートから7km北東に、ナーブルスから37km南西に位置する。パレスチナ中央統計局に拠ると、2006年半ばに約1761人の人口を抱えていたと言う。 住民のおよそ87%が農業を収入源にしており、残りの住民は公共部門で働いている。ローマ支配下の時代(紀元前63年~330年)、この村はヤーシュブ(Yaashuv)として知られており、ユダヤの丘(ジバール・ル=ハリール)、サマリア南部、ロッドなどの地域における、果物・穀物・豆果といった3品目の主要な市場であった。十字軍の時代には、ディヤーゥッディーン(Diya' al-Din、1173~1245)が、ヤースーフには地方モスクが1つある、と記述しており、既にその時代、村には無視できぬ程のムスリム人口があったことを示している。2009年12月11日、ユダヤ人入植者の集団が狼藉を働き、ヤースーフにあるアル=カビール・モスク(Al-Kabir Mosque)を焼討した。 祈りの絨毯と聖クルアーンは炎の中で塵と化し、放火犯は落書きを残して行った。曰く、「我々はお前たち全員を焼き殺す」、「代償を支払う覚悟をしろ」と。 2、3ヶ月前、ユダヤ人入植者の過激派たちは、ユダヤ人入植地の建物が解体される度ごとに、西岸地区のパレスチナ人は「値札」通りの代償を支払わされることになるであろう、と宣言していた。 このモスク焼討事件に続いて、ユダヤ人は、放火に対して抗議しているパレスチナ系住民100人を発砲した。
出典:wikipedia
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