烏丸線(からすません)は、京都府京都市左京区の国際会館駅から同市伏見区の竹田駅までを結ぶ京都市営地下鉄の路線である。ラインカラーはグリーン。京都市初の市営地下鉄路線である。1981年(昭和56年)に北大路駅 - 京都駅間が開業した。1988年(昭和63年)に京都駅 - 竹田駅間、1990年(平成2年)に北山駅 - 北大路駅間、1997年(平成9年)に国際会館駅 - 北山駅間と順次延伸されている。北大路駅 - 十条駅間は烏丸通の地下を通り、同市中心部を南北に貫いている。開業当初は4両編成で運行されていたが、竹田駅への南進開業後は全列車が6両編成で運行されている。竹田開業の約2か月後から近鉄京都線との相互乗り入れを行い、当初は国際会館駅 - 新田辺駅間で、後に近鉄奈良駅まで直通運転区間が拡大されている。烏丸線内はすべての駅が将来の増結に対応したホーム長となっている。京都市内の主要観光地のうち、沿線に所在するものは京都御所(今出川駅、丸太町駅)や東本願寺(京都駅、五条駅)などにとどまっており、その他の主要観光地へは地下鉄東西線や京都市バス・京都バスなどの路線バス利用となることが多い。また、沿線には以下の大学が所在している。線内折り返し運転のほかに、竹田駅から近畿日本鉄道(近鉄)京都線に乗り入れ相互直通運転を行っている。2012年3月20日改正ダイヤでは、昼間時間帯は1時間に8本(7分30秒間隔。線内折り返し5本、新田辺駅直通普通2本、近鉄奈良駅直通急行1本)が運転される。全列車が国際会館駅と竹田駅間を通しで運転しており、途中駅を始発駅・終着駅とする区間列車は設定されていない。線内折り返し列車は、昼間は1時間あたり5本運転される。多客期(ゴールデンウィーク・春または秋の観光シーズン・祇園祭・大文字送り火)は増発される場合がある。京都市交通局の車両と走行距離を合わせるため、近鉄の車両も運用されている。駅の行き先案内や列車の方向幕に列車種別は表示されず、「国際会館」「竹田」などの行先のみ表示される。なお、方向幕については、3200系には列車種別を表示しないもの(行先のみの黒抜き文字)が別途用意されているが、3220系は列車種別表示を無表示(黒色)にして運行する。後述の直通列車も上り列車(国際会館行き)の場合は竹田駅で行先のみの表示に変更される。近鉄京都線新田辺駅発着の列車が、昼間は1時間あたり2本(30分間隔)運転される。方向幕は列車種別のみを青地として「 新田辺」「 国際会館」のように表示される。早朝に1本のみ近鉄宮津発国際会館行き普通が運転されているが、近鉄宮津行きの列車はない。2000年3月15日のダイヤ改正で登場。近鉄奈良駅発着の急行列車(烏丸線内は各駅停車)が、昼間時間帯に1時間あたり1本(60分間隔)、朝にも国際会館発のみ2本(土・休日は1本)運転される。方向幕は列車種別のみを橙地として「 奈良」「 国際会館」のように表示されるが、後者は竹田駅到着時に線内折り返し用のものへ変更される。なお、2012年3月20日のダイヤ改正前は昼間時間帯は1時間あたり2本(30分間隔)運転されていた。今後、開業当初から運用している9編成をATOに対応した新型車両への置き換えを予定している。近畿日本鉄道油小路通は高度集積地区に指定されており、活性化を期待して、竹田駅から近鉄京都線と分岐し横大路付近までの4.4kmを延伸する計画がある。ルートは大手筋を通り、京阪本線の中書島駅と淀駅の間付近までとなっている。近畿地方交通審議会(国土交通省の諮問機関)が2004年10月8日に中長期的に望まれる鉄道ネットワークとして、竹田駅以南の延伸計画を答申した。さらに、宇治川を越えて南進し、宇治川南部に計画されている洛南新都市まで延伸する構想もあったが、近畿地方交通審議会の答申では触れられていない。北端も岩倉地区まで延伸する構想があったが、こちらも近畿地方交通審議会の答申で一切触れられていない。近鉄との連絡乗車券は、京都線の竹田以南の各駅と奈良線・橿原線の一部の駅までしか購入できない。以下の駅は、近鉄線や周辺路線などに同名の駅がある。鴨川を挟んで1駅分ほど離れた場所にある京阪本線・鴨東線の駅と同名だった駅もあったが、京阪側が中之島線開業時に駅名を変更した。駅の案内サインは開業時からの独特のものが使われているが、利用客の多い駅では駅ナカ商業施設「KOTOCHIKA」開業に合わせてユニバーサルデザインに準拠したものに更新されている。2014年度(平成26年度)から駅に可動式ホーム柵を順次設置している(2014年度に烏丸御池駅、2015年度は四条駅・京都駅に設置し、2021年(平成33年)度を目標に全駅に設置の予定)。烏丸線建設に先立って行われた発掘調査では、多数の遺構が発見された。遺物の一部は開通時に御池駅(現在の烏丸御池駅)のギャラリーで展示された。最大のものは旧二条城遺構であった。
出典:wikipedia
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