『スーパードンキーコング3』(スーパードンキーコングスリー、SUPER DONKEY KONG 3)は、レアが開発、任天堂が発売したテレビゲームである。『スーパードンキーコング』の第3作目であり、広義には以下の3作の通称として使われる。日本国外でのタイトル名は。本項では、本作をイメージして製作されたゲームボーイカラー用ソフト『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』についても扱う。こちらの日本国外のタイトルはである。当時のCMで「スーパーファミコン史上 最高画質」のキャッチコピーをもって発売された。ボリュームも過去2作と比較して大きくなっている。既にNINTENDO64が発売されていたにもかかわらず、それらのソフトと同等かそれ以上の売り上げを残している。達成率は、完全クリアで103%となり、ステージクリア、バナナバードの入手、バナナクイーンの救出、ボーナスコインの入手、DKコイン獲得などが条件になる。なお、新規ファイル作成時にパスワードを入れることによって難易度の高いモードをプレイ可能となり、完全クリアでの達成率もさらに大きくなる(最高105%)。キャプテンクルールを倒して数ヵ月後。ドンキーコングとディディーコングらはしばらく平和な日々を過ごしていた。ある日ディクシーコングがディディーの家に行くとディディーが留守になっていた。「ドンキーと共にクレミス島を探検しに行く」というメモだけを残して。しかしドンキーたちは何日待っても戻って来ないので、心配になったディクシーは彼らを探しに行くことにした。赤ちゃんのディンキーコングをパートナーにディクシーのクレミス島の冒険が始まる。SFC版には3つのモードが存在しており、細かいルールがそれぞれ違う。基本は横スクロールのアクションゲーム。待ち受ける敵を倒したり避けたりしながら、ステージの最後にあるゴールフラッグにたどり着けばステージクリアになる。ボスステージの場合は、ボスを倒すとステージクリアになる。ステージを攻略する順番は決められており、隠しゴールなどによる分岐も存在しない(ワールド攻略の分岐はあるが、最終的には全て攻略する必要がある)。過去にクリアしたステージをもう一度遊ぶことも可能。操作できるキャラクターはディクシー及びディンキーの2種類。ロープ・タル大砲アクション時などを除き、任意での入れ替えも可能。敵はジャンプで踏みつける・体当たり攻撃(ポニーテールスピン、ローリングアタック)といった直接攻撃や、タルを投げつけるなどの飛び道具で倒せる。ただし、一部の攻撃が通用しない敵もいる(コング側がダメージを受けてしまう場合もある)。また、攻撃アクションをせずに横側・下側から接触すると、原則的にダメージを受ける。ダメージを受けた場合、コングが1匹しかいない場合はミス(残機が1減り、0の時はゲームオーバー)。2匹揃っている場合、操作中のコングが逃げ出して、もう片方のコングに自動的に交代する。ただし、谷底に落ちたり、乗り物に乗っている最中に大破すると、無条件にミスとなる。いなくなったパートナーはDK印のタル(DKバレル)を破壊することで復帰可能。また、コングが2匹揃っている場合に限り、操作していないほうのコングを担ぎ上げる「チームアップ」が可能。前方に投げれば、敵を攻撃できるが、敵に当たらず地面に投げつけてしまうと投げつけられたコングは回収するまで動けなくなる(敵に触れるとダメージを受けて逃げ出す)。投げたときの性質は、組み合わせで異なる(詳細は後述)。ステージによっては動物の仲間(アニマルフレンド)がおり、上に乗ることでアニマルフレンドを操作できる。動物ごとの能力でステージを進めるが、他のステージには持ち越せない。敵からダメージを受けるとコングをおいて逃げ出すが、再び背中に乗れば利用できる。コング自身がアニマルフレンドに変身して進む場面もある。このゲームには「全体マップ」と「ワールド内のマップ」の2種類のマップ画面がある。プレイヤーは遊びたいステージや、利用したい施設を選択することができる。マップ上のワールドやコースに表示される旗はクリアしているか否かを示している(詳しくは後述)。隠しステージに行くために必要なアイテム「ボーナスコイン」が眠っている隠し部屋。ほとんどのステージに数か所ずつあり、ボーナスバレル(Bの文字が書かれたタル)が入口になっている。ミニゲームに挑戦し、勝てばボーナスコインを1か所につき1枚獲得できる。集めたアイテムの数は通常表示されず、増減した時などに数秒間表示されるのみ。そのためアイテム表示のために画面を割くことがなく、フル画面でステージを映し出すことができる。その反面、プレイヤーの意思で任意に残機数などを確認することはできないため、残機数などは自分で覚えておくことが望ましい。ちなみに、「ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング」では残機数のみハートマークで常に表示されている。地面に設置されており、持ち上げて投げることで敵を攻撃することができる。水面に浮かせる事で足場にもなる。主に空中に設置されており、持ったり投げたりはできず、触れるとその場で壊れ、なんらかの効果が出る。ステージ内の仕掛けとして用意されたもので、ほかの種類のタルより一回り大きい。作中の声は全て開発スタッフのケヴィン・ベイリスが担当。初対面のときは達成率に加算される。本作でのアニマルフレンドは6種類。以下は新登場のキャラクター。クレミス島に住むクマの仲間達。彼らの家には必ずカウンターがあるため、カウンターごしに話すことになる。bearなので名前が全員必ずBから始まる。( ) 内は居場所。バナナの姿をした鳥。バロンクルールの陰謀で島のあちこちに閉じ込められている(二羽を除く)。マップ画面にある「ファンキーのボート小屋」で借りることが出来る。乗り物はYボタンでスピードアップが可能。ちなみに、借りている乗り物を置いたままボート小屋に行くと、ファンキーに「乗り物を置き去りにされては困る」と怒られてしまう。今作はクレミス島を舞台に物語が進行する。コング島の北にあるが、距離は不明。中央に大きな湖があり、全体的に湿潤。数十年前までは大きな戦争(クレミアン戦争)が起こっていたが、現在は平和である。今回はワールドマップ中の水上部分がルート移動ではなく直接操作できるため、探索の要素もある。また、各ワールドから自由に脱出できるため、セーブをいつでも行うことが可能。内容はSFC版を基本とする。なお、カッコ内はステージの大まかな地形を指す。ボスの詳細は後述。湖の周囲にステージが配されている。比較的冷涼で、奥には雪山もそびえている。小屋のコース、コングファミリーの住居、クマの友達の住居など、建造物も多い。ほら穴に入るのにはステージ3の桟橋をくぐって奥の壁に触れればよい。バーナクルに貝殻をあげるとバナナバードを1羽もらえる。GBA版ではバチュラーに花とチョコレートをあげるともらえる。鬱蒼とした森を抜けて行く。「リバーサイドレース」でブラッシュの記録を破った後ブラッシュに会いに行くとカウンターを叩いた振動で倒木が流れほら穴への道が出来る。巨大な滝と湖を中心とする。サンゴ礁があることから、外海と繋がっているらしい。左にある滝の右側の壁に触れるとほら穴が現れる。ワールド3・4は攻略順を問わないが、ワールド5に行くためには両方のクリアが必要。クレミス島の中央に浮かぶ小さな島。公害を防ぐために工場はここに集約されているが、それでも付近の環境に影響が出ている。ほら穴はクレーンで持ち上がっているが入るにはボウリングの玉が必要。標高が高く、深く雪が積もっている。山小屋があるが、住人は殆どいないようである。ちなみに、山小屋の奥にほら穴がある。なお、GBA版ではターボスキーを入手した時点で「パシフィカのたきつぼ」、「カミソリけいこく」とここを含め自由に選択しプレイ可能となっている。その名のように剃刀の切り立ったように広く、深い谷間が舞台。地形が悪いため、ステージの難易度も高い。ほら穴に入るにはビヨーンにスパナを渡して上のリフトを動かす必要がある。クレミス島の最深部にある空間。いつしかクルールが住み着き、不気味な城を建ててしまった。バッフルがほら穴(地下水路)の入り口の開け方を知っている。「コンパス岩」と呼ばれる4つの岩の周囲を回ると出現。前作とは違い、意図的に隠された小島である。中央に大きな湖があり、その周囲を一周するようにステージが設けられている。先のステージに進むにはブーマーにボーナスコインを渡し、道を塞いでいる岩を破壊してもらわなければならない。ボスステージが出現すると、物語の都合上、各ステージが全て炎上したような風景に変わる(ステージの構造に変化はない)。SFC版とGBA版でデザインが異なるが、火山のような外見という点は共通している。スワンキーのテントはない。また、ワールド7以前と違い、1つのステージにボーナスステージが2つ存在するとは限らない。GBA版にのみ登場。ハイレベルな水系ステージが作られている。「ワールド9」とあるが、実際にはターボスキー入手時点で行かなければならないので位置的には「ワールド6」に当たる。ほとんどが水中ステージだが、水が無いステージもある。また、ボスステージ付近の壁に触れるとほら穴が出現する。「スワンキーのテント」で遊べる的当て。遊ぶにはベアーコイン2枚が必要。クランキーと別画面で勝負し、勝つとベアーコイン4枚とバナナ40本がもらえ、負けるとコインを1枚だけ返される。これらのミニゲームは、SFC版のみ。バナナバードが閉じ込められている場所。当初は周囲の地形に同化しており、入り口の前でBボタンを押す事で壁が崩れ、中に入れる様になる。入ると4つのクリスタルが光り出すので、同じ順番で光らす(SFCではABXY、GBAでは上下左右と連動)と救出できる。名前を以下に挙げる。カッコ内は場所を示す。これまでにバナナバードを助け出した数が多いほどクリスタルの光る回数が多くなり、順番を覚えるのが難しくなる。今作のコースのBGM作曲担当は、『1』『2』で作曲を手掛けたデビッド・ワイズではなく、『1』の一部の曲を手掛けたイーブリン・フィッシャー (en)によるもの。『2』とは異なる印象(『1』に近い)を受ける。一方、GBA版は全てデビッド・ワイズによる新作(アレンジ)である。GBAで発売。ストーリー自体はSFC版と変更が無いが、新ワールド「パシフィカの滝壺」やミニゲームの追加、全ての音楽がリニューアルされるなどの変更点がある。なお、本作の音楽は通常よりもかなり多くの音源を使用している関係で、一部効果音と重なると途切れるパートがある。また、音源が変更された為か、キャラの効果音(羽音、声など)やクリスタルが鳴る音も変わっている。かつて近隣諸国を征服していた伝説の「ロストワールド」を見つけ出す事が目的。クルール達はそれを妨害するために登場する。『ドンキーコングランド2』の名で開発され、発売直前にこのタイトルに決定された。当時放送されていたアニメ版と同一のロゴデザインとなっている。開発途中にGBCが発売され、それに専用にさせる為に仕様変更した関係で、発売が当初の予定より大幅に延長されたという背景がある。日本国外でのタイトル名はで、こちらはGBC専用になる以前の仕様である(GBやSGBに対応)。基本的にSFC版を踏襲するが、前作同様、内容は全て新しくなっている。冒険の舞台は「クレミス大陸」となり、ワールド区分も変更された。本作でのアニマルフレンドは4種類。比較的SFC版に近かった『ドンキーコングランド』に比べ、こちらはかなりオリジナル色が強い。主な変更箇所を下に挙げる。
出典:wikipedia
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