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冠を持つ神の手

『冠を持つ神の手』(かんむりをもつかみのて)は、同人サークルの小麦畑によって製作されたフリーゲームである。略称は「かもかて」。シナリオやスクリプトはoumi、イラストは羅伊紀が担当している。使用ツールは吉里吉里2。アドベンチャーゲームと育成シミュレーションゲームをミックスしたような形態をしている。「フリゲ2009 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲーム」において二位を獲得している。ゲーム雑誌の『Cool-B』2009年11月号に取り上げられた。これまでもフリーゲームを公開してきた小麦畑が、吉里吉里2を用いて本格的にゲームを作ろうとの試みを持って企画した作品。よりゲーム性の高い作品ということで育成要素が盛り込まれ、今までの作品はテキストが控えめなものだったことから、今回は文章量を多くするよう意識して製作された。1プレイにつきかかる時間はおよそ2時間程度だが、ゲーム全体のボリュームは非常に多く「このゲームを真の意味でコンプリートしようと試みるのは無謀すぎます」と製作者はコメントしている。恋愛シミュレーションゲームのような面が大きいが、攻略対象と愛情や友情を築くだけではなく、ルートによっては殺し合いや憎み合い、相手に好意を持たせた上で裏切るといったダーティーな展開も多く含まれている。難易度が高いため「攻略支援パッチ」が発売されている。主な機能は、各イベントを回想することのできる「回想モード」、攻略対象キャラクターの感情を把握できる「好感度表示」、各パラメーターを上げやすくする「能力値支援」などである。追加イベントや追加キャラクターなどはない。ゲーム本編のキャラクター立ち絵や、背景画像などを使用しての二次創作を行うための「二次創作キット」がフリー配布されている。吉里吉里2を扱ったことのない初心者でも手軽にゲームの二次創作が行えるようになっており、その二次創作データの配布も自由となっている。タイトルロゴと共に表示される「Ducunt volentem fata. nolentem trahunt.」というラテン語の格言は「主人公の運命は貴方次第」といった意味合いを込めて入れられた。王国リタントの三足族は、無性別で生まれ、15歳で成人してから自らの意思で男女へと別れていくという特殊な種族であった。リタントの王の座を得られるのは、額に光る選定印を持って生まれた者のみ。血筋は関係なく、額の徴だけが、神から与えられた王たる者の冠だった。次代の王位継承者が成人した暁に譲位が成されるという慣わしに従い、継承者の成人を一年後に控えていた時期に、徴を持つもう一人の人物が発見された。14歳の同い年の二人の継承者のうち、どちらが王座に就くのか、同時代に二人の人物に与えられた徴が持つ意味とは何なのか。バナーなどに用いられる。プレイヤーは、二人目の王候補者である14歳の少年となって成人までを城内で過ごすことになる。王位を狙うも他の職業を目指すも、特定の人物と愛を紡ぐも憎み合うもプレイヤー次第である。十日間を一週間として、一~四日と、六日~九日は「平日パート」で、候補者としての教養を積む訓練日となっていて各パラメーターを上げる事が出来る。パラメーターは武勇・知力・信仰・礼節・魅力・交渉の六つから成り、どれも王を目指す上では欠かすことのできないものである。プレイしていく中で新たに追加される二つのパラメーターと、隠しパラメーターも存在する。パラメーターが規定値以上でなければ起こせないイベントや、成功することのできないイベントもある。訓練を連続して行うと体力や気力が下降するため、時々は休息をとる必要がある。五日目と十日目は休日となっている。五日目は「中日パート」であり、その時のプレイヤーのパラメーターやキャラクターの好感度などに応じて自動的にイベントが起こる。十日目は「休日パート」でプレイヤーが能動的に城内に出かけてイベントを起こしたり、あるいは訓練や休息などに充てることができる。好感度は、プレイヤーのパラメーターや選択肢によって変動する。初期好感度が高いキャラクターもいれば低いキャラクターもいる。通常の場合、プレイヤーからは見ることが出来ず、攻略支援パッチを導入していなければ変動の様子はわからない。印象度は、プレイヤーが登場したキャラクターに対して入力することで変動する。そのキャラクターとの初対面時と、キャラクターとのイベントが起こった日の終わりに入力することができる。イベントの種類によって入力できる値は変わる。印象度も好感度も「愛憎」と「友嫌」の二つの軸に分かれている。愛と憎は対立するものであり、友と嫌も対立するものである。愛憎友嫌はこのような感情を表している。例えば、愛情と友情が両立していると「大好きで親しく感じている」といった状態になる。逆に憎悪と嫌悪が両立している場合は「大嫌いで顔も見たくない」となる。愛情と嫌悪の場合は「大嫌いなはずなのに気になる」となる。憎悪と友情の場合は「友情と嫉妬の板ばさみ」といった風になり、突出した感情がない場合は「無関心」となる。感情がある程度高まると、その感情を反転させることができる。募った愛を憎に、嫌を友に変えることができる。プレイヤーは感情が高まり次第、任意で反転を起こすことができる。対象キャラクターたちは、特定のイベントによって反転を起こす。反転はゲーム中、一人の対象キャラクターに対して一度しか起こすことが出来ない。ひたすら憎しみあった末の衝突によって愛が芽生えるキャラクターや、ひたすら愛しあった末に見せた油断を利用しなければ殺せないキャラクターなどに対しては、印象度の反転を使わないと起こすことのできないイベントや迎えられないエンディングがある。王も含めて、神官や文官などの職業別エンディングは全部で24種類存在する。この24種類のエンディングは「キャラなし」のものであり、特定の人物と深い関わりを持たなかった場合に迎えるものである。特定の人物との関わりの末に迎える「キャラあり」のエンディングは、登場する11人の攻略対象キャラクターのいずれかと迎えることが出来る。一人の人物につき、大きく分けて愛情・友情・憎悪・裏切・殺害の五つのエンディングがある。愛情エンディングだけでも複数のルートがあったりと、エンディングの数は多く、キャラありエンディングだけでも総数100以上の膨大な数となる。一つのエンディングだけでは語られぬ部分も多くあり、複数のエンディングを迎えることによってキャラクターの性格や隠された真実を浮き彫りにすることができる。プレイヤーは性が未分化の人物であるため、男女どちらと恋愛関係になっても違和感がないストーリーとなっている。ゲーム中の世界観では同性愛は許容されていないため、恋愛関係を築けたとしても最終的にプレイヤーが対象キャラクターと同じ性を選んでしまうと、数名を除くほとんどのキャラクターとの仲は破局することになる。王など、特定の職業に就けるようパラメーターを調節しなければ迎えられないキャラありエンディングもある。また、複数の人物と特別な関係を持った事により迎えるエンディングも存在する。エンディングによってはプレイヤーが死亡する場合もあるが、エンディング場面以外のゲームの半ばでの死亡はゲームオーバー扱いになる。主人公を初めとする登場人物たちの属する種族。その大きな特徴は、無性別で生まれ、15歳で成人してから自らの意思で性を選択することである。名の由来は、遥か昔においては爬虫類のような太い尻尾を有し、それが三本目の足のように見えたことから。成人男女の外観は現実の人間と変わらないものである。未分化前の子供は、性機能は有さず、どちらかというと女性に近い形態をしている。数えで年をとり、15歳になると神殿で男女どちらの性を選ぶかを宣誓し、庶民は男女別に篭り小屋に入って肉体の変化を待つ。およそ一ヶ月から二ヶ月ほどで変化を終える。神殿での宣誓は決意を固めるためのものであり、例えば口では男になると宣言しつつも、内心では女になりたいと望んでいた場合は女へと変化する。どちらへと変化するか決めきれない場合、最悪の事態としては体が安定せずに死んでしまうこともある。独特の性形態を持つことから、姉・妹・娘にあたる言葉はなく、女性であっても兄・弟・息子と称する。王配のように、本来なら男性にしか用いられない言葉が女性に対しても使われたりと、片方の性のみを指す言葉が両性に対して適用されることもある。父母や夫妻などの言葉は存在する。性選択が一方に偏ることがないように、社会的な男女差別は存在しない。精神的にも男女の差にあまり開きがなく同性愛も発生しやすい状況であるが、法律や倫理の点において同性愛は厳しく禁じられている。「産みの繋がり」と呼ばれる現象があり、女性が妊娠した場合は、その相手である男性もつわりなどの症状を感じる。妊娠期間中に胎児の父が死亡した場合は、母は影響されて死産をしやすくなる。男が複数の子を同時に成すことは可能だが、子の数に比例して一人の子を成す時よりも苦痛が大きくなる。そのため、自然と一夫一妻制が作りあげられている。飲酒と結婚は成年後に許される。結婚適齢期は十代後半から二十代前半である。乳幼児の死亡率はさほど高くないが、平均寿命は50~60歳ほどである。世界を造ったとされる、唯一神の名。三足族だけではなく、全土の民に信仰されている。鳥のような羽を持ち、無性であるという。太陽と同一視されており、アネキウスを祀る神殿は太陽の位置にあわせて天井に穴を空けることが慣例となっている。雨はアネキウスの涙だとされている。孤児の子供は「アネキウスに捧げられた子」という意味を持つ「アーネ」という姓を与えられる。神に与えられた王たる者だけに授けられる冠とされている。生まれた時から額に浮かんでいる複雑な形をした痣で、緑色に光る。皮膚が直接染まっているかのようだが、その部分を刃物などで穿っても、肉の向こうからその緑の光が消えることなく覗く。王国リタントでは、この徴を持つ者だけが王となることが出来る。かつてリタントが統一国家ダリューラから分裂した際に、三足族を率いた初代国王の額にその徴があったことが起源となっている。アネキウスが彼に与えたものだとされているが、強い魔力を持つ何者かが人為的に造ったのではないかという懐疑も持たれている。二十年に一人の割合で所持者が生まれ、その人物は出自に関係なく王座を与えられる。彼らは継承者、候補者、寵愛者などと呼ばれる。グラドネーラに住まう人間は3つの名で構成された名を持ち、名は以下の意味を示す。名前・副家名=本家名。名前…個人を識別するためのものであり、他者と被らないようにつけられる。同名の者が出会った場合名を賭けて決闘が起きてもおかしくないため、重複が起きないように意味のない音で名前をつける場合が多い。その唯一性は過去の人物にも及び、同名の人物が存在していた場合は生まれ変わりとして扱う事例がある。副家名…未婚の場合は親の名字をそのまま引き継ぎ、既婚の場合は自分もしくは配偶者の家入りした方の本家名を使用する。A・B=CとD・E=Fの婚姻の際、本家名をCとするならば、A・F=C、D・F=Cと夫婦は名をかえ、その間に出来た子はG・F=Cと名乗る。本家名…家とその者の血統を意味する。○○家と用いられるのはこの本家名にあたる。これ以外に王家の直系のみが副家名と本家名の間に王国名を入れて名乗る風習がある。ただし、リタントにおいては継承者のみの権利となる。また、孤児で家名が判明しない者はアーネという副家名、及び出身地名を本家名として用いるのが一般的である。作品の舞台となる世界の総称。この世界は一つの大陸(あるいは島)で成り立っているために、大陸の名でもある。地球のように球状ではなく、平面の世界である。天上にある太陽と月は同一のものであり、動くことはなく、時間によって光の強さだけを変え、その状態によって太陽もしくは月と便宜上分けて呼ばれる。月は約60日周期でわずかながら光の色を変える。その光の色である白・緑・青・赤・黄・黒は暦の月と週にも使われる。つまりは一月は白の月、二週目は緑の週というように呼ばれる。ゲームは、アネキウス歴7403年緑白一日(7403年2月1週目1日目)から始まる。一年が六ヶ月、一ヶ月が六週間、一週間が十日で進行する。この暦は神殿が管理するものであり、唯一神であるアネキウスが地上に降臨したとされる年を0年としている。グラドネーラ大陸の周囲は海に囲まれている。海には魔物が住むと恐れられ、海の向こうを知る者はいない。海の水は真水であるため飲むことは可能だが、忌まれて手を出されることはなく、漁は川や湖のみで行われる。およそ20℃前後の温暖な気候で安定している。ゲームの舞台となる王国。グラドネーラ北西に位置している。統一国家ダリューラから分裂して建国された。三足族が治めている。識字率は低い。ゲーム本編はリタント歴では119年にあたる。王都は国の中央に位置するフィアカントで、王城のもとで栄えている。他の都市は木造建築が多いのに対して、フィアカントは立派な石造りの建築物が並ぶ。王城は湖の中に浮かぶように建てられており、外敵を退ける堅牢な造りとなっている。城と城下を繋ぐのは正門にかかる橋のみとなっている。国の果てには、北から南へと横断する長大な壁が敷かれている。これは国境線に沿って建設されたものである。石造りで高さは3メートルほどあり、途切れ目も扉も存在しない。超えることは困難ではないが、超えた者もその向こう側を覗いた者もいないとされる。グラドネーラの統一国家であり、かつては三足族・有羽族・生耳族などが暮らしていた。アネキウス歴7200年代後半に起こった分裂戦役によって三足族がその中から分裂し、リタントを建国した。ダリューラはリタントと、有羽族と生耳族の国であるホリーラへと分かれた。有羽族と生耳族から三足族は軽んじられ迫害されており、それが三足族が蜂起した理由であるという。現在のリタントで行われているアネキウス信仰や、15歳で成人といった基本的な文化はダリューラ時代から続くものである。神に与えられたとされる選定印を額に有し、玉座に就く者を指す。国王を支え、国内の政治を実行する役割を担う者を指す。分裂戦役の折に、建国王と共に戦った者たちに恩賞として与えられた称号と土地が世襲によって受け継がれた形となっている。現在では、生まれながらに与えられた地位に浸るだけの傲岸で無能な者も見られる。「えいし」と読む。王族や貴族の身辺警護を行う者たち。剣の腕が立つことだけでなく、通常の場合はそれなりの家柄や品性が要求される。現実の騎士に近い存在であるが、騎乗する動物のいないこの世界では騎士という言葉は発生しない。唯一神たるアネキウスを崇敬し、神殿に仕える者たち。アネキウス信仰はリタントの建国より遥か昔から行われており、神殿は歴史という形のない武器を持っている。神官らは名目上は王の臣下とされているが、長たる大神官長は王とは対等な立場にある。能力重視で貴族ほど血筋を重んじることはなく、神殿議員を多く輩出する名門の家柄では養子も珍しくない。魔物と契約し、不思議な力を用いたという忌み嫌われた存在。遠い昔に迫害され、滅んだとされている。現代にも密かに存在しており、独自の営みを続けている。魔術を行使するが、伝承とは違い、魔物と関係を持つわけではなくあくまでも自身の力を用いる。小麦畑の公式サイトにて、ゲームと世界観を共有する小説が公開されている。タナッセが主人公。ゲーム本編より遡った過去のランテ家が主な舞台となっている。ヴァイルとの初対面からはじまり、過去に起きた誘拐事件などのタナッセとヴァイルの間に起こった出来事を、ゲーム本編での現代へと近づけながら描かれる。ホリーラを舞台とした、南の地を目指す五人の少年少女の物語。時系列は、ゲーム本編よりおよそ百年後となっている。ゲーム中ではその存在を半ば忘れられ魔物の類と混同されている、背に羽を有する有羽族と、獣のような耳や尾を有する生耳族の者たちが主な登場人物となっているが、ホリーラには存在しないはずの三足族の者も登場する。

出典:wikipedia

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