中道機械株式会社(なかみちきかい)は、かつて存在した、土木建設機械や産業施設設備の販売、賃貸、製造などを行う総合商社。北海道札幌市中央区に本社を置いていた。2009年2月5日に民事再生法を申請し、事実上倒産した。札幌証券取引所の上場企業であったが、2009年3月6日に上場廃止となった。土木建設機械の販売から始まり、修理やアフターサービスなどのメンテナンスその他のサービス業も手がけてきた。1963年の中道機械製作所の設立より、生コンクリートプラントの自社製作にも積極的に取り掛かる。北海道の公共事業の波に乗り、日本の高度経済成長期に着実な成長を遂げてきた。北海道各地に支店を展開する。排水処理プラントなど建設関連プラント、立体駐車場などの施設の設計・製作・販売の分野にも進出する。建設機械レンタルにも積極的に参入する。青森、秋田、仙台、山形、東京にも支店を構える。バブル崩壊後も、しばらくは着実な事業展開であったが、公共事業の削減に伴い、1997年1月期売上高321億円計上をピークとして業績にかげりが出てくる。2002年1月期、2003年1月期には、純損失を計上する。2003年1月期には、3年ぶりに純利益を計上するが、売上高は135億円となり、1997年1月期の半分を下回る。2007年1月期の売上高は、90億2600円で、ピーク時の30%以下に落ち込む。人員削減や不動産売却などで、事態の打開を図る。2005年1月期に、また純損失を計上する。同年7月14日に、中道リースとの合併が内定したが、同年8月29日に合併が白紙撤回となる。2006年1月期も、純損失を計上する。2007年1月期に、3年ぶりに純利益を計上するが、2008年1月期に、また純損失を計上する。2008年2月12日、監査法人の監査前日、札幌工場の経理担当の課長の自らの申し出より、不正経理が発覚する。本来費用とすべきところを、資産の部の仕掛品として、合計3億7000万円の架空利益計上とした。札幌証券取引所はこれを重視し、2008年3月13日に、中道機械の株式を監理ポストに振り分けるが、7月28日に一旦解除とする。しかし、対外信用は失墜したとまで言われる。2008年5月にメーンバンクの北洋銀行から顧問に就いた鍬田信知は、10月21日に代表取締役社長に就任する。2009年2月5日、民事再生法を申請し、事実上倒産。負債は、76億5,400万円。従業員全員に、1ヶ月の解雇予告が、同日付で出される。2009年1月時点である。販売事業:建設機械、環境関連機械 等設計及び製作事業:環境リサイクル設備、物流設備、工場設備 等設計及び請負事業:水処理設備、汚泥処理設備、食品加工設備 等メンテナンス事業:機械施設の部品販売・修理・維持管理レンタル事業:建設機械札幌証券取引所上場以前札幌証券取引所上場後、1999年まで 2000年以降2008年まで2009年民事再生手続き以降
出典:wikipedia
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