ANAクラウンプラザホテル稚内(ANAクラウンプラザホテルわっかない、)は北海道稚内市にあるシティホテル。2014年4月23日に稚内全日空ホテルからリブランドした。1994年に稚内市の第三セクターである株式会社稚内シーポートプラザが全日空エンタプライズに運営をマネジメント委託させる形で稚内港北埠頭(当時のフェリー埠頭近く)地区に開業。大規模な宴会場・神殿(結婚式場)・和洋レストランなどコンベンション機能をフル完備した稚内市・宗谷支庁随一のシティホテルである。開業当初から稚内空港(全日空)利用の観光客・出張客を宿泊のターゲットとしており、稚内空港を利用するパッケージツアーでは当ホテルが宿泊場所に指定されることが多い。ハートランドフェリーのターミナルが至近にあり、礼文島・利尻島への日帰り観光が容易にできる環境にあるため、ゴールデンウィークから夏場にかけての観光シーズンは活況を呈するが、冬場は雪に閉ざされ観光資源が乏しくなり、出張客やコンベンション需要に依存する形となっている。開業時からフロントで宗谷岬のイラストと日付のスタンプを押したパスポート風の「最北端到達証明書」を有料で発行しており、他所が発行する同様の証明書類と併せて観光名物の1つとなっている。全日空ホテルズは2006年にインターコンチネンタルホテルズグループに買収され、チェーンホテルが順次「ANAインターコンチネンタル」「ANAクラウンプラザ」等にリブランドされるなか、札幌や岡山とともに数少ない「全日空ホテル」ブランドのままで運営されていた。2014年4月から「ANAクラウンプラザ稚内」にリブランドされることが発表され、日本最北端の外資系ブランドのホテルとなった。2001年開業の全日空ホテルクレメント高松(現:JRホテルクレメント高松)とは建物外観が類似している。稚内空港発着便の利用者数は2000年頃まで微増を続けていたが、2001年以降、運航本数や乗客の減少で宿泊客が伸び悩むことになり、一度も黒字計上ができずにいた。特に2007年にホテル斜向かいに開業した温泉大浴場付のビジネスホテル(ドーミーイン稚内)が開業すると宿泊客が激減し、稚内シーポートプラザは急速に資金繰りが悪化した。2008年4月に事業継続を図る目的から稚内市が増資を引き受けるも好転せず、2009年11月の市議会で売却を決議。2010年1月に明治海運が施設と運営権を買収し、稚内シーポートプラザは2010年2月24日に旭川地裁から特別清算開始決定を受けた。約17億6000万円の負債は、稚内市が北海道の自治体では最初となる第三セクター等改革推進債(償還期間10年)を起債し、更なる公金を投じ返済されることとなった。稚内空港より車で30分。稚内駅(バスターミナル)より徒歩で5分。
出典:wikipedia
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