大手町駅(おおてまちえき)は、東京都千代田区にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。東京メトロの駅は大手町に、都営地下鉄は丸の内にそれぞれ所在する。JR東京駅の最寄駅として代表的な存在であり、東京の地下鉄の中心的存在の駅。丸ノ内線には「サンケイ前」の駅名併称がある。なお、三田線でもラッピング開始(後述)から東急目黒線日吉駅延伸まで「読売新聞社前」の駅名併称があり、次駅案内放送でも流れていた。以下の5路線が通っており、これは東京の地下鉄の駅では最も多い。東京駅との徒歩連絡が可能であるが、東西線のみしか案内されていない。東西線の乗り換え案内では「JR線」と放送される。駅番号は、丸ノ内線がM 18, 東西線がT 09, 千代田線がC 11, 半蔵門線がZ 08, 三田線がI 09となっている。各路線の駅をつなぎ合わせるとアルファベットの「P」のような配置になっており、左下から時計回りに三田線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・東西線の順に並んでいる。半蔵門線の駅が開業した当時は「日本一の地下鉄駅」としてNHKのニュース番組などでも取り上げられた。丸ノ内線は相対式ホーム2面2線、その他の路線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。東京メトロ各線は改札内で連絡しているが、丸ノ内線・半蔵門線と東西線の乗り換え部分は直接の連絡がなく、乗り換える時には一旦改札を出場するほうが至近なため、いずれの乗車券類でも改札外での乗り換えが可能になっている。ただし、遠回りになるが千代田線ホームを経由すれば改札内での乗り換えは可能である。東西線と半蔵門線を乗り換える際に東西線ホーム中野寄りや半蔵門線ホーム渋谷寄りから乗り換える場合は千代田線ホーム経由の方が距離が若干短い。なお、現在は構内の工事(後述)により通路が狭くなっている箇所があるため、いずれの路線も東京メトロの他の3路線全てとの間で改札外乗換ができるようになっている。東西線と半蔵門線、三田線と半蔵門線・丸ノ内線の相互間は乗り換えに時間がかかる。東西線と半蔵門線の場合は九段下駅、三田線と半蔵門線の場合は神保町駅が至便である。丸ノ内線のホームは、南隣の東京駅に近すぎないようにという理由で、現在の位置に建設された。なお、当駅 - 東京駅間のトンネルの下にも駅施設があるため、東西線ホーム上の改札外通路は丸ノ内線トンネルの部分を掘り下げた構造になっており、また東西線ホームも丸ノ内線トンネルとの交差部分のみ天井が少し低くなっている。JR東京駅とホームが最も近接している東西線に限り、東京駅への乗り換え案内を行なっている。逆に、東京駅では東西線への案内を駅構内のみで行なっている。JR東京駅構内には東西線に加えて丸ノ内線についても乗り換え案内があるが、これは大手町駅ではなく丸ノ内線東京駅を接続駅としているものである。千代田線はもともと当駅が第一期開業区間の終点であったことから、新御茶ノ水駅寄りに渡り線が設置されている。当駅から先への延伸後は緊急時に使用されている。東西線の改札口からJR東京駅八重洲口・丸の内口への2方向に分かれるが、新幹線は八重洲口(日本橋口を含む)を利用するよう表記されている。駅務管区所在駅であり、大手町駅務管区として大手町地域、日比谷地域、新木場地域を管理する。丸ノ内線ホーム以外は改札口とホームとの間を連絡するエレベーターが設置されている。トイレは全部で6か所あるが、多機能トイレは東西線中央改札と半蔵門線ホーム直上の渋谷側地下3階の2か所のみの設置である。乳幼児・オストメイト対応設備は後者にのみ併設されている。2016年の開業60周年に向けて、2013年から丸ノ内線・東西線・千代田線の駅のリノベーション工事を行っている。風格を感じさせる「凛とした駅」をデザインコンセプトとし、コンコースとホームの壁のリニューアルを中心に行っている。丸ノ内線は歴史ある建築物から「煉瓦」、東西線は青く映える高層ビルの壁面のイメージから「ガラス」、千代田線は皇居近辺の豊かな樹木から「木目」をデザインに採用している。なお、先行して拡幅工事を行った東西線西改札付近のコンコースには、工事を紹介するコーナーが設けられている。専用WEBサイトでも紹介されている。工事期間中、改装工事を紹介するパンフレットを発行していたが、2014年10月から「ココドコ」というフリーペーパーを発行している。同紙でも改装工事の紹介記事が掲載されている。島式ホーム1面2線を有する地下駅である。一時期は、コンコースの壁にスタジオジブリ作品や読売日本交響楽団の画像がデザインされたラッピングが施されていた。同様にプラットホームの柱や駅広告には読売ジャイアンツや新聞の意匠のラッピングも施されていた。2008年(平成20年)1月に東京メトロのものに類似した案内サインシステムに更新されている。これは先に新宿線の新宿三丁目駅で更新されたものと同じである。発車メロディは、東急目黒線のものと共通である。日比谷側の地上出入口の一部は、千代田線二重橋前駅の出口と共用している。また、2007年に行幸地下通路が完成し、東京駅へ地下道経由でアクセスすることができる。乗り換え各線が帝都高速度交通営団(営団地下鉄)だった時代は駅到着時の放送で「営団地下鉄線はお乗り換えです」と放送されていたが、東京メトロ発足後は「東西線、千代田線、丸ノ内線、半蔵門線はお乗り換えです」と路線名を案内するようになった。各年度の1日平均乗降人員は下表のとおりである。各年度の乗車人員は下表のとおりである。駅周辺には大手銀行や商社・マスメディアなどの本部・本社およびその業界団体などが立地し、日本経済の中枢部である。神田橋(C1・C2出口付近)大手町(C8・C9出口付近)丸の内一丁目(B2出口付近)呉服橋(B6・B7出口付近)東京サンケイビル(A4出口付近)・経団連会館・JAビル(C2出口付近)・読売新聞(C3出口付近)パレスホテル※当駅に停車し、千代田線から小田急線へ直通する特急ロマンスカー「メトロはこね」「メトロさがみ」「メトロホームウェイ」の隣の停車駅は、各列車記事を参照のこと。なお、小田急線方面は乗車のみ、北千住行きは降車のみ取り扱う。
出典:wikipedia
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