『ALAN WAKE』(アランウェイク)は、Remedy Entertainmentが開発し、マイクロソフトから発売されたXbox 360専用アクションアドベンチャーゲームである。2012年2月17日にはSteamや、あるいはリテール版などの形でPC移植版が販売され、日本語版はイーフロンティアから発売された。PC移植版には、Remedy Entertainment に加えて Nordic games も携わっている。アメリカのベストセラー作家が、休養で訪れた田舎町で超自然の存在に翻弄され、姿を消した妻を取り戻すための探索に身を投じるアドベンチャーゲーム。ホラー・サスペンス要素を含み、銃器を用いた戦闘というアクション要素も含む。ストーリーや作品世界、ゲームシステムに共通して、「光と闇の戦い」というコンセプトが組み込まれている。ストーリーは主人公アランを取り込もうと狙う闇の力との対決の物語であり、舞台描写では日中の平和な田舎町と異様な気配に満ちた夜の森などが対照的に描かれる。また、常に闇の中で発生する戦闘では、銃器のほかに光を放つライト類が欠かせないシステムを採用している。プレイヤーは肩越しの視点から主人公を操作してゲームを進める。探索と戦闘はシームレスであるため、戦闘はサードパーソン・シューティングゲームの形態を取る(ただし敵は銃器を持たない)。舞台設定上、本格的な戦闘用の兵器は登場せず、使用できる武器は小口径のリボルバー、狩猟用のライフルやショットガン、あるいは信号用のフレアガンといったものに限られる。主人公も身体的には平凡な作家という設定であり、続けて攻撃を受けると簡単に倒され、逃走に有効なダッシュも短距離しか維持できない(その代わりに、タイミングよくボタンを押すことで敵の攻撃を寸前で回避するシステムが搭載されている)。戦闘での最大の特色は、登場する敵が銃器だけでは倒せないことが挙げられ、プレイヤーはフラッシュライトなどで光を浴びせて敵の纏う闇を取り除き、それから銃器で攻撃を加えるという手順を踏む必要がある。作品世界にはスティーブン・キングの著作の影響が大きく、展開などは酷似している部分も随所に見られる(ゲーム中でもその事を指摘するセリフが存在する)。また「見た目だけで判断できない人物」や「町全体を覆う得体の知れない『もの』」など、ステージの雰囲気はツイン・ピークスやLOSTなどの海外ドラマを参考にしたとRemedy Entertainmentの開発スタッフがコメントしている。また、本作のスピンオフ作品であるAlan Wake :American NightmareがXbox Live Arcade作品としてリリースされ、後日譚が描かれた。本作はアメリカ『TIME』誌で2010年ベスト・ゲームに選出。「メタ認知とヒッチコック的なサスペンスの融合はAlan Wakeのゲームプレイに非常にユニークで楽しい体験をもたらし、今年最も素晴らしいゲームを完成させた。今年(2010年)多くのゲームタイトルがMatureレーティング(17歳以上向け)を冠したが、ALAN WAKEほど成熟したゲームはなかった。」と評されている。「彼は何も知らなかったのだ」自分が書いた小説の登場人物に命を狙われるという悪夢の中で、眩い光と共に何者かがそう告げていた……。全米を代表するベストセラー作家アラン・ウェイクは深刻なスランプから脱出するため妻のアリスと共に住まいのニューヨークを離れ、大西洋沿岸部に位置する田舎町『ブライトフォールズ』を訪れた。広大な森林に囲まれ、穏やかな湖と灯台を擁する美しい景観はアランの苦悩を和らげるものであったがそれでも筆を進めるまでには至らず、宿泊先であるコールドロンレイク中央部のダイバー島に建てられたキャビンでタイプライターを持ってきたアリスと喧嘩してしまう。アランがたまらずにキャビンを出た直後、悲鳴と共にアリスが湖へと落ちていった。救助のためアランは湖へ飛び込み、直後に大破した車の中で目を覚ました。何が起こったのか理解できず、だがそれでも妻の安否を確かめようと夜に覆われた森の中をキャビン目指して走るアランは悪夢の中でも登場した『闇』を纏う多数の何者かに襲撃される。銃を撃ってもびくともしない敵に追い詰められたアランだったが、夢の中で聞いた声に従いライトの光を当てると闇が取り払われ、そこへ銃弾を打ち込むことでようやく敵を撃退する事に成功した。目的地へ向かう中、アランは散乱したコピー用紙を発見する。用紙にはどういうわけかアランが次作として構想していた作品のタイトルが書かれていた、その後も至る箇所で小説の一文が書かれたコピー用紙が発見され、アランはそれが自分の身に今起こっている出来事を正確に描写した文章である事に気が付いた───。※声は日本語吹き替え版下記2つのコンテンツがリリースされている。本編終了後のアランの行方を描く内容で、ストーリーは「シグナル」から「小説家」へと続く。
出典:wikipedia
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