中村 豊（なかむら ゆたか、1973年4月23日 - ）は、大阪府出身の元プロ野球選手（外野手）。愛称は「豊」。現在は阪神タイガース一軍守備走塁コーチ。「豊」という名前が福本豊と同じということがきっかけで野球を始める。堺市立深井中学校から上宮高校へ進学、甲子園にも出場した。上宮高で同級生であった薮田安彦は、当時中村宅に居候していた。明治大学では首位打者・本塁打王・打点王を各1回獲得。リーグ通算81試合に出場し327打数116安打、打率.355、13本塁打、63打点。ベストナインに5回選出された。　のドラフト1位で日本ハムファイターズに入団。１年目の3月31日のオリックスブルーウェーブ戦で初出場を果たした。プロ初本塁打は千葉ロッテマリーンズの仲田幸司から放った。同年はわずか28試合の出場ながら打率.298、3本塁打を記録した。からは15試合前後にしか出場できなかった。は控えでの出場が多かったものの103試合に出場し、打率.250の成績を残した。翌年は前年を上回る120試合に出場し、規定打席不足ではあるものの打率.268、3本塁打をマークした。また二塁打も13本記録するなど長打力も少しは見せたシーズンとなった。は81試合に出場し、二塁打を9本打ったものの打率1割台と確実性を大きく欠いたシーズンとなってしまった。オフに山田勝彦、伊達昌司との交換トレードで、下柳剛と共に阪神タイガースへ移籍した。移籍1年目のは主に守備固めとして数多く起用され、55試合に出場し、打撃面でも打率.250をマークした。この年はリーグ優勝に貢献した。しかし、翌にはわずか3試合の出場にとどまり、オフには二軍コーチ就任の打診を受けたが、これを断り現役続行を決断した。は優勝争いの真っ只中の9月7日の対中日戦（ナゴヤドーム）で終盤に代走で出場し本塁に生還したと思われたが球審の橘高淳はアウトを宣告。中村と当時の監督の岡田彰布は猛抗議し、一時は選手全員がベンチに引き揚げたが判定は覆らず試合は延長戦に突入した。中村はそのまま右翼の守備に就き、11回表に平井正史から3年ぶりとなる決勝本塁打を放った。この本塁打が阪神での唯一の本塁打である。同年も守備固めでの出場が多かったものの30打数13安打で打率.433と打撃でも貢献し、2年ぶりのリーグ優勝に貢献した。も引き続き守備固めとして50試合に出場した。は開幕1軍スタートだったが、赤松真人の台頭や投手陣の関係で程なく抹消。6月に右肘の手術を行なったこともあり、シーズンの大半を二軍で過ごした。結果的に3試合の出場に終わり、打席に立つことはなかった。シーズン終了後に球団から再び二軍コーチへの就任を打診され、現役続行へのこだわりもあったが最終的にはこれを受諾。10月24日付で任意引退が公示された。から二軍守備走塁コーチに就任した。は、一軍打撃コーチに移動し、からは再び二軍守備走塁コーチとなった。2016年シーズンから一軍外野守備走塁コーチを務める。中村　　豊｜2016年｜監督・コーチプロフィール｜チーム情報｜阪神タイガース公式サイト

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